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2008/1/28

『歓喜の歌』試写会  映画道

『歓喜の歌』

2007年日本映画 112分
脚本・監督:松岡錠司
脚本:真辺克彦  原作:立川志の輔(新作落語「歓喜の歌」より)
製作:李鳳宇、河合洋、井上泰一
撮影:岡林昭宏  美術:原田満生  音楽:岩代太郎
エンディングテーマ:クレイジーケンバンド「あの鐘を鳴らすのはあなた」
出演:小林薫(飯塚正)、安田成美(五十嵐純子)、伊藤淳史(加藤俊輔)、由紀さおり(松尾みすず)、浅田美代子(飯塚さえ子)、田中哲司(副主任・北澤直樹)、藤田弓子(大田登紀子)、根岸季衣(塚田真由美)、光石研(五十嵐恒夫)、筒井道隆(「リフォーム大田」の客)、笹野高史(警備員・伊藤茂)、塩見三省(スマイル建設・大河原勇)、渡辺美佐子(大河原フク)、斎藤洋介(市長・宗方清)、片桐はいり(市長の妻・宗方まりこ)、でんでん(スナック経営者・葛飾太郎)、猫背椿(美容院・妹尾浩子)、平澤由美(スーパーの店員・相崎陽子)、江本純子(岩瀬理恵)、吉本菜穂子(亀田紀子)、土屋久美子(森永瞳)、峯村リエ(佐久間礼子)、於保佐代子(飯塚千夏)、朝倉あき(登紀子の娘・大田綾香)、宮本裕子(田所美代子)、波岡一喜(真由美の息子・塚田尚人)、山本浩司(「北京飯店」アルバイト)、吉井有子(売店の女性)、野嵜好美(文化会館事務員)、アンナ・カネキ(ホステス・シャラポワ)、渡辺友裕(五十嵐悟)、安田祥子(みたまレディースコーラスメンバー)、立川志の輔(落語家)、立川談志(小野寺住職)、リリー・フランキー(スナックの客)




小さな地方都市にあるみたま文化会館。主任の飯塚はまるでヤル気がなく、何事もテキトーに済ませてきた男。外国人ホステスに入れあげ、市役所から飛ばされてきた飯塚は、市長に押しつけられてらんちゅうに餌をやる日々を送っていた。12月30日の朝。飯塚は大晦日の夜7時からコンサートの予約をしている「みたま町コーラスガールズ」からの電話を受け取る。調子よく対応する飯塚だったが、部下の加藤は明日は「みたまレディースコーラス」が予約を入れていると指摘。よく似たグループ名を混同してダブルブッキングしたことが発覚する。両者が予約を入れたのは6月で、半年以上も気づかずにいたのだった。飯塚は何とかなるだろうと高をくくって双方の代表に来てもらう。家事やパートで忙しい主婦たちが1年半前に結成し、明日が初コンサートとなる「コーラスガールズ」は副代表でファミレスの制服のまま駆けつけた塚田真由美。一方、20周年を迎える「レディースコーラス」はスーパーマーケットを経営するリーダーの松尾みすず。両者は一歩も譲らず、話し合いは平行線のまま。飯塚と加藤はガールズの練習場所である寺を訪ね、元音楽教師で訪問介護のパートをしているリーダー・五十嵐純子とともにレディースの説得に向かうことに。ところが、メンバーの一人が市長婦人であり、市長直々によろしく頼むよと言われた飯塚は窮地に追い込まれる。五十嵐は一緒に歌うことを提案するが、客が入りきらないと却下される。飯塚は別居中の妻・さえ子と大学生の娘・千夏と久しぶりに会うも、さえ子は明日が誕生日の千夏にプレゼントを用意していない夫にあきれ返る。更に行きつけのスナックの葛飾からは溜まりに溜まったツケの200万円を明日までに払うように言われる。文化会館に戻ってきた飯塚はなじみの「北京飯店」にラーメンを注文するが、間違えてタンメンを持ってきたアルバイトに文句をつける。その後、「北京飯店」からお詫びとして餃子が届けられる。そこはガールズのメンバー・大田登紀子の夫の店だったが、体調を崩して入院してからは登紀子が隣に立つ自分の店「リフォームの大田」をやりながら忙しく働いていた。その話を聞いた飯塚はやる気を出し、合同コンサートに向けて準備を始める。レディースの要望によりガールズの実力を見るためのテストが行われることになり、急遽メンバーが集められる。みすずは自分の店で魚を売る相崎陽子の見事な歌声を認め、それぞれ4曲ずつ歌って「歓喜の歌」を一緒に歌うことを提案する。なおも借金のことで頭が痛い飯塚だったが、五十嵐の協力で市長室かららんちゅうを盗み出すことに成功し、らんちゅうマニアの葛飾に借金を帳消しにしてもらう。更にハワイに社員旅行に出かける直前のスマイル建設の大河原を捕まえ、客席の増設工事をしてもらう。徹夜で作業は続けられ、12月31日を迎える。ホッと胸を撫で下ろす飯塚だったが、そこには登紀子の姿がなかった。

立川志の輔さんの新作落語をシネカノンが映画化。
年の瀬の話だが、撮影は昨年8月に行われたそう。

ゲストで来場した松岡錠司監督が初めて喜劇に真正面から取り組んだと言うだけあって、随所に笑いが起きて最後はホロリとさせられ、誰もが楽しめる作品に仕上がっている。悪人が一人も出てこないというのもいい。
予約しておいて直前まで打ち合わせも何もしないはずはないし、あっちへ行ったりこっちへ行ったり、一日でこなすにはちょっと無理がありそうな展開ではあるが、落語が原作だし、多少の飛躍は大目に見るということで(笑)。

何よりも松岡監督の前作『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』に引き続いての出演となった小林薫さんが絶品(他にも渡辺美佐子さん、猫背椿さん、吉本菜穂子さん、光石研さん、土屋久美子さん、田中哲司さん、塩見三省さん、江本純子さんあたりが連投)。
お調子者で優柔不断、妻に逃げられ借金まみれの中年男を、哀しくもおかしく軽妙洒脱に演じている。特に大晦日、リフォームの大田での筒井道隆さん扮する客や手伝いに来た妻とのやり取りが最高。

6年ぶりの映画出演となる安田成美さんは、訪問介護先のフクにストーブでパンを焼いてあげたり、「やっちまうんですよ」とらんちゅうを盗み出すことを提案し、警備員の気を引くために「白鳥の湖」を踊ったりと可愛らしい。
その夫でいろんなことに影響されやすく、今ではタクシー運転手の光石研さんともいいコンビ(そういえば、部屋に『タクシードライバー』のポスターが貼ってあったっけ)。
他の出演者も粒揃いだったが、中では平澤由美さんが目を引いた。
『ミス・サイゴン』などのミュージカルに出演しているだけあって、歌声が素晴らしくアイルランド民謡「ダニー・ボーイ」は見せ場の一つ。

それにしてもこれを一人で演じている志の輔さんってすごいな。
一度生で見たいところだけど、とりあえず25日に発売されたDVDを注文(笑)。
北海道のHTBでドラマ化もされるとか(主演は大泉洋さん)。




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