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2009/8/20

『ポー川のひかり』  映画道

『ポー川のひかり』
centochiodi

2006年イタリア映画 94分
脚本・監督:エルマンノ・オルミ
製作総指揮:エリザベッタ・オルミ
撮影:ファビオ・オルミ  音楽:ファビオ・ヴァッキ
出演:ラズ・デガン(教授)、ルーナ・ベンダンディ(ゼリンダ)、アンドレア・ランフレーディ(郵便配達ダヴィデ)、ミケーレ・ザッタラ(司教)、アミナ・シエド(女子学生)、カルロ・ファローニ(うすのろ)、ルイージ・ガルヴァーニ(魚釣り)、ユーリ・ディニ(写真を撮っていた学生)、ロベルタ・マレッリ(検察官)、ブルーノ・タバッキ(学部長)、トマソ・マンチーニ(中佐)、アレッサンドロ・ペツァーレ(金物屋の店員)、アリーチェ・フェラーリ(ダヴィデの婚約者)、ブルーナ・マロッキ(女詩人)





イタリア、ボローニャ大学。夏期休暇中で人気の無い大学で、守衛は大量の古文書が太い釘で打ち抜かれているのを発見する。この書物の大虐殺に、学内は一転大騒ぎとなる。容疑者として浮かび上がったのは、若くして名声を得、将来を嘱望されていた哲学科の主任教授だった。近く国際舞台で論文を発表することになっていたが、前日の学年末の授業を最後に忽然と姿を消していた。教授はあてもなく車を走らせていた。途中でその車も捨て、車のキー、ジャケット、財布も大河ポー川へと投げ捨てわずかな所持品を手に川をたどって歩き始めた。川岸の朽ちかけの小屋を見つけた彼は、そこを住処にしようと考える。生活用品を買いに繰り出した町で、郵便配達の青年ダヴィデにパン屋の場所を教えてもらい、そのパン屋で若い娘ゼリンダと知り合う。次の日、小屋の修理を始めた彼の元に、配達で近くを通りかかった彼女が声をかけた。「毎朝ここを通るから、何か持ってくるわ」ゼリンダが去ると、今度はダヴィデがやってきて、元煉瓦工だったと小屋を建て直す相談にのってくれた。その頃、ポー川から彼のジャケットなどが見つかり、警察は自殺を疑い始めていた。小屋の近所には、共同生活を営む老人たちがいた。彼らも教授に関心を持ちはじめる。小屋の修理にダヴィデが手を貸しはじめ、老人たちも加わって、立派な家が出来上がった。いつからか彼らは、イエス・キリストに似たその風貌から、この見知らぬ男を「キリストさん」と呼ぶようになっていた。親切で純朴な村の人々との交流に、自然と教授に笑顔が戻っていた。ところがある日、港建設のためポー川中流からの立ち退き命令が下った老人たちを助けようと、「キリストさん」はある行動にでる。それによって、一旦は自殺を疑っていた警察は彼の居所を突きとめるのだが…。【公式サイトより】

エルマンノ・オルミ監督、最後の長篇映画。

ポー川はイタリア北部を流れる国内最長の川で、ポー川のデルタ地帯を中心に世界遺産にも登録されている。ちなみに原題は直訳すると「百本の釘」で、冒頭の“殺害”に用いられた釘を指す。
その冒頭のシーンこそ誰が何のためにそんなことをしたのかという興味が沸くが、この映画の主眼はそこにはなく犯人はあっさり哲学教授だと分かり、彼がポー川のほとりで暮らし始め、付近の住民たちと交流する様が中心となる。正直、そのあたりはメリハリもなく面白みも感じなかった。
教授がキリストさんと呼ばれ、集まる老人たちが使徒のように並んで食事を取るというのも、キリスト教に対する理解力は棚に上げつつ、寓話と言うにはあまりにも直截的すぎるような気もした。


★★
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