
晴天のヨセミテへ、四国から来られたTさんと関西からのTさんのお2人を案内した。
9月も下旬に入り滝はカラカラだったが、夏の混雑した時期に比べて落ち着いているのがまだ救いだ。
(↑トンネル・ビューからの景色は、いつ見ても美しい)
お2人は大学の同期。今は同じ業界で仕事をされているが、勤務地はまったく離れているそうだ。
午前10時半過ぎにBig Oak Flat Entranceに到着。トンネル・ビューまで上がり記念撮影後、 →続きを読むをクリック
グレーシャー・ポイントへ着いたのは、正午少し過ぎだった。

(ハーフドームを真正面に見据えながらの昼食は、Priceless→)
真夏を思わせる晴天だったが、やはりどことなく風が優しくなっている。ハーフドームが真正面に見えるポイントで、サンドイッチの昼食を摂った。
雲ひとつない、真っ青な世界。テナヤピークやコンネス、フローレンス、クラークなどの山並みが、白っぽい頂を藍色の世界に突き出している。
まだハーフドームへ登っている人は多い。この日も肉眼で、頂上付近をうろつく豆粒のような姿がわずかに見えた。

(←ハーフドームをバックに)
グレーシャー・ポイントを出て、タフト・ポイントの駐車場へ向かう。ここからタフトポイントまで、片道約1.1マイル(1.7キロ)の簡単なハイキングコースがある。
このコースは、距離は短いが2000mを超える高所なので、あわてて歩くとすぐ息が切れてしまう。最初約3分の2はほとんどが平坦だが、残りの3分の1でアップダウンがある。
平地だったら息切れすらしないであろう登りと下り。だが海抜ほぼ0mのサンフランシスコからいきなりやってきた人に、さあ登りましょうといっても平気でいられるはずがない。

(タフトポイントのゴール。鉄柵の下は、3300ft(約1000m)まで何もさえぎるものがない垂直のがけ→)
初心者向きとはいえ、とにかくゆっくり自分のペースで行くことを心がけてもらう。
出発地点から約40分。ゴール地点のがけっぷちに着いた。ヨセミテバレー西側が眼下に箱庭のように見える。しかし心細い鉄柵が幅2mほどに渡ってあるだけ。その外側は、1000m下まで何もさえぎるものがないまったくのがけだ。

(←雄大なエル・キャップの前で、ポーズ)
途中で何度か休憩を入れたので、お2人とも大丈夫のようだ。ゴールで15分ほど休憩。このあと、来た道を引き返し、午後3時過ぎにはハイキングを終了した。
このあとバレーへ下りたが、南側の周回道路が閉鎖されている。カセドラル・ビーチやセンチネル、スウィンギング・ブリッジなどへ寄れない。残念。しかしもともと水が少ない時期で、滝にも川にもほとんど見るべきものがないから、行ってもしょうがないか…。

(→バレー内からは、美しいハーフドームの姿も見える)
最後はお土産屋さんに寄ってショッピング。バレーの出口直前にあるバレービューを訪ね、午後のやわ赤い日差しを浴びたエル・キャピタンやカセドラル・ロックスを眺め、サンフランシスコへの帰路に着いた。
帰路、お2人がサンフランシスコで食べたものの話になった。ステーキ屋へ飛び込んだそうだが、どうも硬くておいしくなかったらしい。
途中にあるOakdaleには、おいしいステーキ屋があるので、そこへ立ち寄ってカリフォルニアの肉を味わってもらおうと思った。
しかし疲れもあったのだろう。お2人は早くホテルへ戻りたいとのことだったので、帰路を急ぐことにした。
Tさん、今度来たときはステーキにカリフォルニア料理、シーフードを楽しみましょうね。

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