ここだけはかなりこだわって設計いたしました。
この部分だけ私は、開口幅が≒1,700mmで全て引っ払いにしたかったのです。
施主さんは
「アルミサッシでもいいよ!」
と仰って頂きましたが、ここに、ここに金属が見えては興醒めです。
私が許せない!
施主さんがアルミサッシででいいと仰っているのですからこれ以上は私の我がままになります。
私の我がままの末に木建(木製建具)で隠し框(可動部分は見えなく)で納めさせて頂きました。
設計時点の打ち合せから約1年後、現場で確認して頂いた施主さんから、開口一番、
「わぁ〜」と感嘆を頂きました。
私はもう十分です。
左手のガラスはフィックスで、画像中央から右手の建具は全て開口となります。
つまり、開けてもしめても同じ開口が欲しかったのです。
私の設計以上に軽井沢の自然が生きる窓でした。
設計がでしゃばる事はありませんね。

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