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2006/9/26

『純情きらり』最終週「いのち、輝いて」(152)  『純情きらり』道

脚本:浅野妙子   原案:津島佑子「火の山─山猿記」
音楽:大島ミチル  テーマ曲チェロ演奏:長谷川陽子
語り:竹下景子
タイトル映像:伊藤有壱  ハーモニカ指導:池田輝樹

出演:宮崎あおい(有森桜子)、寺島しのぶ(杉笛子)、西島秀俊(杉冬吾)、井川遥(鈴村杏子)、福士誠治(松井達彦)、高橋和也(鈴村浩樹)、松澤傑(有森勇太郎)、徳井優(野木山与一)、藻田るりこ(おふみ)、福田らん(お清)、佐藤祐一(平助)、澁谷武尊(杉亨)、佐々木麻緒(杉加寿子)、新井優歌(鈴村幸)、エンゼルプロ、宝映テレビプロダクション、平田満(小林医師)、塩見三省(浦辺仙吉)、室井滋(鮎川磯)

桜子がぼんやり横たわっていると、達彦がやってくる。
傍らに置かれた食事にはまったく手がつけられていない。
野木山がやってきて、桜子に来客だと告げる。
磯が、笛子、杏子とやってくる。
磯は桜子の体をさすりながら、涙ながらに話しかける。
笛子は「ほいでも自分のためだもんね。赤ちゃんを無理して産んで今よりもっと病気が重くなったら大変だわ。あんたはまだ若いんだ。まだこれっきりじゃあないからね」と励ます。
桜子も「自分の体のためだもんね。…仕方ないよね」と自らに言い聞かせるように言う。

磯おばさん、結婚して鮎川磯になってますね。
なんか『サザエさん』の登場人物みたいな名前(笑)。



居間で達彦と向かい合う笛子たち。
笛子は達彦の判断が正しいと思うと言うが、杏子は今日の桜子を見ていたら、子供を諦めたらそれを後悔して自分を責めて、病気が余計重くならないか心配だと口にする。
磯は「子供が出来たらどうしても産みたいって思うのが女だもんねぇ」と言い、自分が和之を産んだときも周りから反対されたが、産んでよかった、この子のためなら今すぐにでも死ねると思ったと話す。
磯は達彦に「理屈じゃないの。女って生き物は子供を産んで嬉しいんだわ。それが好きな人の子供だったら尚更だわね」と語りかける。

まぁこの辺の心理は永遠に分からないところではありますが、「好きな人の子供だったら尚更」っておかしくないですか? それだと嫌いな人の子供でも嬉しいということでしょうか(例えばレイプされて妊娠したとしても?)。
うーん、謎です。



天井を見上げて寝ている桜子。
達彦が部屋に入り、布団の横に座る。
達彦は桜子に「どうしても子供が産みたいか」と尋ねる。
桜子は「産んでもいいの?」と聞くと、目に涙を貯めながら体を起こし、「達彦さんがいいち言うなら私は産みたい」と言う。
「達彦さんと私のこの命を守りたいって気持がどうしても捨てきれんの」という桜子に、明日、先生と話し合おうと提案する達彦。
微笑みながら頷き、「ありがとう達彦さん」と涙を流す桜子。

産みたいかと聞かれれば産みたいと答えますわなぁ。
そりゃ子供の命も大切ですけどねぇ…。



診察室。小林医師は向かい合って座っている桜子に、体力の消耗を伴う妊娠や出産は結核の病状を悪くする危険があるから、あまり勧められないと改めて説明する。
桜子は「一つお伺いしてもいいですか」と言い、「私は治るんですか」と聞く。
子供を諦めたら治るか治らないかはどっちとも言えないという小林医師に、「だったら私は、子供を産みたいです」と言う桜子。
小林医師は死ぬ覚悟でかと桜子に尋ねるが、桜子は「いえ。私は死にません。私、どんなことをしても子供のために生きたいと思います」と答える。
とにかく頑張るという桜子に、小林医師はうーんと唸りながら頭をかく。
桜子は達彦に、昨日達彦が先生ともう一度話し合おうと言ってくれたとき、目の前がパーっと明るくなって元気になったんだよと話し、お腹の赤ちゃんが私を元気にしてくれていると言う。微笑んで頷く達彦。
小林医師も決めるのは本人と旦那さんだと言い、産む気ならちゃんと病院に入院して経過を見守らないとと助言する。
桜子は「入院します。赤ちゃんのためなら」と言う。

まぁ確かにこの先治らないんだとしたら、子孫を残しておきたいと思うのは当然かもしれませんね。
このまま赤ん坊を諦めるよりは精神的にはいいような気もします。



達彦は仙吉と野木山を呼び、桜子が入院することになったと告げる。
達彦も付き添うことにしたため、無事子供が生まれるまでは迷惑をかけるかもしれないと言いかけると、仙吉が「ほんなことは構わんです。女将さんの体のことを第一に考えておくれん」と言う。
二人に礼を言い、頭を下げる達彦。
朝、店の表。桜子と達彦を見送る仙吉たち。
桜子は頭を下げ、病院に向かう。

しかしこうして見ると宮崎あおいさんも着物が似合うようになってきましたね。
今更小松ナナの格好をする必要はありません!(笑)



夜、病室に布団を運んでくる達彦。
気が咎めるという桜子に、達彦は「いいんだよ。俺がお前の側におりたいんだから」とベッドと並べて布団を敷く。
桜子は受験のために2人で東京に出て行った最初の晩、同じ部屋に泊まったことを思い出して笑う。部屋の真ん中を風呂敷で仕切ったことなどを懐かしく思い出す二人。
深夜。布団で眠る達彦の寝顔をベッドの上から見つめる桜子。
それから桜子は目に見えて活力を取り戻す。

これまた懐かしエピソードですね。最終回が近づいているという感じがします。


そして10月。
安定期を迎えた桜子は、有森家への一時帰宅を認められる。
玄関で出迎える一同。
笛子の漬物を食べ、やっぱりおいしいねと桜子。
「ほんとに姉ちゃん、元気そうだな。病人には見えんよ」と言う勇太郎に、お腹が大きくなってくると「負けやへん」という気持になるんだと言う桜子。
「元気過ぎて困るくらいです」と顔をしかめる達彦に笑う一同。
桜子は杏子にお腹に触って欲しいと頼む。「杏姉ちゃんに触ってもらったら元気な赤ちゃんが生まれてくるような気がするで」と言われた杏子は、桜子の隣に行き、お腹をさすりながら赤ん坊に向かって話しかける。笛子と磯も話しかける。
廊下に加寿子たちがやってくるが、浩樹に「こっちに来ちゃダメだぞ」と言われ、階段に引き返す。
桜子は「ごめんね。お姉ちゃんの側には寄らんでね。病気が移るかも知れんから」と子供たちに呼びかけ、「病気が治ったら一緒に遊ばまいね」と約束する。
笛子は2階にいるように言い聞かせたが、桜子の声を聞いたらやっぱり気になるんだねと言う。
「ごめんね。気ぃ遣わせて。私、ほんとは病院で寝とった方がみんなに迷惑かからんね」という桜子に、笛子は「何言っとる。みんなあんたに会うの楽しみにしとったんだよ」といい、磯や杏子も同意する。
笑顔を見せる桜子。

子供たちだけじゃなくて、大人も感染しそうなんですが…。
同じ皿から料理を取っているわけですから、絶対に菌をもらってますよ(笑)。



庭にしゃがみこみ、地面に落ちた葉っぱを拾って見つめる冬吾。
桜子が来て縁側に腰を下ろし、展覧会の話をする。
冬吾は戦争中、必死に絵に向かい合ってた時の方が今よりいい絵が描けていたような気がすると言い、近頃は人に言われるまんま描いて描きまくって絞って水の出なくなった雑巾になった気分だとこぼす。
桜子は「弱気にならんで、冬吾さん。冬吾さんは大丈夫だよ。冬吾さんは大きな海みたいな人だもん。待っとればまた潮が満ちるみたいに何かが溢れてきて描きたくなるよ」と励ます。
その時、2階から亨のハーモニカに合わせて加寿子と幸が「故郷」を歌う声が聞こえてくる。
庭に出て2階を見上げる桜子。
達彦、笛子、杏子、磯たちも縁側や廊下に出てきて2階を見上げる。

最後のショットはなかなか絵になってましたね。
やはりいいですね、田中健二さん。
しかし冬吾も自分のことばかり考えてないで少しは桜子に気を遣ったらどうなんだ(笑)。



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