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2012/1/31

『ミラノ、愛に生きる』  映画道

『ミラノ、愛に生きる』
io Sono l'Amore

2009年イタリア映画 120分
原案・脚本・監督・製作:ルカ・グァダニーノ
製作:ティルダ・スウィントン、アレッサンドロ・ウサイ他
脚本:バルバラ・アルベルティ、イヴァン・コトロネオ
脚本・編集:ワルテル・ファサーノ
撮影:ヨリック・ル・ソー  音楽:ジョン・アダムズ
美術:フランチェスカ・ディ・モットラ
衣裳:アントネッラ・カンナロッツィ
出演:ティルダ・スウィントン(エンマ・レッキ)、フラヴィオ・パレンティ(長男エドアルド・レッキ・Jr)、エドアルド・ガブリエリーニ(アントニオ・ビスカーリャ)、アルバ・ロルヴァケル(長女エリザベッタ・レッキ)、ピッポ・デルボーノ(父タンクレディ・レッキ)、ディアーヌ・フレリ(エドの恋人エヴァ・ウゴリーニ)、マリア・パイアート(使用人イダ・ロセッリ)、マリサ・ベレンソン(アレグラ(ローリ)・レッキ)、ガブリエーレ・フェルゼッティ(エドアルド・レッキ・シニア)、ワリス・アルワリア(取引相手シャイ・クベルキアン)、マッティア・ザッカロ(次男ジャンルカ・レッキ)、マルティナ・コデカサ(ベッタの恋人デルフィナ)


  


繊維業で成功を収めたレッキ一族の後継者タンクレディと結婚したロシア人のエンマは、イタリアで裕福な一族の妻、3人の子どもの母親として何不自由ない生活を送っていた。家長エドアルド・シニアの誕生パーティの日。彼女は、“エド”と呼ばれる息子エドアルド・ジュニアの友人でシェフのアントニオと出会う。しばらくして、エドのフィアンセ、エヴァの誕生日パーティでエンマはアントニオと再会、胸のざわめきを覚える。夏になって、ニースで行われる娘エリザベッタの展覧会に向かったエンマはサンレモに立ち寄るが、そこで偶然アントニオと再会。エドとサンレモにリストランテを開く計画を立てていたアントニオは、予定地へとエンマを案内する。山荘に降り注ぐ太陽と周辺の美しい自然の中で、自分の中の“何か”が目覚めていくのを感じるエンマ。そして2人は情熱的なキスを交わす。やがてエドアルド・シニアが亡くなると、タンクレディはイギリス企業への会社の売却を計画。これに反対のエドだったが、売却先とのビジネスディナーの料理をアントニオに依頼し、エンマとメニューの相談をしてほしいと告げる。サンレモで再会すると、激情に身を任せて身体を重ねるアントニオとエンマ。ロンドンで行われた会社売却の会議から傷心のまま帰国したエドは、アントニオの山荘でブロンドの髪を発見。その瞬間、母エンマと友人アントニオに対する疑惑が芽生える。イギリス企業を招待したディナーの日。気がかりをぬぐいきれず、母の様子を見ていたエドは、やがて母と友人の裏切りを確信し、ディナーの席上を飛び出してしまう。後を追いかけたエンマと庭で言い争ううち、悲劇が訪れる……。【「キネマ旬報映画データベース」より】

オスカー女優ティルダ・スウィントンさんが製作も兼ねたイタリア映画。

2作続けてインディペンデント映画を観た後ということもあってか、その完成度の差は歴然。まぁ比べるまでもないことだけど。
演出面においてはオーソドックスで、オープニングとエンディングのクレジットの出し方や最後に「FINE」と出るあたりも数十年前の作品の趣。他にもアントニオの料理を食べるエンマだけに照明を当てたりするのも今では滅多にお目にかかれない演出だし、最後の音楽での盛り上げようもちょっとうるさいぐらい。

そんな手堅い演出の下で、よき妻よき母であった女性が息子の友人に惹かれていってしまう過程を描き出している。
元々エンマはロシア人として生まれ、結婚を機にイタリア人になろうとした女性で、長男エドとはロシア語で会話をしている(そんな女性を英国人のティルダ・スウィントンさんが演じているのも面白い)。
エドが母親と友人の関係に気づいてディナーの席を抜け出し、追いかけてきた母親と話をするうちにプールで事故死を遂げてしまう。普通ならここで後ろめたさを感じてしまうものだが、エンマは愛を貫き通す。
エドがいなくなったことにより、まるで彼女の中にあった古い自分が消え去ってしまったかのよう。娘ベッタが同性愛者であることを告白したのも彼女を変えるきっかけの一つとなったのかも知れない。


★★1/2

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