新島八重 おんなの戦い 福本武久

2012/11/9  20:39 | 投稿者: masuko

 来年のNHKの大河ドラマは新島八重とのこと。そんなわけでこういう本が目にとまるように書店は工夫しているようだ。別にこの本はドラマの原作でもなんでもない。人物伝、歴史書として面白かった。福本武久さんというのはかなり、八重さんやについて研究しているみたい。
 八重さんのことだけでなく、新しい日本を作ろうとする男達や女達の熱い思いを知ることができた。特に、首都を東京にとられてしまった京都で近代の産業を興し、西洋式の国作りをして、明治維新に後れをとらないというか、新政府に迎合しない京都の近代化に力を尽くした八重のお兄さんを中心とした人達の話は新鮮だった。その中で新島襄が同志社大学を作ろうとしていくわけだけれど、これがお寺だらけの、京都でキリスト教の大学っていうわけだから、かなり大変なことだったみたい。その夫を支えていく八重、さらに、夫が亡くなった後では新しい時代の中で女ができること、女の役割として看護婦としてボランティア活動の指導者になっていく。
 明治の女性の中には男と肩を並べて時代の先頭を突っ走ってきた人達がけっこういるよね。一般的には女は家庭にあり、父や夫、つまり男達の陰で男達の言いなりになって生きているということではあったのだろうけれど、そういう中にあって、自分の強い意志を持ち、社会に貢献していきた人達がいるんだね。また、「新しい時代には女性の力が必要だ」という考えを持ち、後押しをしてくれた男性達もいたんだよね。
 そういう人達のことをもっと知りたいなという思いがした。
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