その3からの続き。
Medicine Lakeは、Mr. Shasta周辺の湖の中でも特に眠くなってしまう場所だ。
火口にできた湖なので、火山性の成分が溶け込んでいるのか、身体を癒す効果があると伝えられている。
この日はNさんと湖畔でサンドイッチを作ってのんびり食べた。
食後にこんなふうに座っていると、もう眠くて眠くて目が開けていられないほど。
流れていく雲を見つめながら、 →続きを読むをクリック
眠くて思わず後ろにのけぞって、首カックンとなりそうだった。

Medicine Lakeへ行く前に、McCloudのStoney Brook Innへ立ち寄って朝食をごちそうになった。→
スクランブル・エッグにポテト、フレンチトーストに果物、シリアルにジュースとコーヒー…。
この日も朝から盛りだくさんで、出発前から眠くなった。

←Medicine Lakeへ行くまでの49号線沿いには、溶岩の流れた跡がいたるところで見られる。
カリフォルニア、オレゴン、ワシントンはPacific Fire Ringと呼ばれる環太平洋火山帯の一部。この一帯にも数十キロもの長さで、溶岩が地表をなめた跡が数箇所残る。
大げさに言えば、Lava Beds NMやMt. Shasta、Lassen、Mt. HoodやCrater Lakeなど、このあたりは数百キロに及ぶ溶岩の大平原なのだ。

一瞬、牛くんが粗相をしでかしたのかと思ってギョッとしたが、これも溶岩が固まった跡。→
触ってみるとカチカチでトゲトゲ。昔こんな岩の上を歩いていたら、ハイキングブーツが鋭い岩のエッジに触れた瞬間、スパッと10センチほど切れてしまったことがあったのを思い出した。

←溶岩の中に含まれたガスや水蒸気が一気に噴出したときに、こういった溶岩洞窟ができる。
これは洞窟と呼ぶには短すぎるが、こういった小さいものや洞窟になりそこねたものが数千箇所ある。
上部にかぶさっているのは一見アスファルトのように見えるが、れっきとした溶岩の板。

このあたりには500箇所を超える大きな溶岩洞窟があるといわれる。→
これはその1つで、Jot Dean Ice Caveと呼ばれるもの。
入り口からわずか十数メートル入っただけで、地表と壁には厚い氷が張っている。写真で分かるだろうか。
洞窟の長さはどれだけあるか分からない。どこへ続いているかも分からない。とにかく地表が凍っていてつるつるなので、歩こうにも歩けない。

←Medicine Lakeでの昼食風景。
スーパーで買ったパンにハム、野菜などをはさんでサンドイッチのピクニック。おいしかったなー。

Medicine Lakeはけっこう遠浅なので、ズボンをまくればかなり岸から離れたところまでいける。→
もちろん、泳ぐこともボートに乗ることも、釣りもできる。

←青い空と湖面に白い雲と砂浜。いつまでいても飽きない。
Mt. Shastaエリアでは僕の超お勧めスポットの1つ。しかし残念ながら、1年を通じて訪れることのできる期間が短く、時間もかかる。

Medicine Lakeのキャンプ場から北へ車で約5分のところにある、Little Medicine Lake。→
肉眼で見るとややにごって見えるのだが、デジタルカメラで写すと周りの景色が湖面に映りこんで、息を呑むほど美しい。

←周囲の森はおろか、雲や空まで映っている。
ここでもの〜んびり過ごせる。こんなところで過ごす時間は、一生の宝物だ。
その5へ続く。

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