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2011/4/26

『右側に気をつけろ』  映画道

『右側に気をつけろ』
SOIGNE TA DROITE

1987年フランス映画 81分
脚本・監督:ジャン=リュック・ゴダール
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
音楽:リタ・ミツコ(フレッド・シシャン、カトリーヌ・ランジェ)
出演:ジャン=リュック・ゴダール(白痴公爵殿下)、フランソワ・ペリエ(人間の男)、ジャック・ヴィルレ(個人の男/蟻)、ジェーン・バーキン(蝉)、ドミニク・ラヴァナン(提督夫人)、ミシェル・ガラブリュ(提督)、ジャック・リュフュス(刑事)、フレッド・シシャン(本人)、カトリーヌ・ランジェ(本人)


  


物語を作り映画にして、今夕の封切までに首都に届けるならば過去の罪は許す、との電話に、"白痴"こと公爵殿下は、フィルム缶に目を輝かせる夫人から缶を抱えて逃げ去る。一方ミュージシャンの男女は音を探し求め、〈人〉と男は、芸術と人生を賭けて対決する。提督が飛行機を着陸させる頃、チェック・インが始まった空港カウンターで、殿下は締切りとはねられようとするがスチュワードの特別待遇で救われる。機内では出発を前に機長の提督が秘かに〈自殺の実践〉研究している。そして混乱の中、機は飛び立った。ドストエフスキーの〈白痴〉を読む"白痴"は、老夫人の20歳の頃の恋物語に耳を傾ける。北に向う列車で男が対決しているのは、昔の仲間で、今は自分に手錠をはめた刑事である。着陸した飛行機の混乱の間をぬって、殿下のフィルムを奪う提督夫妻。虐殺のサッカー・スタジアムで死を迎える人々。提督夫妻に俳優ヴィルレの男がいるカフェで、新たな音の旅に出発する話をするリタ・ミツコのふたり。光と対話する提督。彼のエルドラド座にまぎれ込んだ〈人〉が映写するフィルムに、「地上に」「ひとつの場を」のタイトルが現われる。【「キネマ旬報映画データベース」より】

《ゴダール映画祭2011》上映作品。

一つ前の『愛しきソナ』がホームビデオを映画に昇華させた例だとすれば、本作は劇映画の振りをしたゴダール監督流のホームビデオ。
ゴダール監督自身が主演を務め、冒頭のウィンブルドンの昔と現在の違いを音で表現して見せるところや(現在は合間合間に雄叫びが入る。笑)、友人のオープンカーに普通に乗ろうとせず、結局最後はドア越しに飛び乗るところなどはスラップスティックコメディの様相。
メインとしては映画の上映に間に合うようにフィルム缶を届けようとする公爵の話だが、結婚を控え婚約者とパリに向かう“蝉”や手錠をかけられ刑事とともに列車に乗る男などが脈絡なく登場する。
およそストーリーは意味不明だが、映像や音楽はやはりゴダール監督の詩人ぶりが発揮されている。「理解しようとせずにただ感じるように観ればいい」という監督の言葉にちょっと安心(笑)。


★★

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