
その1からの続き。
7本目は、Shale Ridge, Syrah 2004。
http://www.shaleridge.com/
モントレーでCabernet、Chardonnay、Merlot、Sauvignon Blanc、Syrahの5種類を少量限定しているワイナリー。
一般には公開していない。前のオーナーから、世界レベルのワインを目指す現体制に移ってまもなく、まだ経営などは過渡期といえる。
しかしそれだけに、冒険的なワインをこれからどんどん作り始めるワイナリーとして期待されている。 →続きを読むをクリック。

これはCline, Syrah 2006。
http://www.clinecellars.com/
ジャクジーシステムを考案したValeriano Jacuzziが、Oakley近くに開いたワイナリーを、現オーナーが1982年に譲り受けた。
その後、1990年代にソノマの元温泉保養施設にワイナリーを移し、350エーカーのビンヤードでワインを生産している。
低価格でもすごくおいしいワインを作るワイナリーとして人気があり、ZinfandelやPinot Noirが有名。
特にZinは買って数年置いておくと$80以上する高級Zinと引けをとらない味に熟成する。
日本ではほとんど入っていないか、あっても安ワインという印象があるが、味は保証ずみ。このSyrahも、この値段でこの味は超お買い得、という逸品。

前述のCharles Shawの、Cabernet Sauvignon 2005。
説明は上記参照。このCabernetは、少しとげがあるがCabernet本来の味とはこういう素朴な味なのかな、と思い直させる1本。

スーパーでも売ってるBlackstone, Cabernet Sauvignon 2006。
http://www.blackstonewinery.com/
1990年に開かれた、ソノマとモントレー郡にビンヤードおよびワイナリーを持つ大手。
味にはソツがなく、一般的なカリフォルニアの家庭で飲むテーブルワインとして人気がある。
生産しているのは低価格のものから高級のものまで、20種類以上。選択に迷ったらとりあえずこのワインを飲んでおけば間違いない、という一品。

アニメのような色遣いのラベルが特徴のSmoking Loon, Cabernet Sauvignon 2006と、同じくMerlot 2006。
http://www.donandsons.com/
ソノマの超大手ワイナリー、セバスチアーニが2004年からリリースし始めた廉価ワイン。
しかしセバスチアーニの名前を前面に出すことなく、別ブランドとしてしっかりした味のワインを市場に送り出し始めた。
そういわれるとCabernet、Merlotとも「さすがセバスチアーニの流れを汲んでいる」とうなずける味。

超大手はあまりおいしくないワインを作る半面、すばらしい超高級ワインを生産する
底力がある。
おいしくて安い、という消費者の心をくすぐるワインとして近年人気が出ている。
希少な少量限定の廉価ワインも探しますよ。
終わり。

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