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2012/9/26

『莫逆家族 バクギャクファミーリア』  映画道

『莫逆家族 バクギャクファミーリア』

2012年日本映画 120分
監督:熊切和嘉
脚本:宇治田隆史  原作:田中宏
撮影:近藤龍人  美術:安宅紀史  編集:堀善介
音楽:遠藤浩二  主題歌:10-FEET「コハクノソラ」
出演:徳井義実[チュートリアル](火野鉄)、林遣都(火野周平)、阿部サダヲ(横田あつし)、玉山鉄二(川崎浩介)、倍賞美津子(ドンばー)、村上淳(五十嵐けん)、中村達也(元総長・渡辺満)、新井浩文(五十嵐の親友・緒方透)、北村一輝(第19代目総長・夏目裕二)、大森南朋(刑事・前田梅)、井浦新(鉄の父・火野鉄新)、小林正寛(鉄の仲間・後藤邦男)、野中隆光(同・甲斐一郎)、伊藤明賢(同・姫岡純)、勝矢(同・土門大作)、石田法嗣(満の息子れん)、山下リオ(あつしの娘・横田真琴)、ちすん(鉄の妻・火野キリ)、河井青葉(あつしの妻・横田ナオミ)、大悟[千鳥](満の弟・渡辺武)、渡辺真起子(浩介の母)、中村昌也


   


火野鉄は、かつて17歳で関東一の暴走族『神叉』のトップに立ったが、今は現場作業員としての仕事に明け暮れる鬱屈した日々を送っている。昔の威光は見る影もなく、反抗期の息子・周平からも完全にナメられている。そんなある日、当時の仲間・横田あつしの娘で、周平の恋人でもある真琴が不良たちによって暴行される。家族同然に接していた仲間を突然襲った悲劇の落とし前をつけるために、『神叉』のメンバーが数年ぶりに終結する。抑圧だらけの理不尽な社会で、パッとしないその後の人生を過ごしている仲間たちと、鉄は久しぶりに熱い想いを交わす。その心の中には、何かがくすぶり始めていた。さらに、仲間の川崎浩介が何者かの襲撃を受ける。家族の絆が踏みにじられたことに、鉄は思い悩む。そんなある日、暴行事件の背後に『神叉』時代の遺恨を引きずっている五十嵐の存在を知った鉄は、長年封印してきた荒ぶる魂と暴力への衝動を解き放ち、気づいた時にはもう二度と後戻りできない地点へと突き進んでいた……。【「キネマ旬報映画データベース」より】

田中宏さんの同名コミックを実写映画化。

「莫逆」というのは『荘子』から来ている言葉で、「非常に親しい間柄」のこと。「ばくぎゃく」というのは慣用読みで、本来は「ばくげき」。
てなことはさておき、やはりこの手の作品は苦手。
まず、あつしの娘・真琴が不良たちに襲われて大怪我を負った際(さすがにこの時点で山下リオさんとは気づかなかった)、あつしは加害者が未成年だから法律で護られているというようなことを言うのだが、一体どの口が言うのか。散々、自分が若い頃に他人に迷惑をかけておきながら、いざ自分の娘が襲われたら納得がいかないとは身勝手もいいところ。
初っ端から登場人物たちに1ミリも共感できないのだから、面白くなりようもない。大体、ガキの頃から若気の至りで済むけど(済まないこともあるけど)、30歳越えてから殴り合いとかしてたらバカでしょ(笑)。役者もおっさんばかりなのに、回想シーンを長々とやる必要があったんだろうか。明らかに無理がありすぎ…。
今、「30歳越えて」と書いたが、実は暴走族の時代が昭和61年(1986年)だったから、てっきり登場人物たちは40歳を越えているのかと思って、尚更いい年して…という思いが強かった。最後に警察が鉄の行方を追っているというニュースが流れた際、鉄が34歳だと知ってびっくり(笑)。年齢からすると「現在」は2003年ということか。

とまぁ散々に書いてはいるけれど、筋や登場人物に問題はあっても、スタッフワークや役者に関しては文句なし。熊切監督は前作『海炭市叙景』でもそうだったけど、町全体の空気感を出すのがうまい。映像も綺麗で、アクションシーンも絵になる。
役者陣も阿部サダヲさんや村上淳さんといったあたりはさすがの一言。
ちすんさんも少ない出番ながら、存在感のある演技。


★1/2

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