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2012/2/26

『座頭市あばれ凧』  映画道

『座頭市あばれ凧』

1964年日本映画 82分
監督:池広一夫
企画:久保寺生郎  原作:子母沢寛  脚本:犬塚稔、浅井昭三郎
撮影:竹村康和  録音:大角正夫  照明:加藤博也
美術:西岡善信  音楽:池野成
編集:谷口孝司  装置:木村重雄  擬斗:宮内昌平
音響効果:倉嶋暢  助監督:宮嶋八蔵  製作主任:小沢宏
現像:東洋現像所
出演:勝新太郎(座頭市)、久保菜穂子(お国)、渚まゆみ(妹お志津)、五味竜太郎(浪人芝山天玄)、香川良介(津向の文吉)、遠藤辰雄[現・遠藤太津朗](竹屋の安五郎)、杉田康(竹屋の代貸松次)、中村豊[現・猿若清三郎](津向乾分目吉)、左卜全(花火師久兵衛)、水原浩一(片瀬の代貸紋十)、江田嶋隆(文吉息子清六)、南條新太郎(文吉乾分仙三)、三角八郎(川越人足権平)、舟木洋一(津向乾分辰平)、毛利郁子(安五郎妹お仙)、近江輝子(下働きの女お峰)、浜田雄史(竹屋の乾分竹松)、玉置一恵(浪人添田源造)、越川一(竹屋の乾分平太)、藤川準(川越人足一)、沖時男(竹屋の乾分一)、春日清(宿場の道場主)、小林加奈枝(老婆)、千石泰三(津向の乾分勘吉)、福井隆次(川越人足二)、三浦志郎、愛原光一(竹屋の乾分二)、竹谷俊彦(片瀬の乾分)、薮内武司(浪人一)、森宏之(川越人足三)、三木正八郎(浪人二)、松田剛武(浪人三)


   


甲州の宿場外れで功名心に燃えた旅のやくざ清六から、鉄砲で射たれた座頭市は、彼を救い治療費までおいて行った名も知らぬ恩人を追って鰍沢(かじかざわ)へと旅発った。鰍沢は富士川を挟んで、津向(つむぎ)の文吉と竹屋の安五郎が対立していた。文吉は、今年も河原で花火をあげて近在の人々を喜ばせようと、江戸の花火師久兵衛を招き、姉娘お国を迎えにやったのだが、市を救ったのはこのお国であった。鰍沢についてこれを知った市は、お国に厚く礼を言い、自分はしがない按摩として文吉の家に厄介になった。吃安(どもやす)と仇名さる安五郎は、妹お仙が代官の妾、という立場を利用して、文吉の縄張りを狙い、ことある毎に文吉に因縁をつけていた。だが、柔和な文吉は取り合わず、血気にはやる乾分をなだめていた。そんなところに清六が文吉の家に帰って来た。清六は文吉の息子で、親姉妹にさんざんの迷惑をかけて出奔していたのだった、清六は市をみてびっくりした。彼は渡世人の中で名高い座頭市を討って、男をあげようとしたのだ。だが、盲目の市は清六と会っても己を射った人間だとは、知る由もなかった。この清六が、吃安の罠にかかって捕えられた。縄張りをよこすか、清六の命かというかけあいに、市は吃安宅に乗り込み、無事清六を救出した。吃安は、風のごとく清六を擢っていった按摩が、兇状持で有名な座頭市と知って、代官所に座頭市召捕りの願いを出した。それを知った文吉は、市の身辺を慮って、事情を明かさず早立ちさせた。邪魔者の市が去ったとみるや、吃安一家は、用心棒の天玄を先頭に、文吉宅に殴り込みをかけた。不意討ちをうけた清六、文吉は手もなく倒された。だが、戦勝に酔う吃安宅に疾風のごとく現われたのは、怒りに身をふるわせた座頭市の姿であった。【「キネマ旬報映画データベース」より】

座頭市シリーズ第7作。

前作に続いて池広一夫監督の手腕が光る。
冒頭はとある宿屋の相部屋で、市の周りを飛ぶ蝿の視点からのカメラワーク。
市が盲ということもあり、光と陰はこのシリーズにおいても重要なモチーフの一つであるわけだが、吃安宅の見張りを斬るシーンでは、市の姿は見せず、最後に影だけを壁に映し出して市の気魄を表す。
「暗くなりゃこっちのもんだ。みんな盲にしてやるぞ」という台詞も凄い。
また、吃安を追い詰めるシーンでは、火のついた蝋燭を刀の乗せ、より一層光と陰が強調される。その後の建物と建物の間で乾分たちを斬るシーンは上空から映し、音と屋根に反射される光で花火が打ち上がっていることを示すあたりも職人技。

本作が2度目のシリーズ出演となる遠藤辰雄さんのいかにもな悪役顔。
その妹・お仙に扮した毛利郁子さんも2度目の出演だが、改めて調べてみたところ、この人、数年後に愛人を刺殺しているのね…。現役の女優が殺人事件を起こしたのは史上初めてのことだったとか。それ以降もあったっけ?

ところでタイトルの「あばれ凧」って内容と何も関係ないような…。

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