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2008/10/28

『BE KIND REWIND』  映画道

『BE KIND REWIND』

2008年アメリカ映画 101分
脚本・監督・製作:ミシェル・ゴンドリー
撮影:エレン・クラス  音楽:ジャン=ミシェル・ベルナール
出演:ジャック・ブラック(ジェリー)、モス・デフ(マイク)、ダニー・グローヴァー(エルロイ・フレッチャー)、ミア・ファロー(ミス・ファレヴィチ)、メロニー・ディアス(アルマ)、シガーニー・ウィーヴァー(ミズ・ローソン)、ポール・ディネロ(ルーニー氏)、チャンドラー・パーカー(ファレヴィチの甥クレイグ)、アージェイ・スミス(マニー)、クィントン・アーロン(Q)、マーカス・カール・フランクリン(少年1)、ブレイク・ハイタワー(少年2)、アミール・アリ・サリード(少年3)、キシュー・チャンド(アルマの姉)、P・J・バーン(ベイカー氏)




ニュージャージー州パサイク。再開発の波が迫る街角のおんぼろレンタルビデオ店“BE KIND REWIND”で働くマイクは、この店が伝説のジャズミュージシャン、ファッツ・ウォーラーの生家だったという店長フレッチャーの話を信じこんでいる。ある日、店長はマイクに店を任せ、DVDレンタル店の視察旅行に出かける。店長は何かとトラブルを起こすマイクの幼馴染ジェリーを店に入れないように言うが、前日の夜中に発電所に忍び込んだジェリーが強力な電磁波を浴び、その磁気のせいで全てのビデオの中身が消去されてしまったことが判明する。2人は店長に頼まれて『ゴーストバスターズ』を借りに来たミス・ファレヴィチに翌日までにビデオを探しておくとごまかし、埃だらけのビデオカメラで自作自演でリメイクすることにする。段ボールに描かれた背景やアルミホイルや家電製品で作り出した衣裳でどうにか危機を乗り越える。そのビデオをミス・ファレヴィチの甥クレイグたちが気に入り、たちまち店は大繁盛。クリーニング店で働くアルマも仲間に入り、客のリクエストに応えてヒット作、名作を次から次へと勝手にリメイクし、主演のジェリーはすっかりスーパースター並みの人気者に。旅行から帰ってきた店長は店の盛況ぶりに目を丸くする。泥沼のように退屈だった町が少しずつ輝き始めたその矢先、ハリウッドの映画会社の弁護士ミズ・ローソンとルーニーが訴えにやってくる。

間違いなく本年度のサイテー邦題ナンバー1。
“ミライ”とカタカナにしているところも嫌だし、“逆回転”という言葉がどこから出てきたのかがさっぱり分からない。“僕らの”というのもなぁ…(結局すべてか。笑)。

見所は何と言ってもジェリー、マイク、アルマが作るリメイクの数々。
VFX全盛のハリウッド映画界において、フランス人のミシェル・ゴンドリー監督が映画の原点に立ち返るような作品を作り出したことが興味深い。
弁護士役のシガニー・ウィーヴァーさんは最初に作られる『ゴーストバスターズ』に出てたし、ジャック・ブラックさんは『キングコング』の本当のリメイクに出てた。個人的には『ドライビングMISSデイジー』が好き。
それにしてもオリジナルを製作した各映画会社はよく許可したよな。
多分、断ったところもあるんだろうけど。
ちなみにリメイクされた作品のパッケージには"Sweded"(スウェーデン製)と書かれていたが、今ではYouTubeでその言葉で検索すると、様々な作品のリメイクが出てくる。いやぁ、愛すべき映画バカだねぇ(笑)。

ジェリーが発電所に忍びこんで磁気を帯びるという設定にやや無理があるのと、最後のオリジナル映画を作ろうという流れがやや不自然ではあるが、その完成されたファッツ・ウォーラーの伝記映画の上映会が実に素晴らしい。
舞台となっているパサイクはとにもかくにも退屈な町として描かれているが、スクリーンを見る町の人々の表情が至福そのものでうらやましくなってくる。
みんなで映画を観てみんなが笑顔になる。
映画にはそれだけの力があるということを再認識させてくれた。


★★★



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