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2010/9/29

『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』  映画道

『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』
l'affaire FAREWELL

2009年フランス映画 113分
脚本・監督:クリスチャン・カリオン
脚本:エリック・レイノー  原作:セルゲイ・コスティン
撮影:ウォルター・ヴァン・デン・エンデ
美術:ジャン=ミシェル・シモネ  衣裳:コリーン・ジョリー
編集:アンドレア・セドラツコヴァ
音楽:クリント・マンセル
出演:エミール・クストリッツァ(セルゲイ・グリゴリエフ大佐)、ギヨーム・カネ(ピエール・フロマン)、アレクサンドラ・マリア・ララ(ジェシカ・フロマン)、インゲボルガ・ダプコウナイテ(ナターシャ)、アレクセイ・ゴルブノフ(KGB高官シューホフ)、ウィレム・デフォー(大統領顧問フィーニー)、ディナ・コルズン(アリーナ)、フィリップ・マニャン(フランソワ・ミッテラン仏大統領)、フレッド・ウォード(ロナルド・レーガン米大統領)、ニエル・アレストリュプ(ヴァリエ)、デイヴィッド・ソウル(ハットン)、エヴジェニー・ハルラノフ(イゴール・グリゴリエフ)、ダイアン・クルーガー(ジョギングする女)、ベンノ・フユルマン、フィリップ・カネ(ピエールの父)、ティモテ・リケ(ピエールの息子ダミアン)


   


1981年、モスクワ。KGBの幹部、セルゲイ・グリゴリエフ大佐は、美しい妻ナターシャと反抗期を迎えた優秀な息子イゴールと共に暮らしている。国家のエリートとして充分に満足できる生活のはずであったが、それゆえ愛してやまない国の行く末に、グリゴリエフは不安を感じていた。そんなある日、彼はフランスの家電メーカー技師、ピエール・フロマンとの接触に成功する。フランス国家保安局DSTから、彼の上司を経由しての接触であった。グリゴリエフは、ピエールに対し奇妙な親近感を覚え、スペースシャトルの設計図やフランス原子力潜水艦の航路図など重要な情報を手渡した。ピエールは、危険な行為に金銭的な見返りをいっさい求めないグリゴリエフの清冽さと強靭な精神に惹かれていくが、グリゴリエフが流す情報は仔細かつ想像を絶するような重大な機密事項ばかりだった。エアフォースワンの設計図、アメリカの防空体制、果てはホワイトハウスの暗証番号からデリバリーの時間まで……。しかし、そんな情報を盗むことで技術を促進させるしかない国の惨状がグリゴリエフには辛かった。次世代を生きる息子にとっても、決して喜ぶべき国の姿ではないと感じていた。だがまもなく、決定的な情報がグリゴリエフの手元に届く。国外で活動しているトップクラスの情報部隊“X部隊”の書類。その情報を西側に渡せば体制が崩壊し、世界が変わることは明らかだ。そしてそれはピエールに渡され、グリゴリエフに忍びよる影は日増しに大きくなっていくのだった……。【「キネマ旬報映画データベース」より】

ソ連崩壊のきっかけとなった“フェアウェル事件”を『戦場のアリア』のクリスチャン・カリオン監督が映画化。“フェアウェル”というのはセルゲイ・グリゴリエフ大佐のコードネーム。

エミール・クストリッツァ監督、堂々の主演。
監督自身、故国のユーゴスラヴィアがソ連の崩壊とともに紛争が巻き起こり、解体されたという経緯があるだけに、どのような思いでこの役を演じたのか気になるところ。
特に息子との面会シーン、2人の間の仕切りとなる壁が下りてくる前に息子がいる方の部屋に行き、抱きしめる父親の姿にじいんとさせられた。

ハリウッドだったらもっとサスペンス色の強い作品になっていただろうが、本作はその点、淡々としたもの。事実が基になっているので仕方ない面はあるが、映画は歴史のお勉強ではなくあくまで娯楽なのだから、もう少しハラハラさせてくれてもよかったように思う。
派手さがない分、登場人物の内面を深く掘り下げているかというと、こちらも中途半端な気がする。グリゴリエフ大佐とピエールが同じくらいの比率で描かれていたが、個人的にはグリゴリエフ大佐にもっと焦点を当てて欲しかった。

ギヨーム・カネさんは『戦場のアリア』に続いての出演だが、その他、ダイアン・クルーガーさん(ちなみにギヨーム・カネさんとは元夫婦)とベンノ・フユルマンさんもチョイ役出演。ダイアン・クルーガーさんはまだ分かったが、ベンノ・フユルマンさんも最後に拘束されたスパイの中にいたのかな?


★★1/2

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