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2008/9/28

『闇の子供たち』  映画道

『闇の子供たち』

2008年日本映画 138分
脚本・監督:阪本順治  原作:梁石日
撮影:笠松則通  美術:原田満生  編集:蛭田智子
音楽:岩代太郎  主題歌:桑田佳祐「現代東京奇譚」
出演:江口洋介(南部浩行)、宮﨑あおい(音羽恵子)、妻夫木聡(与田博明)、プラパドン・スワンバーン(チット)、プライマー・ラッチャタ(ナパポーン)、佐藤浩市(梶川克仁)、鈴木砂羽(梶川みね子)、豊原功補(清水哲夫)、塩見三省(土方正巳)、外波山文明(大山)、三浦誠己(矢田)、田畑弦(梶川翼)、Pudis Wongtrakul(ゲーオ)、Suntree Mailaoo(チョンプー)、Tanapath Singamrat(レック)、アタゴーン・スワンナラート(ソーポン)、Kullasatree Kanmakklang(ヤイルーン)、Nichakorn Puapornpong(センラー)、Setanan Homyamyen(アランヤー)




日本新聞社バンコク市局の記者、南部浩行が、東京本社の社会部からあるネタの調査を依頼される。それは近く日本人の子供がタイに渡り、臓器移植手術を受けるらしいとの情報だった。闇社会の事情に通じるタイ人の知人に金を握らせた南部は、臓器移植の元仲介者に接触。その元仲介者から聞きだしたのは、提供者の子供が生きたまま臓器をえぐり取られるという衝撃の事実だった。そのことを東京の社会部に報告した南部は、さらなる取材を決意するのだった。その頃、若い日本人女性、音羽恵子がバンコクの社会福祉センタ―<バーンウンアイラック(愛あふれる家)>に到着した。東京の大学で社会福祉を学んだ彼女は、アジアの子供たちのために何かをしたいという思いで、このセンターにやってきたのだ。それは音羽にとって本当の自分を発見するための旅でもあった。女性所長ナパポーンのスラム街の視察に同行した音羽は、そこでバンコクの貧民層の厳しい現実を目の当たりにする。ナパポーンの気がかりは、読み書きを教えていたアランヤ―という少女が最近センターに姿を見せなくなったことだった。そのことをアランヤーの親に問い質すものの、彼女は仕事が忙しくてそれどころではないという。そしてナパポーンや音羽は、取材のためセンターを訪れた南部から子供の臓器移植手術の情報を聞かされ、戦慄を覚えるのだった。実はアランヤーはチェンライの街の一角にある売春宿に売り飛ばされていた。マフィアが仕切るこの売春宿には大勢の子供たちが劣悪な監禁部屋に閉じ込められ、欧米や日本から来た児童性愛者の相手を強いられている。客の要求を拒んだ子供は容赦ない暴力で痛めつけられ、病気で弱りきった子供は病院に連れて行かれることなく、物のように捨てられてしまう。ある朝、売春宿からトラックに乗せられた黒いゴミ袋には、エイズを発症したヤイルーンという少女が包まれていた。ヤイルーンの故郷は国境の向こうの美しい山間部の村である。捨てられたヤイルーンと入れ替わるようにして、彼女の妹センラーがチットというマフィアの男に連れられてバンコクの売春宿にやってきた。今日からセンラーも外国人客を相手に身を売ることになるのだ。そんなある日、アランヤーからの助けを求める手紙が<バーンウンアイラック>に届いた。すかさずナパポーンや音羽らはチェンライに飛び、売春宿の場所を探りあてるが、警察は証拠不十分として動こうとしない。自力でアランヤーを救い出そうにも、マフィアの監視の目に妨げられてどうすることも出来なかった。東京に飛んだ南部と音羽は、最初に臓器移植手術のネタを掴んだ記者、清水と合流し、梶川という商社マンの自宅を訪ねる。彼こそはタイで手術を受けようとしている子供の父親なのだ。しかし、その取材は「人の命をお金で買うんですか!」と音羽が叫んだために決裂してしまう。音羽の願いは、今まさに命の危機にさらされている子供を助けること。一方、南部はひとりを救っても新たな犠牲者が出るのだがら、それを食い止める方法を見つけるべきだと主張する。子供を救うという目的は同じでも、ふたりの間には決定的な亀裂が生じていた。やがてタイに戻った音羽は無力感に打ちのめされながらも、チェンライの売春宿から新たに捨てられたゴミ袋の中から、病に冒されたアランヤーの救出に成功した。彼女と別行動をとる南部は、バンコクで日本人フリーカメラマンの青年、与田を協力者として迎え、臓器移植者の子供が病院に連れてこられる決定的瞬間を撮影しようと試みる。しかしマフィアに拳銃で脅され、子供たちを救おうともがき苦しむ南部は、人間の内に潜む真の闇と向き合うはめになるのだった…。【公式サイトより】

梁石日さんの原作小説を阪本順治監督が映画化。
舞台となるタイではその内容から上映中止に。

前評判で耳にしていた通り、扱いにくい題材に挑戦したその意欲は買うが…という感じ。
タイ人子役の熱演もあって、実に痛ましく吐き気を催すようなシーンが続く。
さすがに生きたままで心臓移植に提供されるのかどうかは分からないけど、他の臓器の売買や児童買春などは恐らく実際に行われていることだろう。
そこまではよかったのだが、何と言っても最後の南部の行動がすべてを台無しにしてしまっている。ちなみにコレは原作にはない展開だが、どうしてそんな個人の問題に収斂させてしまったのだろう。何の解決にもならないばかりか、南部の過去が清算されるわけでももちろんない。
最後は与田と清水が鏡に映る自分の姿を見るショットで終わる。観客にこれは決して他人事ではなく、あなたも当事者になるかも知れないということを言いたかったのだろうが、決して成功しているとは言い難い。

役者陣では今年の大河の顔と来年の大河の顔が健闘。
宮﨑あおいさんが顔に傷を作るなんて役、ほとんどなかったのでは。
しかし佐藤浩市さんはあれだけの出番なのにチラシに顔を出していいのか?(笑)
三浦誠己さん扮する矢田というのはセンラーに咥えさせて撮影していた男かな。
この三浦誠己さんもよく名前を目にする割には顔が覚えられないんだよなぁ…。


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