2009/11/28
ねずみの三銃士『印獣』 演劇道
parco presents
《ねずみの三銃士》第2回企画公演『印獣』

【名古屋公演】
2009年11月27日(金)〜29日(日)
名鉄ホール
全席指定:8,400円
脚本:宮藤官九郎 演出:河原雅彦
音楽:松崎雄一 美術:中根聡子 照明:佐藤啓 衣裳:前田文子
映像:上田大樹 音響:大木裕介 ヘアメイク:西川直子
振付:八反田リコ 演出助手:菅野將機 舞台監督:福澤諭志
出演:三田佳子(長津田麗子)、生瀬勝久(ケイタイ小説家・飛竜一斗/同級生・ぱっつん/借金取り・中国人/カイセンジャー・イエロー/浅草)、池田成志(絵本作家・上原卓也/同級生・でっぱ/同級生・ひかる/父/出っ歯の妻/婦長/旅回り一座・ダース)、古田新太(風俗ルポライター・浜名大介/母/先生/カイセンジャー・サーモン/旅回り一座・親分)、岡田義徳(編集者・児島/男/助監督/ツタヤ/タクヤ/旅回り一座・子分)、上地春奈(マネージャー上地/先輩女優ハルナ/妻/カイセンジャー・ピンク)
「印税生活してみませんか?」そう書かれた招待状を手に、ケイタイ小説作家の飛竜、絵本作家の上原、風俗ルポライターの浜名の3人が、編集者の児島に連れられてやってきた。様々な事情を抱えて現状に満足していない3人は、〈印税〉というエサに釣られてきたのだ。携帯電話が圏外になるほどの山奥の洋館。ここが一体どこなのかもわからない。乱暴に通されたのは地下室。どこからともなく女性の声が聞こえてきた。「流行作家の皆さん、私の別荘へようこそ」その声の主は、自らを女優だと名乗る長津田麗子。招待状を送った張本人だ。「芸能生活45周年を記念して、私の自叙伝を書いていただけますか」期限は1ヶ月、成功報酬だが破格の条件提示。うまくいけば夢の〈印税生活〉が手に入る。逃げ場のなくなった3人は、麗子の意思を伝えるマネージャー上地の指示に翻弄されながらも、唯一の手掛かりである書庫の資料を元に、麗子の半生をでっち上げていく。3人は、なぜ長津田麗子から指名されたのか――。果たして自叙伝は書き上がるのか――。【プログラムより】
生瀬勝久さん、池田成志さん、古田新太さんによるユニット《ねずみの三銃士》による5年ぶり2度目の公演。前回公演『鈍獣』に引き続いて宮藤官九郎さんの脚本を河原雅彦さんが演出。
三田佳子さんというキャスティングは反則技に近い。
登場してすぐの終わらないかと思うほどの“プロローグ”では歌を披露し、小学生の格好、セーラー服姿、『アクア戦隊カイセンジャー』の悪役ドクマグロ貴婦人でのかぶりもの、更には「書きなパイ!」という台詞とやらせる方もやらせる方だがやる方もよくやるよなぁ。ドクマグロ貴婦人では第2幕で私の席の近くの通路を通って行ったが、実に嬉々とした表情をしていた。
どんな役でも与えられればその役になりきる、それが女優の業というものなのかも知れない。
一見、接点のないと思われた3人の作家+編集者にも長津田麗子との関係が徐々に明らかになっていく。
飛竜の父は流行作家で、女優の卵だった麗子と関係を持っていたことがあり、上原は子供の頃、デパートの屋上でドクマグロ貴婦人の格好をしていた麗子に優しくされ、空気が読めないためにショーを台無しに。児島は麗子の娘を冷たく捨て去り、そのためAV嬢になった娘と麗子のことを週刊誌に書いたのが浜名。
こうした自分自身や身内の不幸さえも映画化することで元を取ろうとする麗子の姿はもちろん極端なものだけれど、多かれ少なかれ芸能人というのはそういうものも飯の種としていかざるを得ない。そこには当然、逮捕されるたびに愚息のことで頭を下げていた三田さん自身の姿も含まれる。
生瀬、池田、古田の三氏はいくつもの役をこなしてもちろん面白かったのだが、そうした女優の業に比べると、とにかく書いて元を取ろうという作家の業が負けていたような気がする。
まぁ今回ばかりは三田さんの貫録勝ちといったところか。
ちなみに本作でも『なくもんか』に続いて『シャイニング』への言及あり。
よっぽどお気に入りなのか、クドカン(笑)。
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《ねずみの三銃士》第2回企画公演『印獣』

【名古屋公演】
2009年11月27日(金)〜29日(日)
名鉄ホール
全席指定:8,400円
脚本:宮藤官九郎 演出:河原雅彦
音楽:松崎雄一 美術:中根聡子 照明:佐藤啓 衣裳:前田文子
映像:上田大樹 音響:大木裕介 ヘアメイク:西川直子
振付:八反田リコ 演出助手:菅野將機 舞台監督:福澤諭志
出演:三田佳子(長津田麗子)、生瀬勝久(ケイタイ小説家・飛竜一斗/同級生・ぱっつん/借金取り・中国人/カイセンジャー・イエロー/浅草)、池田成志(絵本作家・上原卓也/同級生・でっぱ/同級生・ひかる/父/出っ歯の妻/婦長/旅回り一座・ダース)、古田新太(風俗ルポライター・浜名大介/母/先生/カイセンジャー・サーモン/旅回り一座・親分)、岡田義徳(編集者・児島/男/助監督/ツタヤ/タクヤ/旅回り一座・子分)、上地春奈(マネージャー上地/先輩女優ハルナ/妻/カイセンジャー・ピンク)
「印税生活してみませんか?」そう書かれた招待状を手に、ケイタイ小説作家の飛竜、絵本作家の上原、風俗ルポライターの浜名の3人が、編集者の児島に連れられてやってきた。様々な事情を抱えて現状に満足していない3人は、〈印税〉というエサに釣られてきたのだ。携帯電話が圏外になるほどの山奥の洋館。ここが一体どこなのかもわからない。乱暴に通されたのは地下室。どこからともなく女性の声が聞こえてきた。「流行作家の皆さん、私の別荘へようこそ」その声の主は、自らを女優だと名乗る長津田麗子。招待状を送った張本人だ。「芸能生活45周年を記念して、私の自叙伝を書いていただけますか」期限は1ヶ月、成功報酬だが破格の条件提示。うまくいけば夢の〈印税生活〉が手に入る。逃げ場のなくなった3人は、麗子の意思を伝えるマネージャー上地の指示に翻弄されながらも、唯一の手掛かりである書庫の資料を元に、麗子の半生をでっち上げていく。3人は、なぜ長津田麗子から指名されたのか――。果たして自叙伝は書き上がるのか――。【プログラムより】
生瀬勝久さん、池田成志さん、古田新太さんによるユニット《ねずみの三銃士》による5年ぶり2度目の公演。前回公演『鈍獣』に引き続いて宮藤官九郎さんの脚本を河原雅彦さんが演出。
三田佳子さんというキャスティングは反則技に近い。
登場してすぐの終わらないかと思うほどの“プロローグ”では歌を披露し、小学生の格好、セーラー服姿、『アクア戦隊カイセンジャー』の悪役ドクマグロ貴婦人でのかぶりもの、更には「書きなパイ!」という台詞とやらせる方もやらせる方だがやる方もよくやるよなぁ。ドクマグロ貴婦人では第2幕で私の席の近くの通路を通って行ったが、実に嬉々とした表情をしていた。
どんな役でも与えられればその役になりきる、それが女優の業というものなのかも知れない。
一見、接点のないと思われた3人の作家+編集者にも長津田麗子との関係が徐々に明らかになっていく。
飛竜の父は流行作家で、女優の卵だった麗子と関係を持っていたことがあり、上原は子供の頃、デパートの屋上でドクマグロ貴婦人の格好をしていた麗子に優しくされ、空気が読めないためにショーを台無しに。児島は麗子の娘を冷たく捨て去り、そのためAV嬢になった娘と麗子のことを週刊誌に書いたのが浜名。
こうした自分自身や身内の不幸さえも映画化することで元を取ろうとする麗子の姿はもちろん極端なものだけれど、多かれ少なかれ芸能人というのはそういうものも飯の種としていかざるを得ない。そこには当然、逮捕されるたびに愚息のことで頭を下げていた三田さん自身の姿も含まれる。
生瀬、池田、古田の三氏はいくつもの役をこなしてもちろん面白かったのだが、そうした女優の業に比べると、とにかく書いて元を取ろうという作家の業が負けていたような気がする。
まぁ今回ばかりは三田さんの貫録勝ちといったところか。
ちなみに本作でも『なくもんか』に続いて『シャイニング』への言及あり。
よっぽどお気に入りなのか、クドカン(笑)。

2010/1/29 22:07
投稿者:法水
2010/1/29 12:59
東洋大のミスコン優勝者と新人A V 女優が同一人物ではないかと話題になっている。
検証画像などを見てみると、顔がそっくりなのはもちろん、歯並びや頬の膨らみなどから同一人物とみてほぼ間違いないだろう。
http://ymmtkucmh.blogspot.com/
http://ymmtkucmh.blogspot.com/
検証画像などを見てみると、顔がそっくりなのはもちろん、歯並びや頬の膨らみなどから同一人物とみてほぼ間違いないだろう。
http://ymmtkucmh.blogspot.com/
http://ymmtkucmh.blogspot.com/
2009/12/2 1:17
投稿者:法水
そりゃまぁそうでしょうね。ドラマや映画でクドカンを知った人ばかりでしょうから。
>沖縄の女
そうですか?
与えられた役割はこなしていたのでは。
>沖縄の女
そうですか?
与えられた役割はこなしていたのでは。
2009/11/29 23:42
投稿者:Gershwin Melody
一般客は官九郎にもっとライトなものを望んでるんじゃないかな…
あの沖縄の女がウザいんだよね…
あの沖縄の女がウザいんだよね…
暇だねぇ、まったく。