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2006/9/27

『純情きらり』最終週「いのち、輝いて」(153)  『純情きらり』道

脚本:浅野妙子   原案:津島佑子「火の山─山猿記」
音楽:大島ミチル  テーマ曲チェロ演奏:長谷川陽子
語り:竹下景子
タイトル映像:伊藤有壱  
劇中作画:松田一聡   ピアノ指導:湯川珠美
撮影協力:栃木県フィルムコミッション
医事指導:中村毅志夫  看護指導:佐藤エキ子


出演:宮崎あおい(有森桜子)、寺島しのぶ(杉笛子)、西島秀俊(杉冬吾)、井川遥(鈴村杏子)、福士誠治(松井達彦)、高橋和也(鈴村浩樹)、松澤傑(有森勇太郎)、相島一之(花岡八州治)、原千晶(野上八重)、荒川優(鮎川和之)、俵木藤太(医師)、相場貴晴(記者)、エンゼルプロ、劇団ひまわり、平田満(小林医師)、室井滋(鮎川磯)

子供たちの歌と演奏を聴いた桜子は、笛子たちに「お願いがあるだけど」と言う。
書斎のピアノの周りにみんなを集め、「埴生の宿」を演奏する桜子。
桜子のピアノは、桜子の人生に寄り添い、喜びと悲しみ、別れと出会い、そして再会を見守り続けてきたピアノだった。
演奏を終えた桜子はピアノのふたを閉め、「ありがとう」とつぶやく。

ピアノを弾くシーンもこれが最後なんでしょうかねぇ。
今回は「ピアノ指導」となっていましたから、弾いていたのは本人でしょうか。



その年の暮れ、東京で大成功を収めた冬吾たちの展覧会が岡崎にやってくる。
記者たちに追いかけられる冬吾。「喋ることはねえ。いい加減にしてけれ!」と一喝するが、記者たちはなおもしつこく冬吾の後を追う。

おっともはや12月ですか。
どんどん進みますねぇ。



桜子は検査の結果がよければ展覧会に行ってもいいという言葉を医師からもらい、期待に胸をふくらませていたが、診察を終えた小林医師は「まぁまぁ、そんな焦らんで」と言い、病室を出て行く。
診察室で小林医師がカルテを書いていると、ノックがして竜彦が入ってくる。
小林医師は冬吾を座らせ、桜子の病状があまりよくないと言い、「今回は外出を許せても、この先病院を出られんくなるちゅうことも考えといてもらいたいんだ」と告げる。
「そんなに急に悪くなっとるんですか」と尋ねる達彦に「病気が良くなるか悪くなるかなんて誰にも分からんのですよ」と言う小林医師は、桜子の場合はこの先、悪くなる可能性が高く、その覚悟をしておいて欲しいと言う。

小林医師って結構冷たいですよね(笑)。


達彦が診察室から病室に戻ってくると、桜子がベッドに座って楽譜を書いている。
ベッドの横の椅子に腰かけ、「また新しい曲か?」と尋ねる達彦に、「うん。赤ちゃんのための曲。ピアノはなくてもメロディーは浮かんでくるもんね」と答える桜子。
達彦は傍らに置いてある楽譜を手に取り、随分書きためたなぁと感心する。
「今はこんなことぐらいしか、私、赤ちゃんのためにしてやれることがないで」という桜子に、「早く体治して家に帰ろう。ほいで一緒にピアノ弾こう」と励ます達彦。
桜子はいつもと様子の違う達彦に「何かあるなら言って。私の体のこと?」と尋ねるが、達彦は「そんなんじゃない。ただ随分頑張ったなと思ってな」と取り繕う。

うーん、それにしても桜子は病人に見えませんね(笑)。
少しぐらい咳き込むとか熱を出すとかそういうシーンを入れればいいのに。



展覧会会場。乾杯する八州治たち。
「大した熱気だった。みんな芸術に飢えていたんですね」と興奮気味に話す和之に、「いいもの描きゃ認められるってことよ」と八州治。八重も絵描きにとってはいい時代が来たと言い、これからは描いて描いて描きまくると宣言する。
八州治は一人離れて絵を見ていた冬吾のところへ行き、酒を注ぐ。
八州治は海外渡航が自由になったらパリに行こうと思っていると言う。「10年後見てろ。お前より有名になってやるからな」と言う八州治に「いいな、おめは。逃げるとごがあって」とつぶやく冬吾。
冬吾は酒を飲み、「猫じゃ猫じゃ」を歌いだす。手拍子をする一同。
橋の上を鼻歌を歌いながら歩く冬吾。
立ち止まって満月を見上げた冬吾は「まんどろだな」と言い、裸足になって欄干に上る。
満月に向かい、手を伸ばす冬吾。背伸びして目を閉じると、足を滑らせて川に落ちる。

表面的には事故ですけど、目を閉じてましたし、自殺のようなものですね。
八州治には逃げるとこがあっていいなと言ってたくせにねぇ。
それにしても笛子はどこへ行ったんだ、笛子は。普通、一緒に帰るでしょうに。



病室で目を覚まし、布団で眠る達彦を見る桜子。
窓から満月を見上げる。
別の病院。
ストレッチャーで運び込まれる冬吾。笛子が冬吾の名前を呼び続けながらついていく。
杏子が来て、椅子に座って待つ笛子に冬吾の容体を尋ねる。
「最悪の場合も考えてくれって」と言う笛子に言葉をなくす杏子。
手当てを終えた冬吾が運ばれてくる。
笛子は医師に「この人、助かるんですか」と尋ねるが、医師は「最善は尽くします」とだけ言って立ち去る。
再び冬吾の名前を呼び続ける笛子。

医師役の俳優さん、クレジットでは俵木藤太になってますが、藤汰ですね。
って誰も気にしてないよ、そんなとこ(笑)。



病室で眠っている桜子。窓から風が吹いてくる。
桜子が目を覚ますと冬吾が立っている。
桜子に背を向け出て行く冬吾。
冬吾に続いて廊下に出た桜子は冬吾を呼び止め、「また逃げるの?」と尋ねる。
「駄目だよ、逃げちゃ。そうやってすぐ楽になろうとするんだから、冬吾さんは。冬吾さんはここにおって。…冬吾さんがおらんくなったらお姉ちゃんは寂しがって死んじゃうよ」と言う桜子を見つめ、姿を消す冬吾。
ベッドで眠っている冬吾に付き添う笛子と杏子。
目を開ける冬吾にしがみつく笛子。
冬吾は真っ暗な川を泳いで渡っていたら、目の前に笛子と亨と加寿子の顔が浮かんできたという夢を見たと話す。
泣きながら冬吾の手を握りしめる笛子。

ありゃ。結局死なないんでしょうか、冬吾は。
しかも桜子に会っていたのに笛子たちの夢を見ていたとはこれいかに。
ところで桜子の病室の窓がいつも開けっ放しなのはなぜなんでしょう。



ベッドで目を覚ます桜子。
桜子がベッドの下の達彦を見下ろして微笑んでいると、寝返りを打った達彦が目を覚まし、体を起こす。
「どした。眠れんのか」と聞く達彦に、首を振って「何でもない」と答える桜子。
桜子は「命ってどこから来ると思う?」と達彦に尋ねる。「私はね、空から来るような気がしてならんの」と天井を見ながら言う桜子を見ながら微笑む達彦。

まぁ命うんぬん言っているのに、冬吾をあっけなく殺すわけにもいきませんわなぁ。
元々「火の山」では桜子の出産の直後に冬吾の事件が起きるんですが。



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2006/10/6  0:51

投稿者:法水

keishi mamaさん、ありがとうございます。
なるほど、そういう治療法なんですね。実は私にも結核で入院した友人がいたんですが、その時は窓は閉めてあったような気がします。今は窓を開けていなくても換気できるからその必要がないんでしょうかね。

2006/10/6  0:05

投稿者:keishi mama

見事に窓が開けっ放しでしたね。山口百恵さんの映画「風立ちぬ」の中で結核の治療法で新鮮な空気を吸わなくてはならないので一年中窓を開け放っておく、という描写がありました。時代として同じ頃なので同じ理由で開け放ってたんじゃないでしょうか。

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