いつも喜び、 絶えず祈り、 すべてを感謝する。 そのような日々を過ごしたい。
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2010/3/27

パイプオルガン スプリング コンサート  音楽

いつものパイプオルガン スプリング コンサートへ行ってきました。

心が洗われました。
清らかなテノール、この声はどこから聞こえてくるのだろう・・
宇宙の高いところから響いてくるような、
そこに人が立っているのだけれど、人間の業(ごう)のようなもの、肉的なものが感じられず、透き通った澄んだ音が聞こえる。


曲は「見あげてごらん、夜の星を」
楊雪元(ようせつげん)という中国天津生まれの視覚障害者の方。
長春大学特殊教育学院音楽科卒業、1999年日本に留学、2008年京都市立藝術大学大学院修了。

2年前にもここでコンサートをなさったようですが、ちょうど母の入院やら息子の入試でばたばたしていて、来ていませんでした。

歌だけでなく、笛も演奏なさいます。
2曲目は「荒城の月」を洞簫(ドンシャオ)という中国の笛で。
形は尺八に似ていますが、もっと細身で高い音がなめらかに出ます。
オルガンも、一番上の箱の中にある小さいパイプで、響きは日本の簫(ショウ)のようでした。

3曲目は沖縄の歌で、「花」これはプログラムにはない曲でした。
中国のひょうたん笛という明るい音のでる笛で。

4曲目はヘンデルのラルゴ、オン・ブラ・マイフ、日本語では「なつかしい木陰よ」
大好きな曲です。これは、パンフルートの演奏でした。

5曲目は「庭の千草」をデュエット・オカリナという美しい瑠璃色の大小2つのオカリナで。両手で抱え込むようにして吹いておられました。

6曲目は「トッカータニ短調」G・ムハット作曲。知らない曲でした。
これはオルガンだけの演奏。

ここまでが第1部ですが、すべての曲はオルガンの伴奏がついて、とても調和していました。
オルガンは橘由美子さん、大学で非常勤講師をなさっている方で、トークも慣れておられるような感じでした。

第2部の最初も大好きな曲、有名になったプッチーニの「誰も寝てはならぬ」です。
楊さんの衣装が変わり、中国の貴族の服装、ラストエンペラー、あるいはキョンシー(奥さんはそう言われるとか)の赤と黒で、丸い帽子には、長い編んだ髪がついています。

2曲目も大好きな曲、「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」サラブライトマンとボチェリのデュエットで大ヒット。日本語では「君と旅立とう」。
ボッチェリのコメントには「この曲は大げさではなく、魔法のような魅力を持つ歌。。どこか神秘の道を通って人々の心に届き、そこにとどまる曲だ」。同感、納得です。

3曲目は「白蛇伝」という中国古代の説話。日本でもアニメになってるとか。
高く澄んだ、朗々としたその声は、ひとつひとつの言葉の意味は分からなくても、心に響くものがありました。

4曲目は、北原白秋・山田耕作の「この道」。白秋が北海道を旅した時の想い出と、亡き母を慕う心をつづった詩。
楊さんは、日本語がとても上手で、お話はすべて日本語。山田耕作は大好きな作曲家ですとおっしゃっていた。

最後の曲は、中国版ふるさと「郷恩郷情」。
「湖の舟、北国の森、南の魚人、新しい村、草原の童謡、山村の酒歌、古い伝説、大地、黄河。一声一声のふる里の言葉、気持ちは永遠に私の心に響く」


この感動は、生演奏だからなのだろうか、それともこのホールの音響がいいからだろうか。
あまり大きくないドーム型のホールの後ろの席に座った私は、満たされた思いで拍手を送った。

花束が渡され、観客の手拍子のアンコールに応えて歌われたのは、
「川の流れのように」。きっとカラオケで十八番にしている人も多いのだろう、前の席の老紳士は手をタクトを振るように動かしていた。

さらにアンコール・・・「千の風になって」・・・・
なんだか涙がでそうに心が震えました。

人を超えた力が働いていたと思えるようなコンサートでした。
それは激情というのではなく、静かに心を潤してくれる、清水のようでした。



会場が明るくなり、いつものようにアンケートを書き、出口へ向かったら、
楊さんと付き添いの奥様、橘さんがたくさんの人に囲まれ挨拶をされていた。
姫路から追っかけていらした御婦人(おばさん)たち・・
その後ろから、思わず私も「心に響きました。始めてお聞きしました」と声をかけ、
楊さんと握手をしました。

純粋に音楽だけ、余計な不純物が心に入らない環境、
目の不自由な方ですばらしい音楽を演奏なさる方は多い。

楊雪元さんのこれからのご活躍を期待し、お祈りします。
すばらしい宇宙的な時と空間を、ありがとうございました。


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星の写真集より。

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northland-art-studioさんからお借りしました。

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星の写真集より。


紺碧の空、宇宙を感じました。
たくさんのテノール歌手、たくさんの上手な歌手はいます。
でも天来の響きと感じたのは、初めてでした。人の声であって人の声ではない。
体を通して出ている音だけれど、それは遠い宇宙から届いたような。
1



2010/3/29  19:33

投稿者:モネ

やすべえさん
どなたかと思いましたが、HPで分かりました。ようこそ!
楊さんは、これからきっと活躍されるのではないかと、期待しています。
機会がありましたら、ぜひ聴いていただきたいです。

2010/3/29  14:20

投稿者:やすべえ

全く知らない方でした。さっそく
楊雪元さんのオフィシャルHP見ました。
次回、関西での演奏会には行ってみたいです。神様からの賜物を是非、この耳で聴いてみたい!

http://hairsrey.blogspot.com/

2010/3/28  21:07

投稿者:モネ

いまも心に清い流れが残っているような、そんな感じです。
歌うように、音楽をするように選ばれた人がいるようです。

2010/3/28  19:56

投稿者:玄柊

素晴らしい選曲、そして天空を感じる声と演奏・・。良かったですね。生きる上で、音楽は支えになりますね。

http://northlandcafe.p1.bindsite.jp/

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