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2008/1/26

『陰日向に咲く』  映画道

『陰日向に咲く』

2008年日本映画 129分
監督:平川雄一朗  脚本:金子ありさ  原作:劇団ひとり
撮影:中山光一  美術:磯田典宏  編集:今井剛
音楽:澤野弘之  主題歌:ケツメイシ「出会いのかけら」
出演:岡田准一(伸也)、宮﨑あおい(鳴子/寿子)、西田敏行(モーゼ)、三浦友和(リュウタロウ)、伊藤淳史(雷太)、平山あや(みゃーこ・武田みやこ)、緒川たまき(ジュピター小鳥)、塚本高史(雄介)、本田博太郎(映画館支配人)、平岩紙(バスガイド・根室)、北見敏之(富田所長)、堀部圭亮(ホームレス)、山本龍二(刑務所帰りのホームレス)、根岸季衣(大家)、近藤公園(オタク青年)、諏訪雅(同・ツヨシ)、生田智子(シンヤの母)、池内万作(借金取り)、戸田昌宏(同)




8月6日、台風12号が近づく東京。観光バス運転手シンヤは、パチンコで作った借金400万円を肩代わりにしてもらった所長に再起を誓うが、再びパチンコ屋に入ってしまう。有り金をスッて浅草に向かったシンヤは、昼間、お守りを拾った寿子をストリップ劇場の前で見かけ、付き合って中に入る。彼女はかつてこの劇場で芸人をしていた母・鳴子の相方・雷太の行方を捜していた。ひょんなことから雷太に出逢った鳴子は、鳥取から上京してきてコンビを組んだのだった。家に帰ると、2人の借金取りがシンヤを待ち構えていた。秋葉原では25歳のアイドル・みゃーこのファンであるゆうすけが、ネットカフェで仲間と語り合っていた。そして、エリートサラリーマンのリュウタロウは街で見かけたホームレス“モーゼ”に憧れ、扮装して仲間に入り、テントで一晩を過ごす。8月7日。家電量販店でみゃーこのイベントが開催されるが、客はゆうすけたち3人のみ。成人映画館に立ち寄ったシンヤと寿子は、劇場の元支配人から母の話を聞く。鳴子は雷太のことが好きだったが、彼はストリッパーのジュピター小鳥に夢中だった。炊き出しが行われている公園では、探偵がプロ野球の川島選手の父親を捜してホームレスに聞き込みを行っていた。その夜、シンヤは借金取りに指示されて振り込め詐欺の電話をかけるが、子供だと勘違いした老女に話を切り出せない。8月8日。みゃーこがゴールデンの番組に出演すると知って喜ぶゆうすけたちだったが、彼らが目にしたのは赤い全身タイツに身を包んだみゃーこが“ドロ子”として体を張る姿だった。ゆうすけは番組のサイトにドロ子を応援する大量の書き込みを行う。公園では川島選手が父親だというモーゼを迎えに来る。パチンコをしているところを所長に見つかったシンヤは、彼に好意を寄せるバスガイドから法律相談センターを紹介してもらい、翌日そこを訪れる。彼の担当となった弁護士は寿子だった。そして花火大会が行われる8月12日。東京には台風12号が上陸する。

大ベストセラーとなった劇団ひとりさんの処女作を『そのときは彼によろしく』の平川雄一朗監督が映画化。てっきりTBSが製作にかかわっているのかと思ったら日テレなのね。

原作は連作短篇集の体裁を取っているということで、いくつかのエピソードが平行して描かれていき、最後に繋がってくる(ただし、みゃーことゆうすけのエピは絡まず)。
キャストは揃っているし、話自体もそんなに悪くはないのだが、いかんせん人物の掘り下げ方が一歩も二歩も足りない。ギャンブル依存症だったり、崖っぷちアイドルだったり、訳ありホームレスだったり、いずれも設定だけで中身がないものだから、誰一人として共感できる人物がいない。
誰と誰が関係があるのかという点についてもある程度読めてしまうので、少しも意外性がなく、どこが“奇跡の瞬間”なのかと首を傾げたくなる。

宮﨑あおいさんは何をやらせてもカワユスなぁ。
今回は二役で、母親のときの鳥取弁がこれまたいいんだ(笑)。
娘のときはスーツ姿もあったりで一粒で二度おいしいとはこのことか。
『ラヴァーズ・キス』で共演した平山あやさん(ただし本作ではからみなし)はどこか小倉ゆうこりんを思わせるキャラクター(25歳なのに新聞はテレビ欄しか見ないとか)。
こういう役は彼女に合っているように思う。
その他、西田敏行さん&三浦友和さんは抜群の安定感だし、平岩紙さんの出演も嬉しかったし、本田博太郎さんは相変わらず怪しいし(「グッ!」はエド・はるみさんのパクリか。笑)、山本龍二さんは顔がはっきり映っていなくても分かっちゃったし、役者陣についてはホント文句はないんだけどねぇ…。

一つ気になったのが、岡田准一くんが運転する観光バスが大宮ナンバーだったこと。
ちゃんとつけかえておかないと(でも無断で取りつけていつの間にか車がなくなっていたなんてことのないようにね。笑)。


★★1/2


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