吹き抜け部分の足場はそのうちなくなってしまうので、そこの柱から始めました。
足場の上を歩こうとすると隙間から下がみえます。
落ちるはずがないと分かっていても怖くなり、この部分は夫に任せました。
私は二階和室と隣の書斎コーナーを担当。
8時半頃から初め、途中休憩を取り、昼までに二階部分が大体終わりました。
3時のおやつを持って母がやってきました。
昼過ぎはこの時間まで休みなしです。お昼休みに30分ほど昼寝をしたので元気がでたのでしょう。
一服して、また仕事です。母に言いました。
「お母さんの部屋、自分で塗ってみる?」
「そうだね」
ということで一階和室の柱を塗ってもらいました。
「私はいっぱい塗るのが好きなんだ。テカテカに光らせよう〜」
「だめだめ。ほんの少しだけよ」
はらはらして見ていましたが、一本、それも一面を塗っただけで
「疲れたよ〜。あとは頼むね」
そう言って、床に正座し私の仕事を見ていました。
しばらくして、「けいこ、見て!」という声が。
「このガラス、こんなに厚いんだね」
振り向くと、ガラスの裏表に指を当てています。
ペアガラスを実感しようとする母の好奇心に感心しました。
夫は居間の梁を塗っています。
吹き抜けになる部分なので、高さがありちょっと大変そうです。
私も一階和室には高い柱があり、脚立に上ったり下りたりしました。
それに階段の上り下りも。
横たわっている天井の杉板を塗ったときより、動きが多くて疲れました。
5時までと思っていましたが、それまでもちません。
「もうお終いにしましょうよ」
「そうだな」
もうすぐ4時半。今日はここ迄です。