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2011/9/30

『英国式庭園殺人事件』  映画道

『英国式庭園殺人事件』
The Draughtsman's Contact

1982年イギリス映画 103分
脚本・監督:ピーター・グリーナウェイ
製作:デイヴィッド・ペイン
撮影:カーティス・クラーク  編集:ジョン・ウィルソン
美術:ボブ・リングウッド  衣裳:スー・ブレイン
音楽:マイケル・ナイマン
出演:アントニー・ヒギンズ(ネヴィル)、ジャネット・スーズマン(ヴァージニア・ハーバート)、アン・ルイーズ・ランバート(サラ・タルマン)、ヒュー・フレイザー(ルイ・タルマン)、ニール・カニンガム(トマス・ノイズ)、デイヴ・ヒル(ハーバート氏)、デイヴィッド・ガント(シーモア氏)、デイヴィッド・マイアー(双子のプーランク)、トニー・マイアー(同)、ニコラス・エイマー(パークス氏)、スーザン・クラウリー(ピアポイント夫人)、リンダ・マーシャル[リンダ・ラ・プランテ](クレマン夫人)、マイケル・フィースト(彫像)、アラステア・カミングズ(フィリップ)、スティーヴ・ウベルズ(ファン・ホイテン氏)、ベン・カービー(ハーバート氏の甥アウグスタス)、シルヴィア・ロッター(子守)、ケイト・ドハティ(女中)、ジョス・バックリー(庭師ポリンジャー氏)、マイク・カーター(クラーク氏)、ヴィヴィアン・チャンドラー(洗濯婦)、ジェフリー・ラーダー(ハモンド氏)、ハリー・ヴァン・エンゲル(召使)、ジョージ・ミラー(同)


   


名誉革命後の1694年、画家のネヴィルは英国南部の郷紳(ジェントリー)、ハーバート家に招かれる。主人のハーバート氏は不在で、代わりに出迎えた夫人のヴァージニアとネヴィルは、夫が戻るまでに屋敷の絵を12枚完成させること、報酬は一枚8ポンドに寝食の保証、そして夫人はネヴィルの快楽の要求に応じる、という内容の契約を結ぶ。翌日からネヴィルの仕事は始まったが、彼はそのうち屋敷内の微妙な人間関係に気づく。ハーバート氏の娘サラ、その夫タルマン、そして公証人ノイズ氏。彼らは誰もが胸に一物秘めているかのようだった。そして2日目から不思議な出来事が起こり始める。ネヴィルの描こうとする構図の中に、ハーバート氏のシャツやマント、裂かれた上着などその身に何かが起こったことを暗示するようなものを何者かが紛れ込ますようになったのだ。構わず描き続けるネヴィルにサラは母は単純な女ではないと謎をかけた上で、自分も母と同じような密通の契約を結ぶ。ついに12枚の絵が完成した時、ハーバート氏の死体が発見された。未だに事情の解らないネヴィルは謎の晴れないまま次の仕事先に赴くが、後に残された絵をめぐって誰もが自分に嫌疑のかかることを恐れ、結局ノイズ氏が絵にはサラの不義の証拠が隠されているといってタルマン氏に高く売りつけ、その金でハーバート氏の記念碑を建てることになる。その下絵を書くためにネヴィルが呼ばれるが、彼を待っていたのは、ヴァージニアとサラからの、種を残すのに役立ってくれた、という残酷な感謝の言葉だった。結局彼は利用されただけだったのか? その答えも出せぬままネヴィルは闇の中で仮面の紳士たちに襲われ、目をつぶされた末に殺されてしまった。【「キネマ旬報映画データベース」より】

ピーター・グリーナウェイ監督長篇第一作。

この作品を観るのは10数年ぶり。
実にピーター・グリーナウェイ監督のデビュー作にふさわしい一作で、既に監督としてのスタイルが確立されているところがすごい。
本作の主人公ネヴィルは画家であり、枠組を用いて写実的に建物や庭園を描いていく。恐らくは監督もネヴィル同様、様々な計算を働かせてこの作品を作ったことだろう。
グリーナウェイ作品では物語性よりも形式美やビジュアル面が重視される。そのため、一般的な映画というよりは一つの美術作品を観るようなつもりで鑑賞した方がいい。
今回鑑賞したDVDはデジタル・ハイヴィジョン・リマスタリングにより、画面がより鮮明に。また、劇場公開時にはぼかしが入っていた彫像の性器もはっきり映っている(笑)。

マイケル・ナイマンさんの音楽はやはりグリーナウェイ作品には欠かせない。
今一度コンビを復活してくれないだろうか…。

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