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2010/1/31

『今度は愛妻家』  映画道

『今度は妻家』

2009年日本映画 131分
監督:行定勲
脚本:伊藤ちひろ  原作:中谷まゆみ
撮影:福本淳  音楽:めいなCo.
主題歌:井上陽水「赤い目のクラウン」  挿入歌:「夢の中へ」
出演:豊川悦司(北見俊介)、薬師丸ひろ子(北見さくら)、水川あさみ(吉沢蘭子)、濱田岳(古田誠)、石橋蓮司(原文太)、城田優(西田健人)、井川遥(井川ゆり)、津田寛治(洗剤のCMタレント)、奥貫薫(同)、駿河太郎、大和田悠太、笠兼三、南加絵(参拝客)





かつては売れっ子カメラマンとして名も実力もあったが、今はロクに仕事もせずにぐうたらな毎日を送っている北見俊介。女性に甘く、気ままに生きる典型的な駄目亭主だ。大の健康マニアの妻さくらは、そんな夫に文句を言いながらも何くれとなく世話をやいている。クリスマス直前に、半ば強引に連れていかれた子作りのための沖縄旅行から1年後。相変わらず、だらけた毎日を過ごす俊介は、なぜか一枚も写真を撮ることができない。ある日、友達と箱根旅行に行く間際になって準備にあたふたとするさくらは、いつものように軽口をたたく俊介に、「子供を作る気がないなら、別れて」と悲しげな表情で告げる。いつもと違うさくらの態度に、なんとか応え、その場を乗り切るが、二人の関係は以前とは微妙に違っていた。さくらと入れ代わりに、映画のオーディション用の写真を撮ってもらうために、バーで知り合った女優志願の蘭子がやってくる。俊介は蘭子といいムードになるが、電車を乗り過ごして戻ってきたさくらにシャワーを浴びている蘭子の靴を見られて、ついに愛想を尽かされてしまう。結局、俊介は蘭子とのエッチはとりやめ、写真も助手の誠に任せてしまう。いつまで経っても、さくらは旅行から帰って来ない。始めは独身生活を楽しんでいた俊介だったが、次第にさくらがいない生活に苛立ち始める。近所で洋品店を営むゆりを飲みに誘うも、さくらが気になり自らやめてしまう始末。ぼんやりと過ごす俊介を不安気な様子で見つめる誠と、北見家に出入りする世話焼きのオカマの文太。蘭子の妊娠騒動が起こる一方で、俊介はさくらをたずねてやってきた西田という青年の存在が気になっていた。そこへ突然帰宅したさくらは「一年前から好きな人がいる」と告白し、離婚記念に写真を撮って欲しいとお願いする。さくらの言葉に、俊介は一年ぶりにカメラを手にし、写真を撮りはじめる…。「ねぇ、写真撮ってよ。」一年前の沖縄旅行で言われた同じ言葉を思い出す北見。喧嘩が絶えなかったけれど、穏やかで楽しかった夫婦生活が、どこでどう狂ってしまったのか? 愛して結婚したはずなのに、いつの間にか素直になれなくなっていた日々。いなくなってみて初めて、さくらの存在の大きさに気付く俊介。クリスマスの夜。俊介とオーディションに受かったという蘭子は盛り上がる一方で、誠は愛想を尽かして事務所を辞めると出て行き、文太とも言い合いとなる。【公式サイトより】

2002年に池田成志さん、長野里美さん主演で上演された中谷まゆみさんの戯曲を行定勲監督が映画化。ちなみに初演で蘭子を演じていたのが真木よう子さん。

中谷まゆみさん作、板垣恭一さん演出コンビの作品は『ラブハンドル』ぐらいしか観ていないが、長年つきあってきた男女をめぐる笑って泣けるウェルメイドの作風は共通している。
本作ではタイトルで半分ネタバレしているようなものだが、後半に明らかとなる事実を知っていたとしてもかえって夫婦の切なさを感じさせる。特にクリスマスで乾杯する俊介は見ていて痛々しいぐらい。
恐らくこの作品は主人公たちと同世代以上が一番共感できるだろうが、高校生ぐらいが観ても今一つピンと来ないかも知れない。人間、年を取らないと分からないこともあるのだよ(笑)。

豊川悦司さんと薬師丸ひろ子さんは『きらきらひかる』以来17年ぶりの夫婦役となるわけだが、同性愛者の夫は浮気を何度も繰り返す夫になり、アルコール依存症の妻はその反動で健康オタクになって人参茶を飲んだり新聞記事のスクラップを作ったりしているわけね(笑)。
それにしても薬師丸ひろ子さんは可愛らしい。最近は母親役も板についてきたが、本作はとにかく走り方からして可愛らしい。きっと監督がファンだったに違いない(笑)。

ところで、さくらを探しに神社に来た俊介が参拝している主婦をさくらと間違えるシーンがあったが、ここはやはり長野里美さんを起用してもらいたかったところ。
あ、池田成志さんとともに劇中CMに出演という手もあったな。
あと、鶴瓶師匠の息子・駿河太郎さん、大和田伸也さんの息子・大和田悠太さん、笠智衆さんの孫・笠兼三さんといった東映大学一期生はどこに出ていたんだろう。


★★★

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