LD教授の贈り物

2007/7/21  21:25 | 投稿者: 益子

 「LD教授(パパ)の贈り物〜ふつうであるよりも個性的に生きたいあなたへ〜上野一彦」を読んだ。これはLD学会の会長である上野先生の本だ。だからといってけして、LDとか発達障害とかの専門書ではない。上野先生のエッセイ集。もちろん発達障害関連の話もあるし、多くは彼らへの応援メッセージと受け取れるものだが、あくまでも受けとれるというもので、表面的には上野先生の日常の失敗談とか昔の思い出とか、教育談義とか、作家になりたい最近の先生の夢とか・・・文章は転げ落ちるような速度のタッチで笑える。御本人も言うように、上野先生は御自分がLDで且つADHD的な多動性があるとか。なるほど失敗談の多くは不注意で、うっかりした、落ち着きのない行動から来るもののようだし、文章の展開のスピードは文章の多動という感じ。大学の先生とか、頭が並外れて良い人の中にはかなり発達障害の方がいるようだ。昔から天才となんとかは紙一重と・・・文章全体に先生のあたたかなお人柄が感じられ、さらにこの障害を多くの人に理解してもらい、彼らに心豊かに生きていって欲しいと言う強い願いが伝わってきた。学会の偉い先生、難しい研究をしている人も雲の上の人ではない、私達の身近な人だと思えることもうれしく、お話も面白く読みやすくとっても楽しかった。
 上野先生のブログを紹介しておこう。http://edublog.jp/kaz1229/最近のページに十和田湖の奥入瀬の写真を撮りにいったという記事がある。写真がとってもきれい。
 LD:学習障害。知的な遅れはないが、聴く・話す・読む・書く・計算する・推論するの6つの能力の中の特定のものの修得と使用に著しい困難を持つ。ちなみに黒柳徹子さん、長嶋茂雄さんはLDと言われている。
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