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2009/11/27

『キッチン〜3人のレシピ〜』  映画道

『kitchen キッチン〜3人のレシピ〜』
키친/The naked kitchen

2009年韓国映画 102分
脚本・監督:ホン・ジヨン  脚本:イ・ギョンウィ
撮影:チェ・サンムク  音楽:キム・ジュンソン
出演:シン・ミナ(アン・モレ)、キム・テウ(ハン・サンイン)、チュ・ジフン(パク・ドゥレ)、チョン・ヘジン(写真家キム・ソヌ)、パク・サンフン(共同経営クォン・ジュヒョク)、チョン・ソヨン(娘クォン・イェリム)、クォン・ヒョクプン(料理品評会投資家)、キム・ウォンジュ(同)、クォン・ヨングク(同)、キム・ボヨン(ギャラリーのキュレーター)、ミン・ソンウク(サンインの後輩・証券会社社員)、キム・ジュヨン(モレの店の高校生カップル)、ペク・チニ(同)、チェ・ユンソ(記念撮影の新婦)、イ・ファン(新郎)





天使のように天真爛漫で純粋無垢なアン・モレは年上のハン・サンインと結婚して1周年。お兄さんのようなサンインのことが大好きで、趣味の絵を活かした日傘のお店を営みながら、甘い新婚生活を楽しんでいる。しかしある日、モレは開館時間外にこっそり忍び込んだ現代アートの展示会で、不思議な青年パク・ドゥレと出会う。キュレーターに見つからないようにと隠れた窓際で距離が近づきすぎた二人。彼らを包む眩しい陽射しに理性は遮られ、関係を交わしてしまう。証券会社を辞めて、フレンチ・レストランを開こうと思うと打ち明けるサンインに、名前も住んでいるところも何も知らない彼との出来事を伝え、謝るモレ。サンインは憤りながらも、正直に伝えたモレのために忘れようとする。翌日、サンインに料理を教える為、パリから腕のいいシェフがやってきた。2人の家に住み込むことになったそのシェフは、前日モレが出会ってしまったドゥレだった。自由奔放でパリ仕込みの天才的な腕を持つ若きフレンチシェフのドゥレをサンインは信頼し、また、サンインを兄貴としたう二人は良好な関係を築こうとするが、モレは落ち着かない。「サンインさん以上にモレを好きになったら?」ドゥレにそう言われ、そして、彼が過去に死を前にした病気を経験したことがあることを知ったモレは徐々に彼に惹かれ始める。ドゥレの料理の才能を目の当たりにし、また、モレが彼に惹かれていくことに気付き始めたサンインの心に嫉妬が生まれる。モレに対し、純粋に恋心を表現するドゥレは徐々に気持を隠し切れなくなってゆく。やがてモレが妊娠していることが発覚するが、サンインは素直に喜べなかった。【公式サイトより】

出演俳優の不祥事により公開延期されていた作品が無事公開。
これがデビュー作となるホン・ジヨン監督(女性)は村上龍さんのエッセイ『恋愛の格差』にインスパイアされて本作を書いたのだとか。吉本ばなな(現・よしもとばなな)さんは関係ないのね(笑)。

最初はもう少しコメディタッチの作品なのかと思っていたが、モレとドゥレが美術館で出会い、目の眩むような陽射しの中で関係を交わすという展開には驚いた。と言っても唐突なわけではなく、差し込む陽射しの強さや密着した空間といったものが効果的に使われ、その流れを自然なものとしている。
恐らくモレにとって、サンイン以外の男性とそれだけ至近距離で接したのは初めてのこと。そのことを正直に夫に話し、友人のキム・ソヌにも呆れられてしまうあたりは本当に悪気がなく、自分でも訳が分かっていないのだろう。

面白いのが、モレがサンインのことを「兄貴(ヒョン)」と呼んでいる点。
韓国語では女性が年上の男性を呼ぶ場合は「オッパ」(阿部美穂子さんがよく使ってますな)、男性が呼ぶ場合は「ヒョン」を使うのだが、モレの場合は他の後輩たちがサンインのことを「ヒョン」と呼ぶので自分もそう呼んでいる。
つまり、彼らは形式上は夫婦ではあっても、関係としてはまだ夫婦になりきれていないと言える。サンインが勝手に仕事を辞めてレストランを開こうとするのだって、普通の夫婦であれば「どうして相談してくれなかったの」と妻が夫を問い質すであろうに、モレはサンインに恩があるのかまったく反対すらしない。
こうした未成熟な関係だったからこそ、ドゥレが入り込む間隙があったとも言えるのだが、3人が共同生活をしはじめてからの展開が少々退屈。
タイトルに『キッチン』とありながら、あまり料理が絡んでこない点も残念。

シン・ミナさんは『今、このままがいい』のような作品よりやはりこういった役柄の方が似合っている。その一方で上述のシーンでは恍惚とした表情を見せ、意外にスタイルがよく(巨乳ではないが、最近行われた「一番バストがきれいな女性芸能人」というインターネット調査で2位に選ばれたのも頷ける)、様々な一面を見ることができた。


★★1/2
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