足場の必要ない所、給排水に絡む所を解体しました。
藪の中で覆われていた建物が部分的に姿を現しました。
藪を払ってすっきりした感じです。
外壁の部材、カラマツの赤が画像に映えています。
大工さん、ベランダの軒天を張っています。
建物全体は吉村順三氏のティストを多く汲んでいますが、この部分は村野藤吾氏の抑制の効いた空間を狙っています。
押し潰した空間がホリゾンタルに広がり、その先で垂直に伸びるカラマツ林を空間が切取る。
軒天は国産杉で、廻りが野趣溢れる環境ですので、無地では野暮になりますのでそうではなく、素材とともに柔らかい雰囲気を狙います。
こちらの大工さんはロフトの床を張り始めました。
材種は地場産の信州カラマツで、この地では空気感とも安定性のある素材です。
設備屋さんは凍結と雪との「追いかけっこ」で年内に外部をまとめる予定です。
給水管は設備屋さんの判断でGL-1,000で埋設されています。
暖かな冬の始まりで現場は助かって居ります。

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