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2009/1/12

『ジャズ・オン・パレード1956年 裏町のお轉婆娘』  映画道

ジャズ・オン・パレード1956年 裏町のお轉婆娘』

1956年日本映画 92分
監督:井上梅次  脚本:吉田広介「平凡」所載
製作:柳川武夫、茂木了次  助監督:山ノ内亮一
撮影:間宮義雄  照明:大西美津男  録音:橋本文雄
美術:木村威夫  音楽:多忠修  舞台構成:和田肇  舞台振付:中村友武
編集:鈴木晄  製作主任:櫻井宏信  特殊撮影:日活特殊技術部
出演:江利チエミ(エミイ)、長門裕之(浩介)、芦川いづみ(ユリ子)、フランキー堺(寛)、桂典子(レイ子)、岡田眞澄(秀一)、浅丘ルリ子(ルリ子)、菅井一郎(大山庄之進)、坪内美詠子(若原静江)、沢村国太郎(佐川徴笑)、汐見洋(エミイの祖父)、小笠原章二郎(執事青野)、内海突破(北川安吉)、有木山太(町田徳一)、森川信(岩下久兵衛)、三島謙(石井吉造)、キドシン[木戸新太郎](口笛の六)、光沢でんすけ(流しのサブ)、宮田洋容(ボーイ長)、衣笠一夫(マスター)、山田禅二(ビルの大家)、紀原耕(私立探偵)、久遠利三、山下千枝子、久場礼子、羅生門[プロレスラー](大山家の用心棒)、松岡清、榊田登貴子、東桂子、松原京子、鳴海弘子、大倉節美、堀内貞子、渡辺典子、櫻マチ子
特別出演:月丘夢路、新珠三千代、南田洋子、北原三枝、南寿美子、東谷暎子、明美京子、高友子、高英男、市村俊幸、柳寿子、スリー・ステッパーズ、日活ファミリー・クラブ ダンシング・チーム





興行師北川と芸能プロデューサー町田は、興行界の大御所大山の孫娘恵美子が家出していると知って、一儲けしようとたくらんだ。そのころ、銀座裏のあるレストランでカレーライス三杯平げた娘が、足りない勘定の代りに「チャチャチャは素晴らしい」を歌い、流しの浩介、寛たちと知り合った。名前はエミイ、東京見たさにお祖父さんに内証で家出してきたという。エミイが去ったあとへ北川たちが現れ、エミイの話を聞くとてっきり大山の孫娘にちがいないと大騒ぎ。というのも今度のジャズ・ショウに大山の孫娘を入れてヒットさせたいと思うからだ。当のエミイは、花売り娘ルリ子に逢い、ルリ子のいる孤児院「光の家」へ行って、得意の歌で孤児たちの人気者になった。この「光の家」を経営しているのは若原静江という未亡人と、その一人娘ユリ子である。「光の家」が経営難で借金に苦しんでいるのを見兼ねた童謡詩人佐川先生は、浩介、寛、エミイたちでジャズバンドをつくり、「光の家」を救おうと思い立った。エミイを恵美子と思い込んでいる北川たちも大乗気だ。大興行師大山が後立てという触れ込みが利いて、質屋の岩下久兵衛や不動産屋の石井吉造も共同出資者に。準備は順調に進むが、それを耳にした大山は激怒して、全然無関係だと声明した。慌てた北川がエミイの写真を見せに行ったところ、恵美子とは別人だった。そのとき「おじいさま、お願い」と飛び出したユリ子を見て、大山は声をあげて喜んだ。ユリ子こそ大山の孫娘であり、母の静江は戦死した大山の息子の隠し妻だったのである。一度は拒絶した大山も、皆の熱意に打たれてショウを引き受けることになった。エミイの熱演、有名スターの特別出演でショウは大成功。楽屋では大山がこれまでの冷い仕打ちを、静江に詑びていた。【「キネマ旬報」より】

新東宝で雪村いづみさん主演の『ジャズ・オン・パレード1954年 東京シンデレラ娘』を撮った井上梅次監督が、今度は日活で江利チエミさんを主演に迎えて撮った作品。

興行界の大御所・大山の孫娘・恵美子が家出したという前提があって登場するのがお腹を空かせた江利チエミさん。お金がないのに我慢しきれずにレストランに入り、カレーライスを三杯たいらげる。
で、お金を払う段になって無銭飲食だとボーイが警官を呼びに行くという事態になる中、ジュークボックスでリクエストしようとしていた客の金を受け取って歌うのが「チャチャチャは素晴らしい」。



その後は流しの仲間や孤児院の子供たちに出会ったりする一方で、エミイが大山の孫娘だと確信した北川と町田らは彼女をジャズ・ショウに出演させて儲けようと画策。
江利チエミさんがどう見ても田舎から出てきた娘なものだから、恵美子ではないことが最初から丸分かり。孤児院「光の家」の設立者の娘・ユリ子に扮した芦川いづみさんの方が断然お嬢様だもんなぁ。
そんな早合点をする北川と町田もいいコンビ。特に「イイねぇ、ナイスだねぇ、セシボンだねぇ」とどこまでも調子のいい北川の口八丁手八丁ぶりが見事。
演じる内海突破さんは漫才師だったとか。最近はお笑い芸人がシリアスな演技をしたりもしているけど、本来はこういう役をやってこそだよなぁ。

なんだかんだあって最後はジャズ・ショウが開かれる。劇中劇には月丘夢路さん、新珠三千代さん、南田洋子さん、北原三枝さんといった当時の日活スタアが特別出演で華を添える。

第4景・裏町のお転婆娘


芦川いづみさんの踊りが見られるというのも貴重。
ちなみにフランキー堺さんの右隣で踊っているのが当時15歳の浅丘ルリ子さん。

この作品は1956年の正月に公開されたというだけあって、歌あり踊りありでまさに理屈抜きで楽しめる娯楽作品となっている。
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