夫婦の散歩道 津村節子

2013/4/19  21:28 | 投稿者: masuko

 昨年の12がつに出版されている。2009年から2012年に文藝春秋や季刊文科等に書かれたエッセー。吉村氏が登場する話が多い。どの話を読んでも、相変わらず自分がどんなに愚妻であったかを悔いている文章が多い。氏が亡くなってから氏への愛情、氏への尊敬、畏敬の念が強くなったのか。いや、気がついただけなのだと思う。亡くなってから自分の中の本当の気持ちに気がついたのだと思う。氏が生きていたときには互いの書いた物は読まないことにしていたというから、亡くなってたくさんの氏の文章を読むことになったことで、余計に氏への思いが募ったということもあるだろうけれど。
 歯切れのいい文章が好きだ。これからもまだまだ作家として活躍してほしい。
 息子さんの書いた「母のウインク」というのが一篇。さすがに作家夫婦の血だろうか。これからも書くといいのになあ。
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