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2011/4/29

『まほろ駅前多田便利軒』  映画道

『まほろ駅前多田便利軒』

2011年日本映画 123分
脚本・監督:大森立嗣
原作:三浦しをん
撮影:大塚亮  美術:原田満生  編集:普嶋信一
音楽:岸田繁  主題歌:くるり「キャメル」
出演:瑛太(多田啓介)、松田龍平(行天春彦)、片岡礼子(ルル)、鈴木杏(ハイシー)、本上まなみ(三峯凪子)、柄本佑(山下)、高良健吾(星)、岸部一徳(早坂刑事)、松尾スズキ(シンちゃん)、麿赤兒(岡)、横山幸汰(田村由良)、田中遥奈(マリ)、梅沢昌代(山下の母)、大森南朋(囲炉裏屋亭主・山田)、中村優子(マリの母)、吉本菜穂子(由良の母)、三浦誠己(若い刑事)、鈴木晋介、中沢青六(バス運転手)、宍戸美和公(塾の前の保護者・水野)、吉井有子、瀬戸寛、大嶋捷稔(中学時代の多田)、吉岡澪皇(中学時代の行天)、田村愛(嗚咽する女)、宇野祥平、金子清文、日向寺雅人、全原徳和、渡邉達也(星の部下)、戌井昭人(獣医・声)、奥田いろは(凪子の娘はる)、加部亜門(岡の孫)


   


1月。東京から神奈川へ突き出るようにある街“まほろ”。都会でもなければ、田舎でもない。天気予報はだいたい外れる。まほろという街は、人もモノも流行も最後に流れ着く。まほろを出た人でさえ、いつかはまほろに舞い戻る。そんな街の駅前で便利屋を営むバツイチ男・多田啓介は、頑固な程に真面目でしっかり者。拭えない過去を持ちながら、淡々と仕事をこなしていた。ある年の正月、山城町に住む多田便利軒の常連客・岡にバスの運行監視を頼まれた多田は、その帰り道、年末に別の依頼人から預かったチワワに逃げられてしまう。必死に探す多田。やがてバス停で腕の中にチワワを抱いている男を見つけるが、その男は中学時代の同級生・行天春彦だった。行天は昔、一言も口を利かない変な奴だったのに、今ではよく喋る変な奴になっていた。事情も言わず「今晩泊めてくれ」と頼む行天。断りながらも結局「今晩だけだぞ」と応じる多田。翌日、多田と行天はチワワを返しに行くが、依頼人の家に人気はない。夜逃げだった。ほどなく所在を突き止めるも、依頼人の娘・マリから優しい飼い主を探して欲しいと頼まれてしまう。チワワを連れて帰ろうとする多田に、当たり前のように一緒について来る行天。「なんで?」と問う多田だが、「俺のことは捨てちゃうの?」と飄々と言い放つ行天になすすべがなく……。こうして多田と行天、そしてチワワの奇妙な共同生活が始まった。3月。チワワを引き取りたいという自称コロンビア人娼婦・ルルとそのルームメイト・ハイシーが現れるが、ルルが飼い主ではマリに報告できないという理由から申し出を断る多田。ところが行天はルルに、ヤクの売人である恋人・シンちゃんと手を切ることを交換条件に、チワワの受け渡しを約束してしまう。行天の勝手な行動に苛立つ多田。そんな多田を「犬は必要とする人に飼われるのが一番幸せだ」と諭す行天。「誰かに必要とされるってことは、誰かの希望になるってことでしょ」。行天の一言で、多田の何かが揺れ動く。6月。小学生・由良の塾の送迎を頼まれた多田と行天。親に愛されずに育った生意気な由良は、多田と行天に何かと文句をつけながらも徐々になついていく。しかし、由良は密かにヤクの運搬に関わっていた。まほろの裏組織を仕切る若きボス・星がその元締めであることを知った多田は「やっかいなことには関わりたくない」と言いながら放っておくことができず、星と取引をすることで由良を解放する。「親が最初からいないのと、親に無視され続けるのと、どっちがましか」と問う由良に対して多田は、「おまえの親が、おまえの望む形で愛してくれることはないと思う。だけど自分には与えられなかったものを、新しく誰かに与えることはできるんだ」と告げる。まるで自分自身に言い聞かせるかのように。8月。行天の元妻・三峯凪子が娘を連れて多田の前に現れ、多田は行天の秘密の一遍を知ることになる。同じころ、行天はハイシーに付きまとうストーカー・山下を撃退していた。多田が事務所に帰ると、星が待っていた。星は問題だらけの部下・山下に手を焼いていて、警察沙汰になる前に深入りした行天と共に消えてもらうと警告する。事務所を飛び出し、まほろの街を走り回る多田。やがて多田は行天を発見するが……。10月。多田と行天は、忘れられない過去と否応無しに向き合うことになる、最後の季節を迎えた―。【公式サイトより】

三浦しをんさんの直木賞受賞作を大森立嗣監督が映画化。
『風が強く吹いている』は大森寿美男さんが監督だったので、今度、三浦しをんさんの原作が映画化されるときは大森一樹監督か大森美香監督で(笑)。

多田と行天、一見性格も正反対のバツイチ、訳あり男2人の1年が描かれる。
中学時代、多田のせいで小指に怪我をした行天は、多田にとっては過去の傷そのもの。その傷には自分の子供を死なせてしまったという事実も含まれる。中学時代とは打って変わってよく喋るようになった行天に戸惑いつつも同居をし始めることは、多田にとって自分の過去と向き合うことを意味する。
多田は子供の顔を見たことがないという行天をいい加減だと腹を立てるが、行天の元妻・三峯凪子からとある事実を聞かされて、行天を理解し始める。そして同居生活は終わりを告げるのだが、やはり最後は元に戻らずに終わって欲しかった。

そんな主人公2人を演じた瑛太くんと松田龍平くんの相性が結構いい感じ。
松田龍平くんはこういう風に助演に回った方が持ち味を発揮できる気がする。
中では、星の手下に軽トラのフロントガラスを破壊された多田が「なんじゃあ、こりゃあ〜!」と叫び、行天が「似てないよ、誰の真似?」というお遊びあり。

その他のキャストも適材適所で、特に高良健吾くんは出番は少ないながらも圧倒的な存在感(『情熱大陸』でもこの映画の撮影風景が流れてたな)。そんな高良くんと『軽蔑』で共演する鈴木杏さんはちょっと役柄が似合っていなかったかも…。
柄本佑くんは例によってストーカー役(笑)。
松尾スズキさんもきっちり笑わせてくれた。


★★1/2

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