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2008/10/19

大河ドラマ『篤姫』第四十二回「息子の死」  『篤姫』道

原作:宮尾登美子「天璋院篤姫」
脚本:田渕久美子
音楽:吉俣 良
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団  テーマ音楽指揮:井上道義
演奏:弦一徹オーケストラ  題字:菊池錦子
時代考証:原口 泉、大石 学  建築考証:平井 聖  衣裳考証:小泉清子  脚本協力:田渕高志
撮影協力:鹿児島県、鹿児島県鹿児島市
所作指導:西川箕乃助  囲碁指導:梅沢由香里  仏事指導:金嶽宗信  書道指導:望月暁云  邦楽指導:藤舎千穂
薩摩ことば指導:西田聖志郎  御所ことば指導:堀井令以知  京ことば指導:井上裕季子  土佐ことば指導:岡林桂子
資料提供:德川記念財団、尚古集成館、伊牟田志香人、野本禎司、竹村 誠
語り:奈良岡朋子

出演:宮﨑あおい(天璋院)、瑛太(小松帯刀)、小澤征悦(西郷吉之助)、原田泰造(大久保一蔵)、堀北真希(和宮)、松田翔太(徳川家茂)、竹本聡子(土御門藤子)、安倍麻美(常磐)、こだま愛(花園)、
西田聖志郎(板倉勝静)、伊集院八朗(小笠原長行)、二橋 進(三吉慎蔵)、栗山光信、岸本光正、住吉晃典、西川小扇姿、西川舞扇生、西川真弥、ともさかりえ(お近)、中嶋朋子(重野)、高橋由美子(唐橋)、平 岳大(一橋慶喜)、原田夏希(お琴)、岩井友見(歌橋)、玉木 宏(坂本龍馬)、市川実日子(お龍)、澁谷晶己、宮崎彩子、中村春菜、細川あゆみ、神川真理、劇団東俳、劇団ひまわり、エンゼルプロ、テアトルアカデミー、キャンパスシネマ、クロキプロ、稲森いずみ(滝山)、高畑淳子(本寿院)、中村メイコ(庭田嗣子)、北大路欣也(勝麟太郎)

制作統括:佐野元彦
プロデューサー:屋敷陽太郎  美術:山口類児  技術:市川隆男  音響効果:西ノ宮金之助
撮影:伊藤 潤  照明:新藤利夫  音声:渡辺暁雄  映像技術:守友祥史
記録:水島清子  編集:佐藤秀城  美術進行:柿崎恒明
演出:佐藤峰世




慶応2年。伏見薩摩藩邸。
龍馬が寺田屋で襲われたと聞いた帯刀が駆けつける。龍馬の手には包帯が巻かれていたが、命に別状がないと分かって安心する。これからどうするかと思案する龍馬たち。
夜。小松邸。
帯刀はお琴に2人を薩摩にある刀傷に効く温泉に連れて行くと話す。お琴は自分も連れて行って欲しいと言うが、すぐに冗談だと打ち消す。帯刀はお琴に話があると切り出すが、お琴はややこしい話なら薩摩から帰ってからにしてと言って出て行く。
廊下で沈んだ表情を浮かべるお琴。
大奥では家茂不在のまま寂しい春を迎えていた。
滝山は天璋院付とした御年寄の唐橋(からはし)を紹介する。
唐橋は生まれが京で、生家は漢方医をしており、大坂城にいる家茂の様子を伺うのに都合がいいという滝山の配慮に感謝しつつも、何もしてやれない悲しみがこれほどのものであったとはと嘆く天璋院。
大坂城。写真を見ている家茂。
大坂に来てもうすぐ10ヶ月になり、時ばかりがいたずらに過ぎるとつぶやく。
江戸城大奥。勧行院の位牌の傍らに写真を置き、手を合わせる和宮。
嗣子が来て一緒に祈ろうとすると、鳴り物と歌が聞こえてくる。
天璋院も「何じゃあの騒ぎは」と音のする方に行くと、本寿院と歌橋らが女たちの演奏と踊りを楽しみながら酒を飲んでいる。
滝山に「お慎みくださいませ」と言われ、嗣子も眉をひそめるが、本寿院は少しでもにぎやかにせねば皆の気が滅入ると言い、これも亡くなった方への供養だと取り合わない。
溜息をつき、部屋を出る天璋院は、滝山に「たまにはよいのではないか」と言い、嗣子にはよかれと思うてやっていることだと取り成す。
天璋院は新座敷に戻り、重野、唐橋らとともに菩薩像に向かって手を合わせ、「どうかお助け下さいませ。一日も早いお帰りをみなが待ち望んでおられます」と祈る。
夕方。新御殿。まだ聞こえてくる騒がしい音に鬱々しいとつぶやく嗣子。部屋で写真を見ている和宮を見て立ち去る。顔を上げて空を見る和宮。


ここへ来てニューフェイス登場ですね。
実際にはもっと早く登場する予定だったそうですが。

大坂城では、慶喜が薩摩の大久保を呼び出していた。
長州征伐を「朝廷征伐」とわざと間違えてとぼけた返答をする大久保。その態度に業を煮やした慶喜は「薩摩には頼まぬ」と腹を立てて出て行く。
家茂は薩摩が出兵を拒んだと聞き、勝安房守を奉行職に戻し、大坂城へ呼ぶように指示。その直後、胸を押さえて倒れる。
家茂の病状はまだ大奥には知らされずにいた
大坂に向かう勝を呼び出した天璋院は、家茂が元気であろうかと心配し、胸騒ぎがしてならないと打ち明かす。勝は火急の折はすぐに知らせると約束する。
天璋院は今ひとつ聞きたいことがあると言い、なぜ薩摩は長州に味方し幕府に従おうとしないのかと尋ねる。それに対し、「時代が変わりつつあるとしか申し上げられません」と勝。世の流れには逆らえぬと言われながらも、天璋院は「それでも私は徳川家を守らねばならぬ、公方様も宮様も大奥の女子たちもじゃ」と言う。
更に天璋院は、長州・薩摩が幕府に向かってくるということはないかと聞く。否定する勝に「ないと言い切れるか」と念を押す天璋院。勝は万事は家茂に会ってからと答える。


しかし天璋院ほどの人なら開国に傾きそうなものですが、そうではなかったのが面白いところですね。

薩摩。小松家。
お近が龍馬とお龍を出迎える。お近から目を逸らし、席を立つ帯刀。龍馬も後に続く。お龍と目が合い、微笑み合うお近。
その後。京の屋敷に女子を置いているとお近に頭を下げる帯刀に、そのようなことではないかと察しておりましたと答えるお近。
塀の外で、聞き耳を立てるお龍と龍馬。
帯刀はお琴とは別れると言うが、お近は煮え切らない態度に腹を立てる。
部屋に戻った龍馬は帯刀は正直すぎるとお龍に言う。お龍に龍馬だったら他に女子をこさえても言ってくれないと言われ、正直に話すと言う龍馬。そんな龍馬をにらみつけるお龍。
ほどなくして一同は霧島の温泉へ。
武士の世はもうすぐ終わると言う龍馬に、そうなったらこの国は誰が引っ張っていくのかと尋ねる帯刀。龍馬は帯刀が引っ張っていけばいいと言うが、帯刀は己の妻一人思うようにできないと苦笑する。「女子に弱いがは新しき時代の男の証みたいなもの」と龍馬。
部屋では、お龍はお近に帯刀を許さないのかと尋ねる。京では命を狙われることも多く、支えてくれそうな女子がいればついそのような気になると言うお龍。お近は以前、帯刀には好きな人がいて、その人が遠い存在となったために好きでない女と一緒になったのではないかという不安があり、帯刀は本当に好きな人に出会ったのではないかと心が揺れていた。
お龍は「惚れられるより惚れるほうがうんっと幸せどっせ」と言い、窓の敷居に腰かけて庭を見る。お龍の父は井伊大老の大獄で重い咎めを受けており、龍馬が国を変えようとしているのを知って惚れたと話す。寺田屋のような事件もあって心配することもあるが、そんな男にはなかなかめぐり合えない、出会えただけで幸せだと言うお龍に、「それなら私も同じです」とお近。酒を飲みながら、「うちら2人とも幸せな女どすな」と言うお龍。好きな人といつでもいられてうらやましいというお近に、「何があろうとええやおへんか。惚れた相手が生きてさえいてくれれば」とお龍。
お龍と話したことで何だか気が楽になったと笑顔を見せるお近。


これがいわゆる日本初の新婚旅行というわけですね。小松夫妻も同行してたんでしたっけ? 最近はその小松夫妻の方が10年早く新婚旅行に行っていたという説もあるようですが。

季節が夏に移り、家茂の病気の報せが大奥にもたらされる。
唐橋から病状は芳しくないと報告を受ける天璋院。そこへ、話を聞いてきた和宮がやってきて様子を尋ねる。天璋院は和宮にしっかりするように言い、疲れが出ただけだと励ます。
唐橋は家茂が蘭方医を好んでいたが、漢方医の見立てもあってしかるべきだと言い、賛成した天璋院はすぐに漢方医を遣わすように命じる。和宮もお上に文を書いて漢方医を遣わすように頼むと言い、嗣子にすぐに手配するように言う。
大坂城。和宮からの文を読む家茂。そこには「増上寺よりご本尊のお札を頂き、毎日お百度を踏んでおります」といったことが書かれていた。
大奥の庭で池を見つめる天璋院。
同じ頃、薩摩・小松家。
傷が癒えた龍馬とお龍は下関に向かう。
見送る帯刀は、総髪を許してもらえるよう藩に頼んだと龍馬に明かす。
龍馬たちが立ち去った後、お近はそっぽを向いて家に入る。
部屋。碁盤の前に座る帯刀にお茶を運ぶお近。
気まずい雰囲気の中、お近が龍馬のことを風のような方と言ったのを聞き、帯刀は「夫婦だなぁ」と自分も同じ事を思ったことがあると話す。お近はお琴のことならいいのだと言い、少し悔しくはあるが、今の帯刀には欠かせない方と理解を示す。
お茶を一口飲み、熱がる帯刀。まだ許してくれておらぬのではないかと言う帯刀に、熱いと思うのは生きている証、生きてさえいてくれればと答えるお近。何のことか分からず、あっけに取られる帯刀。お近は帯刀をひと睨みすると、微笑んで部屋を出て行く。


最近、ブログの悲観的な内容が話題となっているともさかさんですが、実際に夫に女がいたとなったらお近のようには振る舞えないでしょうねぇ。

慶応2年6月、幕府と長州の戦がついに始まる。
大坂城。布団に横たわっている家茂のもとに駆けつける勝。
そこへ京よりの届け物が来る。勝に命じて身を起こさせる家茂。
箱のふたを開けると、西陣織が入っている。家茂は和宮にこれを土産に凱旋すると約束したと言い、一つだけ困ったことがあると言う。長州以外に困らせることがあるのですかと軽口を叩く勝にあきれながらも、天璋院への土産を決めかねていると話す家茂。勝は何よりの土産は家茂の元気な姿だと言い、天璋院も和宮も江戸で会える日を楽しみに待っていると励ます。
江戸城、大奥。仏間で和宮が手を合わせている。
天璋院が来て、和宮の隣に座ってともに祈り始める。
ところが慶応2年(1866)7月20日、家茂の容態が急変する。
江戸へ戻らねばと立ち上がる家茂だったが、すぐに倒れこむ。駆けつけた勝は家茂を抱き起こす。勝がいると気づいた家茂は他の者を下がらせ、勝に自分は何事かをなしえたと言えるのであろうか、将軍としての何か、男としての何かをと聞く。勝は「幕府にとり未曾有の大難の中でよくぞこれだけのお働きをなされたとただただ感服仕ります」と答えるが、家茂は「そちはやはりほら吹きじゃのう」と笑う。家茂は「悔しいのう。わしはまだ21ぞ」と涙し、勝も涙目になりながら病に倒れるなど早すぎますと励ます。
意識が朦朧としながらも、「江戸へ…もう一度、江戸へ戻りたかったのう。母上と宮様を頼む」と言って、目を閉じる家茂。
大奥。新座敷に駆け込む滝山。
たった今、大坂から家茂が身まかったという報せがあったという滝山に、「嘘じゃ」とつぶやく天璋院。障子を伝いながらふらつく足取りで廊下を行き、仏間で祈る和宮のもとに向かう。
よろけるように座った天璋院の様子を見て、勘づく和宮。
和宮の肩を抱く天璋院。


松田翔太くん、これまで特にいいと思ったことはありませんでしたが、この家茂役はハマっていました。最期も見事に演じ切っていたと思います。
屏風が倒れて眩しいほどの夕陽が差し込むという演出や、天璋院と和宮が言葉を交わすことなく悲しみを共有するという演出もよかったです。


「篤姫紀行」
〜帯刀と龍馬、静養の地〜鹿児島県霧島市
霧島温泉郷、坂本龍馬・お龍新婚湯治碑、龍馬・お龍湯治の浴槽、霧島神宮、犬飼の滝
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