趣味のようなもの

2006/1/5  21:12 | 投稿者: 益子

 コラムの原稿でまだ投稿していなかった物がひとつあった。コレで本当に最後。
 このコラムの内容のように暮れには京都に一週間滞在した。南座の歌舞伎を見た。坂田藤十郎の襲名披露公演で、豪華メンバーで楽しめた。
 西国三十三寺をいくつかまわりたかったが、亀岡の穴太寺だけしか行くことができなかった。残っている寺はどれも交通の便の悪い山奥などにあり、今回は雪のこともあってためらってしまった。穴太寺でも雪がふりしきっていた。亀岡からの帰りに嵯峨野により、雪の天龍寺をみた。
 山科の疎水沿いの散歩はとてもよかった。毘沙門堂、大石神社や大石内蔵助ゆかりの岩屋寺にもいってきた。最後の夜は初めて都ホテルの中に入り、京料理をいただいた。高かったがおいしかった。次男の真人が神戸にいるので、神戸でも一日遊んだ。タップリ遊んだ冬休みだった。さあ!あすから3学期!以下、投稿を忘れていた最後のコラム。

 学生時代は京都にいたが、今も好きな街である。五年ほど前に京都の滞在型のホテルの会員になり、家族でよく訪れている。主人は国語の教師だからなのかどうか分からないが、歌舞伎、能、文楽、長唄などの日本の古典芸能が好きで、京都に滞在すると寺にも行くが、能、歌舞伎で楽しむ時間が長い。私は、歌舞伎は好きだが能はひたすら眠くなってしまい、彼のように面白いとは思えない。歌舞伎は東京の銀座の歌舞伎座や国立劇場に随分と通った。一泊して二つの劇場の昼の部、夜の部をすべて観るということも良くやった。子ども達がまだ小学生で、喜んでおじいちゃんの家に泊まりに行ってくれた頃の話だ。
 京都といえばやはりお寺だ。お庭、建物、仏像を観るとなんとなく心が落ち着く。寺にまつわる歴史も面白い。また、中年になってからだろうか、ただ観るというよりは手を合わせる、祈るということを意識するようになった。加えて、どうせ京都によく行くなら、西国霊場三十三ヶ所を回ってみることにした。スタンプラリー程度の信心である。始めてすでに四年ほど経つ。京都、大阪、滋賀、奈良あたりはだいたい回ったものの、姫路や和歌山の方にはなかなか行くチャンスがなく、当分、結願しそうにない。スタンプラリーのような巡礼ではいくらなんでも失礼かと思い、寺を訪ねるときには写経をして納めてくるようにしている。般若心経の写経だ。墨を磨る時もあれば筆ペンで書く時もある。あまり堅苦しく考えずに書く。丁寧に一生懸命に書くと、不思議にサッパリとした気持ちになる。仕事でイライラした時など、お寺に行く予定がなくても書くことがある。そんなものが何枚もたまってしまっていたが、このごろは書いたらすぐに三十三ヶ所のどこかのお寺にわずかな奉納料を添えて郵送している。せっかく書いたのだから少しはご利益があるかなという虫のいい仏頼みというわけだ。
 永観堂の「見返り阿弥陀仏」は何度観てもいい。南禅寺や疎水の水路閣あたりの景色も好きだ。修学院近くの詩仙堂、曼殊院は心落ち着く寺だ。昨年の秋は高雄や嵯峨野に行った。
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