
すっかり秋空となった9月の初め、関東から来られたMSさんとMYさんのお2人をナパとソノマのワイナリーに案内した。
(←Gloria Ferrerのテラスからは、ソノマ南部のCarnero地区が一望でき、すごく気持ちいい試飲ができる)
MSさんは赤が、MYさんが白がお好きな上に、スパークリング・ワインも楽しみたいとのことで、選んだのは以下のワイナリーだった。
Gloria Ferrer(スパークリング・ワイン、ピノ・ノワール、シャドネー)
Chateau St. Jean(シャドネー、ピノ・ノワール、メルロー、カボネー)
Grgich Hills(シャドネー、Zin、メルロー、カボネー)
Rutheford Hill(メルロー)
→続きは、シビレを切らして、をクリック

(思わず背伸びしてしまうくらい、美しいブドウ畑の景色が広がる=Gloria Ferrer→)
加えて、少し時間が余ったのでHeitzとWhitehall Laneも回ったが、Heitzはいつものお兄ちゃんではなく、年配のおじさんで要領が悪かったのでパス。
Whitehall Laneへ回り、Reserveのカボネー4種とメルローを試させてもらった。

←Gloria Ferrerには順序だったテイスティング・メニューがなく、珍しくグラス1杯の料金を払って試飲を楽しむ。
青空と陽光の下、静かに立ち上るバブルを見つめているだけでも、ここへ来た価値がある。バブルに秘められた香りが、はじけるごとに元気いっぱい飛び出す。涼風が耳元を駆け抜け、香りを谷へ向けて運んでいく。
同じスパークリングを出すワイナリーでも、Mummはいつ行っても人でいっぱいだし、味が落ちているChandonなんてもってのほか。Schrambergはアポを取らないといけない。

半面、ここはいつきてもテラスでのんびりできる。係員も親切だし、景色も抜群。→
各種特徴のあるスパークリングが楽しめるので、お気に入りにのワイナリーの1つだ。

←2軒目に回ったのは、Chateau St. Jean。迷わずプレミアムを出してくれる奥の試飲室へ回った。
相手してくれたのは、懇意にしているJohn=右。軍に務めていたころは、日本に駐在していたこともある。
ここの1996年のCinq Cepageという赤のブレンドは、世界1にランキングされたことがある。
また昨年、ここのワインメーカーであるMargo Van Staaverenは、Wine Enthusiastという雑誌でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。
庭園がすばらしいこのワイナリーで、お昼を食べるのもまたオツだ。ただし今の季節はアブが多いので、虫に弱い人はちょっと無理かも。

3軒目に回ったのは、Grgich Hills。→
オーナーのGrgich氏が、Chateau Montelenaに務めていたときに造ったシャドネーが、1976年のパリ・コンテストでフランスワインに打ち克ったのは、あまりにも有名な伝説となっている。

←Grgich Hillsの試飲室横に並ぶバレル。

最近よく立ち寄るHeitz。赤がすばらしい味わいだが、白やZinも捨てがたい。こぢんまりとして、きれいな試飲室だ。→
ただしこの日は、要領の悪いおっちゃんがもたもた相手していたので、シビレを切らしてパス。いつもの兄ちゃんがいるときに再訪しなければ。

←代わりに回ったWhitehall Laneでは、Reserveのカボネー4種を試した。
顔見知りの係員から、Spring Mountainにあるお勧めのワイナリー情報を仕入れた。

最後に回った、メルローが売りのRutherford Hill。ここではお2人に工場見学ツアーに参加してもらった。→
見学ツアー中に、Reserveのメルローなどを飲ませてくれる。味も雰囲気もすごく気に入ってもらえた。
MSさん、MYさん、またどうかいらしてくださいねー。

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