足場が外されました。
屋根を支える、複雑な木組みが特徴的です。
大工さん、引き続き家具を納めております。
家具といっても出来合いのもの、もしくは張りぼてのものではありません。
前回の靴箱と同じ、無垢材で造り付です。
この辺り、RCが現しのとことがあったりと、少し変わった意匠です。
2階、光の感じがとても良いのです。
南の吹き抜けに面した明るい部分が学習コーナーで、左側の小窓側が行く行くは子供たちの個室になる計画です。
子供の個室に当っては、建て主さんととても意見が合い、最小限の寝るだけスペースとし、それも、子供部屋が必要となったときに、家族総出で壁を区切る予定です。
子供にしてみれば、最初からある子供部屋と、望んでから家族が皆で作ってくれる部屋では、まったく別物の存在となります。
その部屋で、引きこもりやニートとはならないはずです。
いや、その前に広さがそれほどのキャパもないのですが。
住宅を新築して、それを期に家族が個室で過ごす時間が多くなり、家族団欒がなくなる事は、意外に多い事態です。
そんな事は本末転倒なのですが。
そんな訳で、設計屋は考える。
暖かな家族団欒を。
南の吹き抜け、ここが家族をつなぐキーとなる空間です。
1階にいても2階にいても、気配を感じあえる様に。
同じ屋根の下に住む家族なのに、昨今は、必要以上のプライバシー保護が優先されます。
この辺りも、設計屋としては頭を悩まさないといけない一面だと思います。
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