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2009/4/29

『スラムドッグ$ミリオネア』  映画道

『スラムドッグ$ミリオネア』
SLUMDOG MILLIONAIRE

2008年イギリス映画 120分
監督:ダニー・ボイル  共同監督(インド):ラヴリーン・タンダン
脚本:サイモン・ボーフォイ
原作:ヴィカス・スワラップ『ぼくと1ルピーの神様』
撮影:アントニー・ドッド・マントル  編集:クリス・ディケンズ
音楽:A・R・ラーマン
出演:デヴ・パテル(ジャマール・K・マリク)、マドゥル・ミッタル(サリーム・マリク)、フリーダ・ピント(ラティカ)、アニル・カプール(司会プレーム・クマール)、イルファン・カーン(警部)、アーユッシュ・マヘーシュ・デカール(幼少期のジャマール)、タナイ・ヘマント・チェダ(少年期のジャマール)、アズルディン・モハメド・イスマイル(幼少期のサリーム)、アシュトシュ・ロボ・ガジワラ(少年期のサリーム)、ルビーナ・アリ(幼少期のラティカ)、タンヴィ・ガネシュ・ロンカー(少女期のラティカ)、アンクル・ヴィカール(ママン)、チラグ・パルマル(少年期のアルヴィンド)





インド中の人々が、今、テレビに釘付けになっている。大人気番組『クイズ$ミリオネア』が、番組の歴史上最高にエキサイティングな瞬間を迎えているのだ。挑戦者はムンバイのスラム出身の18歳、ジャマール・マリク。学校に行ったこともない彼は次々に難解な質問に正解を出し続け、あと1問で2000万ルピーを手にするところまで来ているのだ。いまだかつて医者も弁護士も、ここまで勝ち残ったことはない。もちろん、番組のホスト、プレーム・クマールにとって、このなりゆきはおもしろくない。クマールはこっそりと警察に連絡し、1日目の収録が終了したところでジャマールを逮捕させてしまった。どんなずるい手段を使ったのかと尋問され、拷問を受けるジャマール。単に本当に答えを知っていただけだと主張する彼は、これまでに出された質問ひとつひとつについて、その答えを知ることになった過酷な過去を話し始めた。ジャマールと兄のサリームは、幼い頃目の前で母を亡くし孤児になった。ある日、ふたりは、ひとりぽつんと立っている女の子を発見する。放っておけという兄の言葉に逆らって、ラティカという名のその孤児の女の子を自分たちの仲間に招き入れてあげるジャマール。友人になったラティカ、ジャマール、サリームの3人は、自分たちを“三銃士”と見立てて、想像を絶する究極に残酷な少年時代を手を取り合って生き抜く。しかし、孤児たちを搾取する恐ろしい大人たちの元から逃げ出す途中で、ラティカと兄弟は生き別れとなってしまう。兄弟2人となったジャマールとサリームは、電車の中で乗客から盗みを働いたり、タージ・マハルで焼き付けの知識を得て観光ガイドのフリをし、金を稼いだりして生き延びていた。どんな苦労にさらされながらも、決して金銭への欲望にとらわれることなく、まっすぐな心と誠実さを失わないジャマールと対象的に、サリームは金とパワーに貪欲になっていき、兄弟の溝は深まっていった。そんなジャマールの心の支えとなってくれたのは、今はどこに住むのかもわからない、幼なじみのラティカだった。彼女をどうしても見つけたい。その一心からジャマールは、「クイズ$ミリオネア」に参加することを決意する。インドのどこかで、彼女が見ていて自分を見付けてくれるかもしれないという希望に賭けるためだった。警察の尋問を受けるジャマールが、自らの過去を語るうちに、彼がなぜ質問の答えを知っていたのかが少しずつ明らかになっていく。ジャマールの話を聞くうちに、最初は敵意に満ちていた警部も、次第に心を動かされていく。このスラムの負け犬は、もしかしたら真実を語っているのかもしれない。さらに会話を続けるうちに、そもそもジャマールがなぜクイズ番組に出演しようと思ったのか、その動機が明らかにされ、警部はジャマールに「スタジオに戻って、最後の質問に答えなさい」と言う。そしてジャマールは、全てを賭けた“ファイナル・アンサー”を出すために、スタジオへと戻ることになる。【「CINEMA TOPICS ONLINE」より】

アカデミー賞で作品賞、監督賞など8部門を受賞した話題作。

悪くはないと思うのだが、正直言って期待しすぎたかなというのが第一印象。
原作でどうなっているのか分からないが、最後の問題でテレフォンを使うなど『クイズ$ミリオネア』というクイズ番組ありきになっている点が気にかかる。問題も「運命」で片付けるには偶然の連続すぎて、問題作成者の中に身内がいるのではないかと思ってしまったぐらい。「運命」は選択肢の中で"It is written."と表示されるが、まさに筋書き通りといった感じを受けてしまう。
また、過去のエピソードも問題ごとに語られてしまうため、どうしてもぶつ切りの印象が否めない。もっと少年時代をじっくり描いて欲しかった。

オールインドロケの撮影は見もの。
俯瞰ショットを多用することにより、観客は物理的にもスラム街を見下ろすことになり、ジャマールがそこから這い上がってきたという印象を強く与える。


★★1/2
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