楽器と私

2005/12/3  16:57 | 投稿者: 益子

 幼稚園の時にピアノを習いだし、五年生ぐらいまで続いた。私は練習熱心ではなかったが、ピアノを習っているということを誇らしく感じ、「運動は苦手だけれど音楽なら」という思いで小学校時代を過ごしたように思う。しかし私は音痴である。どうもピタッと合った音程で歌えない。本質的には音楽的素養、才能はないのだと思う。小学校の合唱部は音楽コンクールでいつも良い成績を収めていた。その合唱部の入部テストに見事不合格している。歌がだめなら楽器だと思ったのか、鼓笛隊に入りアコーディオンを担当した。静岡祭りの音楽パレードでは、明るい青のスカートと白のベレー帽の鼓笛隊の制服を着て、意気揚々と静岡の街の目抜き通りを歩いた。
 中学に入ると吹奏楽部を選んで、クラリネットを吹くようになった。一年生の時には、先輩のための楽器運びと基礎練習で、コンクールには出られなかったが、先輩達は中部大会、県大会、東海大会を勝ち進んで全国大会に出てしまうレベルだった。この時から私の吹奏楽人生が始まることになり、大学卒業まで続いた。
 吹奏楽の面白いところは、ハーモニーだ。自分の音と友だちの出す音が重なり合ってひとつの音になる。リズム担当との息も合ってくると、体が自然と動き出すような快さを感じる。おなかの底から息を長く吐き出すことも健康やストレス発散にいいのかもしれない。音楽が作り出す世界と、吹くという行為と、そして、そこでの多くの人たちとの出逢いが私の青春そのものである。高校時代には甲子園の応援にも行った。江川が作新高校で甲子園に出場していた時だ。母校の静岡高校はその年、準優勝している。応援団と一緒に一週間以上も泊り込んだ。楽しい青春の一ページ。
息子が小学校の頃。ハープを習いたいと言い出し、しばらく習っていた。息子に買った楽器がもったいないし、久しぶりに何かやろうと思い立ち、私も習うことにした。五年ほど続いたが、仕事が忙しくなり、「ちょっとお休みします。」と言ってからもう二年も経ってしまい残念だ。指を使って弦をはじくというのはなかなか難しい。おまけにグランドハープは足でペダルを踏んでシャープやフラットの半音作る。これがとても難しい。
音楽の才能はないが、楽器と戯れることは面白いし楽しい。ボケ防止にもなるだろうと思う。またきっとやり始めるぞと思ってはいる。
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