冬の鷹

2009/12/29  21:32 | 投稿者: 益子

 今年の読み収め。吉村昭氏の「冬の鷹」を読んだ。「解体新書」の日本語訳に携わった前野良沢と杉田玄白の二人を比較しながら話しは進む。良沢を主人公とし、良沢の生き方に吉村氏は尊敬ともいえる思い入れをし、玄白には冷ややかな批判の目を向けているように感じる。同じ時代を生きた平賀源内や前野良沢と懇意だった高山彦九郎(京都の三条大橋のところで御所の方に向かって座っている銅像の人)の話しも加わり、例によって詳しく資料を調べつくしただろうと察せられる筆運びで歴史のある一面を描き出していく。
 面白かった。
 おまけに良沢はアスペルガーだなあ、平賀源内はADHDだ・・・なんて思いながら読んでいた。
 歴史を動かしてきた偉人たちには今で言う発達障害の方たちが多かったのだろうなあ。
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