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2009/11/29

『ジェイン・オースティン 秘められた恋』  映画道

『ジェイン・オースティン 秘められた恋』
Becoming JANE

2008年イギリス映画 120分
監督:ジュリアン・ジャロルド
脚本:サラ・ウィリアムズ、ケヴィン・フッド
撮影:アイジル・ブリルド  編集:エマ・E・ヒコックス
音楽:エイドリアン・ジョンストン
出演:アン・ハサウェイ(ジェイン・オースティン)、ジェームズ・マカヴォイ(トム・レフロイ)、ジュリー・ウォルターズ(オースティン夫人)、ジェームズ・クロムウェル(オースティン牧師)、マギー・スミス(グレシャム夫人)、アンナ・マックスウェル・マーティン(姉カッサンドラ・オースティン)、ローレンス・フォックス(ウィスリー氏)、ルーシー・コウ(従姉イライザ・ドゥ・フルーイー)、イアン・リチャードソン(ラングロイス判事)、ジョー・アンダーソン(兄ヘンリー・オースティン)、レオ・ビル(ジョン・ウォーレン)、ジェシカ・アッシュワース(ルーシー・ルフロイ)、エレノア・メスヴェン(ルフロイ夫人)、マイケル・ジェームズ・フォード(ルフロイ氏)、ソフィー・ヴァヴァスール(ジェーン・ルフロイ)





ジェイン・オースティンは、言葉を巧みに操り、知的であり、ウィットに富んだ物語で、世界に輝きをもたらした作家として知られている。その彼女の人生に、情熱とロマンスが訪れていた。20歳のときにトム・レフロイと出会い、ジェインは恋に落ちる。二人の間には、ジェインが描く物語以上にリアルでロマンチックな関係が築き上げられていた。1795年当時のイギリス社会では、愛のための結婚は、愚か者がすることだった。階級を尊重する世界を回転させているのは、金だった。オースティン夫妻も、二人の娘の結婚について、経済的な問題ばかりを気にしていた。だが、下の娘のジェインは、違っていた。独立心に恵まれた元気ハツラツ20歳のジェインは、世の中の階級や資産を超えたところに価値があると考えていた。ジェインは、愛のために結婚するつもりだった。両親は、財産があり家柄も良い夫こそがジェインに最も相応しいと考えた。そこで、白羽の矢を立てた相手が、ウィスリー氏である。彼は、まわりに強い畏敬の念を抱かせるほど裕福な地元の名士であるグレシャム夫人の甥だった。両親の必死の努力にもかかわらず、ジェインはウィスリー氏との結婚に同意しない。そんな中、ジェインは若いアイルランド人のトム・レフロイに出会う。彼はロンドンで法律を学ぶ法学生で、ジェインの兄ヘンリーに伴われ、彼女が暮らすハンプシャーにやって来た。トムは、ハンサムで知的だが貧しかった。さらにトムは、洗練されていない地方の人々を蔑視していた。だが、その思いもジェインに出会って覆される。彼女は、トムが想像していた以上に優れた才能に恵まれ、恐ろしいまでに強い独立心を持っていた。狭いハンプシャーの村の中で二人は、さまざまな場所で顔を合わせるようになる。二人は、森の中で言葉の刃をぶつけ合い、舞踏会で共に踊り、クリケットの試合では、ジェインがトムの鼻をくじき、トムはジェインに『トム・ジョーンズ』を読むようにと、本を手渡す。そんな二人が恋に落ちるは、自然の成り行きだった。だが、誰もがそんな二人をじっと見ていた。ジェインの従姉のイライザや姉のカッサンドラは、二人が親密に接し過ぎだとジェインに忠告する。グレシャム夫人は、ジェインに冷たい視線を向け、ウィスリー氏はジェインの周りをただおろおろと動き回ることしかできなかった。トムの叔父のラングロイス判事は、甥のトムの未来と才能に個人的に財政面での援助をしている。判事は自分の援助を無駄にするつもりはなく、オースティン夫妻も愛する娘を判事になんとか売り込もうとするが、報われることはなかった。こうしてジェインとトムは、心を決めなければならない状況に追い込まれていく。トムは駆け落ちをしようとジェインに持ちかけるが、その結果が大きな不幸を招くのは誰の目にも明らかだった。ジェインの家族は貧しいため、駆け落ちすればジェインが困窮して、家族の恥となる危険は大きかった。一方、アイルランドに住むトムの家族も、経済的にも自分たちの将来すら彼に頼り切っていた。二人で逃げたならば、何もかもを失うことになる。家族も、友人も、そして運命も。二人は、当時の社会の分別と感性をすべて傷つけてまでも、二人だけの一歩を踏み出せるのだろうか?【「CINEMA TOPICS ONLINE」より】

ジョン・スペンスさんが2003年に発表した伝記『ビカミング・ジェイン・オースティン』に着想を得て、独身のまま生涯を終えたジェイン・オースティン唯一の恋を描く。
なお、ジョン・スペンスさんは歴史考証として本作に参加。
本作は2007年に亡くなったイアン・リチャードソンさんの遺作でもあるのだが、どうして公開まで2年もかかっちゃったんだろう。

ジェインとトムの関係についてはこれまでの定説を覆したものだったらしいけど、作品としてはBBCが製作にくわわっていることからも分かる通り、そしてこの手の作品には欠かせないマギー・スミスさんが出演していることからも分かる通り、実にお行儀がいい。ジェイン・オースティンやこの時代に興味がある人なら見て損はないが、あまり新鮮味はなかった。

アン・ハサウェイさんがイギリス人女性であるジェイン・オースティンを演じることには批判の声もあったようだけど、中国人が芸者の役を英語で演じるのに比べたらどっちでもいいような。
アン・ハサウェイさんには出来れば次はシェイクスピアの妻を演じてもらいたい。いや、単に同じ名前だからという理由なんだけど(笑)。


★★
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