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2012/1/31

『天使突抜六丁目』  映画道

『天使突抜六丁目』

2010年日本映画 96分
脚本・監督・編集:山田雅史
脚本:宮本武史
撮影:笠真吾  美術:西村立志  編集・助監督:松野泉
音楽:渡邊崇  助監督:舟木健児
出演:真鍋拓(五十嵐昇)、瀬戸夏実(みゆき)、柄本明(杉本)、服部竜三郎(佐々木)、麿赤兒(借金取り・赤鬼)、若松武史(大堀)、蘭妖子(茂子)、栗塚旭(磯尻刑事部長)、長江英和(借金取り・青鬼)、桂雀々(湯本)、横山あきお(細原)、デカルコ・マリィ(清水刑事)


    


勤めていた工場の突然の倒産により、債務回収者のヤクザに追われることとなってしまった平凡な青年、昇は、無我夢中で山の中を逃げ回り、見知らぬ街 “天使突抜六丁目” へと辿り着き、力尽きた。昇が目覚めると、そこは幼なじみの佐々木の不動産事務所だった。久しぶりの再会を懐かしむ佐々木の厚意で、古びたアパートに住むこととなった。昇はこのアパートで人目を忍ぶ生活を送っているみゆきと出会う。みゆきは自分の背中に小さな瘤があることを昇に告げ、それがやがて羽根となって、この街から飛び立つのだと語る。昇は、みゆきの奔放で謎めいた魅力に惹きつけられてゆく。過去から逃れ、どこか奇妙な空気に包まれた “天使突抜六丁目” で生きるため、警備員のアルバイトを始めた昇。そこには化石に異常な執着をみせる中年男性、杉本がいた。杉本は昇を自身の化石コレクション部屋へと招待する。そこで昇の目に止まったのは、ただの丸い石にみえる “ノジュール” だった。その中には、外からは見えないが、天使の羽根が入っているのだ、と杉本は顔を上気させながら昇に語った。街の端々に見え隠れする不条理な人々や出来事、街の秘密を探りだそうとやっきになる佐々木、不可思議な断面をつなぎあわせてゆくようなみゆきとのささやかな交流、ただその場に存在するだけで成立する「警備員」という仕事の虚しさを感じながらも、昇はこの街での生活に平穏な日々を築き上げようとしていた。まるで “天使突抜六丁目” という渦の中に取り込まれてゆくような、べったりとした違和感を常に感じながら――。そんなある日、昇は突発的に、みゆきが謎の老人・細原に襲われている姿を目にする。みゆきと老人の間に昇が介入したことから、事態は大きく動き出し、昇はこの街からみゆきとともに逃れようと決意する。【「CINEMA TOPICS ONLINE」より】

『堀川中立売』に続く“京都連続”シリーズ第2弾。

うーん、インディペンデント映画なんだから、もっとこう突き抜けて欲しいよなぁ。もっと裏切って欲しい。いい意味で。
天使突抜というのは京都市に実在する地名(実際にあるのは四丁目まで)なのだが、だから天使の羽というのはあまりにも芸がなさすぎる。
その一方で、借金取りに追われた昇がたどり着いたのが、天使突抜六丁目ということが描写されていない。まさか映し出される地図だけで説明した気でいるわけじゃないだろうな。過剰な説明は必要ないが、ポイントだけはきちんと押さえて欲しい。

役者陣ではヒロイン・瀬戸夏実さんの存在感がなさすぎる。もう顔も思い出せない(笑)。栗塚旭さんの姿を拝見できたのは何よりだけど、もっと暴れて欲しかった。


★1/2

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