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2010/7/24

『オーギュスタン 恋々風塵』  映画道

『オーギュスタン 恋々風塵』
AUGUSTIN ROI DU KUNG-FU/功夫大王 奥古斯丹

1999年フランス・スペイン映画 83分
脚本・監督:アンヌ・フォンテーヌ
脚本:ジャック・フィエスキ  脚本協力:ジル・トーラン
製作:フィリップ・カルカソンヌ、アラン・サルド
撮影:クリストフ・ポロック
音楽:オリヴィエ・リベ、リ・マー[フィリップ・カルカソンヌ]
出演:ジャン=クレティアン・シベルタン=ブラン(オーギュスタン・ドス=サントス)、張曼玉[マギー・チャン](リン)、ダリー・コール(レネ)、ベルナール・カンパン(ブティノ)、ポーレット・デュボスト(隣人アトン夫人)、パトリシア・ディネヴ(ブティノの妻シャンタル)、ファニー・アルダン(ファニー・アルダン)、アンドレ・デュソリエ(アンドレ・デュソリエ)、パスカル・ボニツェール(映画監督)、ミン・シャン(カンフー教室ワン先生)、マルク・ホアン(バレエのソリスト)、ハン=チョウ・ルーオン(師範)、アンヌ・ロール・メイ(ホテルの娼婦)、ジェ・ヤン(オーギュスタンの妻)、ダオ・ソン・リン(オーギュスタンの息子)、ウィンストン・オン(リー氏)、レイナルド・ウォン(ホテル受付)、バオ・カン・チュン(中国の老婦人)、リト・チョン(銀行員)、ディディエ・ツェ(若者)、ヤン・ペイ(レジ係)、ウー・ハイ(オリエンタル航空従業員)、ジャン=ポール・シベルタン=ブラン(インターン)、ジー・ジュン・ゾン(祖父)、ロン・リー・ヘー(祖母)、ホアン・ルオン(「ナイアガラ」の客)、ヴァレリー・キュネ(看護婦)、ティアン・カルカソンヌ(男の子)、ジアン・プティ(着物の客)





パリの街を横断するオーギュスタンが今夢中なのは、カンフーだ。カンフー映画の大スターを夢見る彼は、ジャッキー・チェン主演のカンフー映画が上映中の映画館に入り浸って、大型テープレコーダーにその音声を録音している。そして帰宅後、それを再生して自己流カンフーの練習に励むのだ。ある日、ウェイター役で大スター、ファニー・アルダンとアンドレ・デュソリエの共演シーンにエキストラ出演したオーギュスタンは、NG連発で監督から怒鳴られる。しかし悪びれることなく、飄々とマイペースを崩すことはない。その夜、カンフーの練習をするオーギュスタンの前に、幻覚のようにカンフーマスターが現われ、こう告げる。「修行を積め。これまでの生活を捨て、未知の世界に旅立つんだ。カンフーが生まれた土地へ…」。翌朝、全財産を自転車に積み込んだオーギュスタンは、軽やかにパリの街並みを走る。パリ13区の中国人街に到着した彼は、ホテル上海に新居を構える。こうしてオーギュスタンの修行の日々の幕は切って落とされた。だが彼はひとつ重大な問題を抱えていた。他人と触れることが苦手なのだ。目眩が起きて、悪寒に苛まれ、身体が麻痺してしまう。何とかこれを克服しようと、オーギュスタンは街中にそびえる団地の一室を訪ねた。そこは、中国から1年半前にパリにやってきた鍼灸師リンの診療所。“中国2000年の歴史”を信じ、彼は治療を受けることを決意する。一方、少しでも多くの中国人と知りあいたい彼は、地元中国人向けの雑貨店の店員になるべく、オーナー・リー氏に直談判する。店員補充の予定はないとケンもほろろなオーナーの態度を一変させたのは、オーギュスタンのこの一言だった。「タダ働きでかまいませんから」。こうしてみごと店員の座を射止めたオーギュスタンは、店長のレネから商売のコツを叩き込まれるが、その最中に居眠りをしてしまう。オーギュスタンはリンを訪ね、ブッダ教会に足を踏み入れる。そこで彼は、リンのフランス語教師であるブティノと知りあう。ブティノは19世紀の中国を舞台にした小説を執筆するため、リンからアドバイスを受けていたのだった。こうしてオーギュスタンは、彼から中国語を学び始める。やがて、オーギュスタンに対するリンの治療は本格的になってゆく。その頃、仕事面でも変化があった。レネがオーナーを説得したのが功を奏し、有給で正式採用になったのだ。そんなある日、オーギュスタンはリンからブッダ協会の設立10周年パーティに誘われる。オーギュスタンはリンとダンスを踊るが、その場に倒れこんでしまう。オーギュスタンはホテル上海を引き払い、レネと同居し始める。レネは気難しいオーギュスタンとの暮らしに苛立ちを募らせるが、ブティノと抱き合っているリンを見て落ち込むオーギュスタンを中国へと旅立たせる。

『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌ監督作。

「恋々風塵」というタイトルとジャケットからしっとりとした恋愛映画を想像していたのだが、なんともとぼけたコメディ映画。主人公がオーギュスタンという名前なので、これなら『おとぼけオーギュスタン』のようなタイトルの方がよっぽど合ってるのにと思っていたら、何のことはない、それの続篇なのね(笑)。

オーギュスタンはカンフー映画にハマっているということで、「大事な用があるから」とオーディションの話を断って、映画館でジャッキー・チェンさん主演の『酔拳』を観る。
その映像に合わせてクレジットが表示され、キャストやスタッフも漢字で表記。ちなみにシベルタン=ブランは“西貝尓丹・布郎”、ダリー・コールは“達力・高楽”、ベルナール・カンバンは“貝尓能・剛邦”といった具合。なぜかアラン・サルド(製作)は“薩徳”が逆になって表示されていた。

フランス版Mr.ビーンと呼ばれるだけあって、オーギュスタンはほとんど無表情で、リンが言うようにつかみどころのない人物。
そんなオーギュスタンが「カンフーが生まれた地に行け」という師範のお告げに従ってアパートを引き払うのだが、常に持ち歩いている自転車でどこに行くかと思ったら、中国人街(笑)。
改めて世界中のどこにでも中国人はいるなと思うが、これだけ世界に通用する歴史や文化を持っているのにどうして格下の日本の文化や商品をパクっちゃりするのかねぇ(笑)。オーギュスタンが後半に観る映画でマルク・ホアンさんが見せる演舞の動きのキレのよさなんて惚れ惚れするけどなぁ。

アンヌ・フォンテーヌ監督、『ココ・アヴァン・シャネル』では「芸者=奴隷」という認識を披瀝していたが、本作ではカンフーを“一種のボクシング”と説明。うーん…。

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