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2011/5/8

『わたしを離さないで』  映画道

『わたしを離さないで』
NEVER LET ME GO

2010年イギリス・アメリカ映画 105分
監督:マーク・ロマネク
脚本・製作総指揮:アレックス・ガーランド
原作・製作総指揮:カズオ・イシグロ
撮影:アダム・キンメル  美術:マーク・ディグビー
編集:バーニー・ピリング  音楽:レイチェル・ポートマン
出演:キャリー・マリガン(キャシー・H)、アンドルー・ガーフィールド(トミー・D)、キーラ・ナイトリー(ルース)、イゾベル・ミークル=スモール(子供時代のキャシー)、チャーリー・ロウ(子供時代のトミー)、エラ・パーネル(子供時代のルース)、シャーロット・ランプリング(エミリ校長先生)、サリー・ホーキンズ(ルーシー先生)、ナタリー・リシャール(マダム・マリー=クロード)、アンドレア・ライズブロー(ロドニー)、ドーナル・グリーソン(クリシー)、ケイト・ボウズ・レナ(ジェラルディン先生)、デイヴィッド・スターン(スクールバス運転手ケファーズ)、ハナ・シャープ(生徒アマンダ)、クリスティーナ・キャラフィール(同ローラ)、オリヴァー・パーソンズ(同アーサー)、リディア・ウィルソン(患者ハナ)、チディ・チックウィ(エミリの看護士ジョージ)


  


緑豊かな自然に囲まれた寄宿学校ヘールシャム。そこで学ぶキャシー、ルース、トミーの3人は、幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた。しかし、外界と完全に隔絶したこの施設にはいくつもの謎があり、“保護官”と呼ばれる先生のもとで絵や詩の創作に励む子供たちには、帰るべき家がなかった。18歳になって、校外の農場のコテージで共同生活を始める3人。生まれて初めて社会の空気に触れる中、ルースとトミーは恋を育んでいく。そんな2人の傍にいながらも、次第に孤立していくキャシー。複雑に絡み合ったそれぞれの感情が、3人の関係を微妙に変えていく。やがて、彼らはコテージを出て離れ離れになるが、それぞれが逃れようのない過酷な運命をまっとうしようとしていた。やがて再会を果たしたルース、トミーとかけがえのない絆を取り戻したキャシーは、ささやかな夢を手繰り寄せるため、ヘールシャムの秘密を確かめようとする。だが、彼らに残された時間はあまりにも短かった……。

カズオ・イシグロさんの同名小説を映画化。

本作は3つのパートに別れ、最初は1978年の寄宿学校ヘールシャムが舞台で、主人公たちは10代の少年少女。2つめは1985年、主人公たちは18歳でヘールシャムを離れ、コテージと呼ばれる施設に移って他の学校から来たロドニーやクリシーと出会う。そして最後が現代の1994年。キャシーは28歳で介護士をしており、仕事の中でトミーやルースと再会する。
映画は大人になったキャシーが回想するという形を取っており、この枠組だけを見れば普通の青春映画と言ってもいいぐらいだが、大きく異なっているのが、その世界の医学が飛躍的な発展を遂げ、平均寿命が100歳を超えているという点。

そうしたSFっぽい設定はあるが、作品の世界観がしっかりしているので安心して観ていられる。原作から割愛したり変更したりした点もあるだろうが、原作者自ら製作総指揮に名を連ねているだけあって、原作のエッセンスのようなものは残っているような気がする(いずれ原作も読んでみなくては…)。
もう少し説明が欲しかった点としては、キャシーとトミーが“延期”の申請をするためにマダムが営むギャラリーを訪れるくだり。彼らは本当に恋をしている者なら“延期”の申請ができるという噂を信じてそこに向かう訳だが、期待は予想通り裏切られることになる。
キャシーは初めてその話をロドニーとクリシーから聞いたとき、自らヘールシャムに関する噂はほとんどがデタラメだと言っていたのになぜ信じてしまったのだろう。それこそ“延期”の許可を得るためには藁にもすがりたい心境だったということだろうか。

レイチェル・ポートマンさんによる音楽も雰囲気にぴったり。
映画音楽はこうでなくちゃと日本映画の後だと余計に感じてしまった。


★★★

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