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2011/3/24

『アイデン&ティティ』  映画道

『アイデン&ティティ』
IDEN & TITY

2003年日本映画 118分
監督:田口トモロヲ
脚本:宮藤官九郎  原作・タイトル題字:みうらじゅん
撮影:高間賢治  美術:丸尾知行  編集:上野聡一
音楽:白井良明、大友良英、遠藤賢司
Ending Theme:ボブ・ディラン「LIKE A ROLLING STONE」
出演:峯田和伸(中島)、麻生久美子(彼女)、中村獅童(ジョニー)、大森南朋(トシ)、マギー(豆蔵)、コタニキンヤ[現・コタニキンヤ.](GOD・岩本)、ラズ・ブレザー(ロックの神様)、岸部四郎(事務所社長)、あき竹城(中島の母)、塩見三省(中島の父)、夏木ゆたか(司会者)、三上寛(居酒屋「鳥定」の店長)、大杉漣(編集者オオタワラ)、平岩紙(しおり)、小林麻子(ジョニーの恋人・ミサ)、声(中島のファン・アケミ)、野村祐人(中島の大学時代の友人タカハシ)、村上連(同サトウ)、ピエール瀧(レコード店店員)、田中要次(「鳥定」のミック・ジャガー風の客)、水上竜士(番組プロデューサー)、大久保乃武夫[ポカスカジャン](ストリートミュージシャン)、玉井伸也[ポカスカジャン](同)、中山省吾[ポカスカジャン](同)、浅野忠信(キャバクラのボーイ)、村上淳(彼女の男友達)、氏神一番(楽屋のミュージシャン)、和嶋慎治[人間椅子](「バンド登竜の穴」出演者)、鈴木研一[人間椅子](同)、後藤升宏[人間椅子](同)、和久田理人[スイマーズ](楽屋のミュージシャン)、キース[スイマーズ](同)、品川知昭(同)、佐々木“ACKY”あきひ郎(同)、カタル[ニューロティカ](同)、アツシ[ニューロティカ](同)、紀伊修平、西本はるか(番組司会者)、松井涼子、町田恵、松本知佐、根岸つかさ、和泉宗兵、伊藤俊輔、成田さほ子(音響スタッフ)、佐藤真樹、太田千晶(SPEED WAYのファン)、棚橋ナッツ、梶原阿貴、大浦祐一、田口慎二、田中亮輔、正岡淳二、小泉洋介、大沼史典、横沢秀俊、植田健(スタジオの高校生)、野田吉行(同)、市川亜沙美(同)、高間望、杉内尚史、中島美奈、斉藤正樹、岡崎耕作
インタビュー出演:みうらじゅん、和久田理人[スイマーズ]、黒沢伸[宮尾すすむと日本の社長]、大槻ケンヂ、マユタン[マサ子さん]、和嶋慎治[人間椅子]、遠藤ミチロウ、PANTA、石川浩司[たま]、竹山奈穂子[THE NEWS]、ROLLY


  


バンドブームの中、1stシングル「悪魔とドライブ」をヒットさせたロックバンド“SPEED WAY”。そのリーダーでギター担当の中島は、“売れる歌”を求める事務所と“ほんとうに歌いたい歌”を求める自分との狭間で、新曲が書けず苦悩していた。ある夜、彼の部屋に崇拝するロックの神様・ディランに似た男が現れる。以来、中島にしか見えないこの神様を前に、ロックと一番遠い存在になっていくような自分を嫌悪し始めた中島は、メンバーともうまくいなかくなり、大学時代から交際している彼女に救いを求める。大学の文化祭で知り合い、オリジナル曲をやるべきだと勧めてくれた彼女。ディランを教えてくれたのも彼女だった。そんな彼女に励まされ、中島は新曲「大人の悩みと子供の涙」を完成させる。だが、その頃にはバンドブームも下火となり、彼らのアルバムも無期の発売延期。更に、ヴォーカルのジョニーがファンの女に刺され入院を余儀なくされてしまう。折しも、ロックフェスへの出演が決まっていただけにダメージは大きい。しかし、中島はジョニーの代役としてステージに立ち、会場に駆けつけてくれた彼女の前で大成功を収めるのだった。その後、彼らにテレビ出演の依頼が来た。ところが、局側が歌って欲しいのは新曲ではなく「悪魔とドライブ」。そこで、中島は歌詞を替えてなら歌ってもいいと言うが、事務所の社長は猛反対。一度は引き下がる中島であったが、本番では歌詞を替えて歌ってしまうが、放送には乗らず、ステージからも強制退去させられるのだった。しかし、彼らには充足感があった。その夜、ロックの神様が中島の前から旅立った。別れに即興で作った曲「アイデン&ティティ」は、中島自身と彼女を歌った歌だ。今、中島はその歌を引っ提げ、ベースのトシ、ドラムの豆蔵と共に月一度のライヴ活動をしている。【「キネマ旬報映画データベース」より】

田口トモロヲさんの初監督作品。
公開時以来、7年ぶりぐらいに鑑賞。

タイトルの「アイデン&ティティ」はもちろん「アイデンティティ」という言葉から来ているわけだが、これはなかなか秀逸なタイトルだと思う。アイデンは中島、ティティは彼女のことを指し、2人がいて自己同一性を保てるといった意味合いが込められている。
これは誰の場合でもそうであって、世界中に自分1人しかいなかったとしたら自分のことを自分と証明する手立てはないであろう。人間というのは他者に認められて初めて自分を認識できるのだから。

中島のような悩みはほとんどのアーティストが経験しているのではないだろうか。自分たちのやりたい音楽と世間から求められている音楽というのは必ずしも一致するわけではない。
バンドブームの中、ほんの一瞬だけ注目を集めて忘れ去られてしまったバンドの何と多いことか。冒頭のインタビューに登場する人すべてを知っている人もそう多くはないだろう(この中では有名な部類に入る大槻ケンヂさんやたまの石川浩司さんですら、知らない人は知らないだろうし…)。
自身、「大島渚」なるバンドを率いてイカ天に出演し、当時のバンドブームを肌で感じていたみうらじゅんさんだからこそ描ける世界がここにはある。

公開当時は麻生久美子さんの印象がかなり薄かったのだけど、改めて見てもやっぱり薄いな(笑)。台詞も棒読みだしなぁ…(それは今もあまり変わらないか)。

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