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2009/12/28

『ある女学生の日記』  映画道

『ある女学生の日記』
한 녀학생의 일기

2007年北朝鮮映画 100分
監督:チャン・イナク(インハク)  脚本:アン・ジュンボ
撮影:チョ・フィグァン、ファン・リョンチュル  音楽:チョ・ソンス
出演:パク・ミヒャン(キム・スリョン)、キム・ジンミ(妹キム・スオク)、キム・チョル(父キム・サンミョン)、キム・ヨンスク(母チョンラン)、キム・ジョンミ、キム・ミョンウン、シン・ハクミョン





高校生のスリョンは、サッカーが得意な妹スオク、図書館書士の母、祖母の4人暮らし。父サンミョンは科学院の寮暮らしでなかなか帰って来ず、母はそんな父のために徹夜で資料を翻訳して送っていた。友人キョンファの父が博士になったと聞き、寂しさと悔しさを募らせるスリョン。ある日、科学院を訪ねたスリョンは父が雑用をしていたのを見てショックを受ける。一方、ピクニックに出かけたスオクは母の弁当に文句を言ってスリョンと衝突し、家を飛び出してしまう。そんな折、母が胃がんにかかっていることが判明。それでも帰って来ない父にスリョンは反発を感じる。

「北朝鮮영화(映画)週間」上映作品。
北朝鮮映画として初めてカンヌ国際映画祭に出品された。

一体どんな映画なのだろうと思っていたが、9歳のスリョンが背負ったバッグのミッキーマウスから始まるというのは少々意外。その後も、コンセントが漏電してしまったり、父が夜中に帰ってきたのに気づいて扉を押し倒してしまったり、煙突の修理をしようとしてこれまた倒れてしまったりというごく平凡な家庭が描かれる。何だか昔の日本映画を観ているかのよう。
父親を侮辱されて校庭3周して勝負というのも何だか素朴で素敵(笑)。

だが、その根底にあるのは将軍様への敬意。
将軍様が365日、家に帰らず現地指導をしているのだから、一般庶民は国のため、将軍様のために身を粉にして働くべきだという考えが浸透している。
もちろんそういう点はあるのだが、あくまでプロパガンダ的な側面は前面に押し出されることはなく、ホームドラマと見事に調和していて楽しめた。


★★1/2
2



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