芦川いづみさんデビュー65周年記念 DVD10タイトル発売!

2006/5/29

『クライング・フィスト』  映画道

『クライング・フィスト』
주먹이 운다/Crying Fist

2005年韓国映画 120分
脚本・監督:リュ・スンワン  脚本:チョン・チョロン
出演:チェ・ミンシク(カン・テシク)、リュ・スンボム(ユ・サンファン)、イム・ウォニ(テシクの後輩オ・ウォンテ)、ピョン・ヒボン(パクコーチ)、ナ・ムニ(サンファンの祖母)、キ・ジュボン(サンファンの父ユ・ジュボン)、キム・スヒョン(クォルロク)、アン・ギルガン(刑務主任)、チョン・ホジン(ソバ屋の主人・サンチョル)、オ・ダルス(借金取りチョン・ヨンデ)、ソ・ヘリン(テシクの妻ソンジュ)、イ・ジュング(テシクの息子カン・ソジン)




1990年のアジア大会で銀メダルに輝きながら、今では殴られ屋として生計を立てているカン・テシク。経営していた工場が火災に遭った上、違法建築だと発覚、おまけに後輩のウォンテに借金を踏み倒され、妻は息子ソジンを連れて家を出てしまう。絶望に打ちひしがれるテシクだったが、ソバ屋の主人の励ましにより、新人戦出場を決意し、ウォンテとともにトレーニングを始める。
一方、喧嘩とかつあげの日々を送る19歳のサンファン。ある日、大きな喧嘩にまきこまれ、示談金を得るために強盗事件を起こし、少年院に収監される。初日からボクシング部のクォルロクと一戦交えるなど問題を起こしたサンファンは、刑務主任に誘われてボクシング部に入り、パクコーチに指導を受ける。そんな中、父親が建設現場で事故死したという報せが入り、祖母も孫の顔が分からないような状態になってしまう。サンファンは祖母のため、新人戦出場を目指す。


奇しくも前回の『君とボクの虹色の世界』と同じく第58回カンヌ国際映画祭に出品された作品。こちらは国際批評家連盟賞を受賞。
事前にそういう情報をほとんど入れていかないので、どちらも今日映画館で初めて知ったぐらいなので別に狙ったわけではない(笑)。

それはさておき、個人的には「ボクシング映画に外れなし」という説を唱えているのだけど、この作品はちょい外したかも。
あ、「宣伝で泣けることを売りにしている映画は外す」という法則もあったから、今回はそっちが勝ったのかな(笑)。

ただし、まったくダメというわけではない。
普通、ボクシング映画というと、主人公がいて、対戦相手はすべて敵となるのだけど、この作品ではテシクサンファンの二人を交互に描いていき、最後に闘わせるという構成になっている。そのため、観客はどちらの事情も分かっていて、どちらが勝つのか予測不可能な状態となる。
こういう作りはなかなか面白いのだけど、決勝に至るまでのエピソードにもう一工夫欲しかったところ。特にサンファンなんて不良が刑務所でボクシングに出会うって『あしたのジョー』そのまんまやん(笑)。

サンファンの祖母ナ・ムニさんは面目躍如の名演技。いつもドラマなどでは口うるさいオモニ役が多くて時に閉口してしまうのだけど(『愛の群像』とか)、決勝戦の後で孫を抱きしめたときの表情の素晴らしさ。
彼女の演技と主演2人がラストショットで見せる笑顔のおかげで後味は悪くない作品に仕上がっている。
ちなみにオリジナル版は134分。なんか最近、カットされることが多いなぁ。


★★
0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ