土壁の一番の下地、荒壁を付けています。
この度、軽量藁土の監修を行って下さったカイル氏のアドバイスを左官屋さんに伝えたところ、左官屋さんは、「それは自分の経験からも、確かだと思う。」という事で施工に生かします。
カイルさんも、知人の土蔵を研究している方からのアドバイスで、左官屋さんは古い土蔵の修理や観察からの結果です。
藁を切ります。
切っただけの藁は繊維が強く、「ピン」としています。
これを混ぜては、施工性が悪く良い仕事が出来ません。
これをエンジン付きの刈り払い機に、紐を付けたもので叩きます。
水を少し含ませると非常に効果的で、ネコスサ(柔らかいスサ)が出来ます。
施工できる限界まで、藁を混入します。
このときにネコスサだと柔らかいだけ、施工限界が上がるのです。
藁が多く入っている土壁は強いという結果は、時間軸から明確な答えを得ております。
土壁を使うだけで自然素材住宅と止まってしまうのではなく、掘り下げて自己消化しないと仕事は面白くないね。
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