いつも喜び、 絶えず祈り、 すべてを感謝する。 そのような日々を過ごしたい。

2019/9/13

「かぐや姫の物語」 DVD  映画・演劇

日曜美術館で、高畑勲さんのことを詳しく知り、
「かぐや姫の物語」を見なければ・・・と思いました。
アマゾンプライムでは、まだレンタルでしか見れないので、
アマゾンでレンタル落ちのDVDを注文しました。

評判通りの見事な作品でした。

まるで水彩画の動く絵巻を見ているようでした。
小さな草花は可憐で、虫や家畜の動きも自然。

手書きの線を活かしたという通り、動きに迫力がありました。

声優をやっている人たちは、有名な俳優が多い。

翁  地井武男(三宅裕司   媼  宮本信子
皇族たち
 車持皇子   橋爪功    石造皇子    上川隆也
 阿部右大臣  伊集院光  大伴大納言   宇崎竜童
 石上中納言  古城環
御門   中村七之助
名付け親の斎部(いそべ)秋田  立川志の輔
相模  高畑淳子
女童  田畑智子
炭焼きの老人  仲代達矢
捨丸  高良健吾
北の方 朝丘雪路
かぐや 朝倉あき (子役 内田未来)

何ともはや、豪華な顔ぶれです。

音楽は久石譲ですが、わらべ歌は、作詞作曲 高畑勲

月からのお迎えの音楽は、なんというか現代風?やけに明るい。
仏様・仏陀のような人がお迎えに来る・・・というのは日本的なのでしょうか?
天女の羽衣を着ると、地球での記憶はなくなるとか。

かぐや姫が、赤ちゃんから幼児、子ども、娘になっていく様子は
見事でした。
どんどん可愛く、美しくなっていく。

ナレーションが、古典の授業でならった今は昔、竹取の翁という者ありけり・・・」で
始まるのも、あの世界へいざなう。

日本のアニメーションのレベルの高さ。

しかし、最近注目されている「君の名は」「天気の子」の作風も、
緻密な自然描写で美しいとは思いますが、
余白を大いに生かしたこの「かぐや姫の物語」の背景の描き方は、
見るものをほっとさせる。
想像力をかきたてられる。
飾らない、説明しすぎないことで生まれるリアリティ(現実味)

絵本を見るように、この作品を時々見たいと思います。

私が憧れている、野の花、木々や草花を描きたいと思う、まさにその絵でした。

見事な自然の映像!!

大切にしたい作品です。

*******
追記 19.9.14

映像が美しいので、大きい画面のテレビで再び見ました。
(最初はパソコンで見ていたのです)
そしてふと気が付いたこと、、、
雲に乗って迎えに来てくださるのは、
キリスト教では、再臨といって、イエス・キリストが来てくださると
聖書にはある。
これは預言でもあります。

この「かぐや姫の物語」では、明らかに仏陀の姿で、天女たちがそばにいる。
これは東洋的な、仏教を背景にした文化圏でのことなのだろう。
でも西洋的な解釈だと、メシアであるキリスト、イエスが迎えに来てくださるのだ。

私たちは地球から月を見ている。
中秋の名月という言葉もあり、2019年は昨夜9月13日の金曜日の夜でした。

9月14日の今夜の月も、いま窓から見ましたが、
清かな月の光がさしています。

輝かしいという意味の、かぐや姫。
彼女は最後に振り返って、青い地球を見た。
雲にのって月へ帰っていった。

日本最古の物語とされるこの「竹取物語」が、
奇しくも地球を離れる物語であることに、
ずっと不思議を感じていました。

私たちは、どこへ帰るのか、、、、、
キリスト教では、御国(みくに)あるいは天国と呼ばれている
宇宙のかなたのどこかへ帰還します。

月の美しい季節に、この「かぐや姫の物語」を見たこと、
心に残ります。
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2019/9/9

「坂道のアポロン」実写版  映画・演劇

2007年11月〜2012年3月まで連載された漫画「坂道のアポロン」を、
友人から「息子さんのお気に入り」と言って紹介された。
すでにアニメになっていたので、YouTubeで探して見ました。
でも全巻は見れなかった。
レンタル店でコミック本のコーナーへ行き、何冊か借りました。

ジャズセッションの面白さは、漫画よりアニメや実写版のほうがいい。

9/6ついにアマゾンプライムで2018年に制作された実写版を発見。

西見薫(知念侑李)の回想から始まる。
彼はピアノを弾く。
眼鏡をかけていて、たぶんビル・エヴァンスを意識していると思う。

川渕千太郎を、中川大志が演じている。まさにあのアニメそのものの風貌。
 NHKの朝ドラのイッキュウサンで、初めて知った俳優さんだけれど、
 この千太郎、なかなかいい。

高校の同級生で、千太郎の幼馴染でもある迎律子(ムカエリツコ)は
小松菜奈という女優さん。
この人も知らない人でしたが、友達のY子さんに雰囲気がとても似ている。
清潔感がある女の子。

千太郎の尊敬するじゅん兄を、ディーン・フジオカが。

挿入されている音楽もいいので、思わず、2回も見てしまいました。
2回目のほうが、より泣けた。

あーあ、高校時代の友情って、一生ものですよね。

アニメの音楽は、菅野よう子が中心だけれど、
実写版は、鈴木正人が中心。

ジャズはまだまだ初心者なので、知っている曲は少なく、
モーニン、マイフェイバレットシングス、いつか王子様が、、、くらいかな。

でも本当にあんなふうにセッションできたら、どんなに気持ちがいいことか。

エンドロールを詳しく見ていたら、舞台は佐世保なのだけれど、
豊後高田昭和の町自治会の名前が・・・ここは開発されなかったことが功を奏して、
「なみや雑貨店の奇蹟」でも使われた商店街。
活水女子大学の名前も。
佐世保北高校の学生たちもエキストラで出ている。

長崎県が舞台だと、教会堂がたくさん見れてうれしい。
長崎弁もとてもいい。

「わたしのお気に入り」の映画に登録しました。

みなさんも、どうぞご覧ください。
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2019/9/8

高畑勲  ひと

友達がいつも送ってくれる「新婦人しんぶん」に、高畑勲のことが特集されていた。
 人間と表現の追求  高畑勲展ー日本のアニメーションに遺したもの

1935年三重県伊勢宇治山田生まれ。
その後岡山で育ち、空襲を経験。
東大仏文科で、大江健三郎と同期。

あの「火垂るの墓」を作った人だったのだと知る。
「アルプスの少女ハイジ」も。

そして今日、録画していた日曜美術館での特集を見ました。

「かぐや姫の物語」が遺作となった。
開拓者精神・・・とても画期的な手法。
追求し続ける魂。

NHKの朝ドラの「なつぞら」の、なんと「イッキュウサン」が
高畑勲をモデルとしていることが判明。
 (宮崎駿は、だれがやっているのだろう)

50年も前に構想を練っていた「かぐや姫の物語」
ついにそれを実現し、その仕上がりに満足していたという。
 なので、思わず、アマゾンでDVDを注文。

高畑勲の書斎の本の多さ。。。。
源氏物語の全集もあり、宮沢賢治の本もあり。
画集ももちろんある。

すごい人だったことを改めて知りました。

「なつぞら」は、もちろんフィクションなので、いろんな事実が混在している。
ハイジではなく、「大草原の小さな家」を、北海道の開拓者をモデルにアニメーションにするらしい。
開拓者精神をメインのテーマとしていると思う。

日本のアニメーションの創成期から現代まで、つねに改革者だった人。

東京国立近代美術館で、いま行われている高畑勲展は、来年の4月には、彼が育った岡山へ来るらしい。

「この世界の片隅に」を作った片渕須直監督と、
「かぐや姫の物語」のかぐや姫の声の役の朝倉あきが、
日曜美術館に出ていた。

日常を淡々と描くという片渕さんの精神は、高畑勲の精神を受け継いでいるようだ。

「竹取物語」は、幼いころ、近所の優しいお姉さんからもらった絵本。
その挿絵は、とても丁寧なもので、何度も何度も読み、
今も私の脳裏に焼き付いていて、
高校生の時に古典で「竹取物語」を学んだ時に、そのいくつもの場面がよみがえった。

映像というのは、こんなに残るものなのだと実感した。

いい映像、映画、アニメ、ドラマを子どもたちに見せたい。

高畑さん、ありがとうございました。




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2019/9/5

「戦艦大和の最後」 吉田満 著  

『現代日本記録全集 21 太平洋戦争』(筑摩書房)の中に
 「戦艦大和の最後」があります。吉田満 著

友人から紹介されて読みました。
漢文調で、漢字とカタカナ書き。
短い文で、淡々と語る体験談。

宇宙戦艦ヤマトの音楽を思い出してしまいますが、
戦艦大和が、ほとんど戦うことなく、あっけなくアメリカの魚雷と空爆で沈没してしまったことは知っていました。
しかし、その詳しいいきさつなどは知りませんでした。

いわゆる特攻戦艦として、片道の燃料しか積まずに、呉港から沖縄方面を目指す。

艦載機はなく、護衛艦が6隻くらい。
昭和20年4月2日10時出港。
4月7日12時20分開戦。2時間後撃沈する。

平和な今となっては、「国のために死ぬ」ということは、
どうなのだろうと思います。
しかし、このような戦争体験談を読むと、その時代の空気を感じます。
疑問を持っても口にすることが憚られる。
国とために死ぬことが栄誉とされる。

潔く散ってこそ・・と思ってしまう空気。

自分が男で、あの時代に生きていたら、どうだろうかと思う。
命を懸けることに、美を見出さなかったか。

乗組員たちは、生きて故郷へ帰れるとは思っていなかった。
10時までに郵便物を出すようにという通達。
その手紙は、遺書だった。


でも、やはり私は、戦争反対。
どんな理由をつけても、大義名分をつけても、
命を失い、体の一部を失い、親を失い、子を失うことに
賛成はできない。

どうか、世界が平和でありますようにと祈らずにはいられません。
 
追記
命が軽くみられているのは、かの203高地の戦いの時もそうでした。
兵士は虚しく前進していきますが、ほとんどの兵士は途中で撃たれて倒れる。

アフリカなどの難民キャンプの子どもたちの様子を
ユニセフの救援金を募集するテレビの映像で見ても、
やはり命が軽んじられていると思う。

哀しいことです。
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2019/9/1

ドラマ「幻夜」 東野圭吾  ドラマ

「分身」が興味深かったので、引き続き「幻夜」を見ました。
これは、かの「白夜行」の続編とからしい。

でも、どうも私はこの手の「悪女」苦手です。
そして、悪が裁かれない。罰を受けないという結末にも、がっかり。

勧善懲悪の精神が弱くなると、なんでもいい、なにをしてもいいと誤解する人びとが増えるのではないだろうかと思う。
「悪人」というのも、同じ違和感を覚えた。

もちろん人の内部には、いろいろなものが詰まっている。
聖人君子は、まあいないと言っていい。(義人なし一人だになし)

でも、人をだましたり(嘘をつく)、殺したり、盗んだりすることは、いけないことだ。
その単純な倫理を、馬鹿にしてはいけないと思う。

いろんな「罠」がある。

それに取り込まれないように気を付けたい。

というわけで、その後「なみや雑貨店の奇蹟」のDVDを見て、口直しを。

どうも私はファンタジーが好きらしい。
時空を超えるのも大好きだ。

「タイムトンネル」というドラマが好きだった。
歴史、聖書物語から、題材をとっていた。

弱きを助け、強きをくじく。
そういうヒーローがいると、なんだか安心する。
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