夜叉桜 

2012/8/14  19:38 | 投稿者: masuko

 続けてシリーズ第2弾、夜叉桜を読む。私の夏休みは読書三昧で終わりそうだ。
 次々と喉を切られて殺されていく女郎。清之介とは何も関係ないだろうに・・・運命の糸は複雑に絡まり、清之助と絡まっていく。さらに、武士であったときの闇の仕事人のような役割を再び命じられてしまう。それも「人を殺すな」と叱り、生き治せ、生まれ変われと江戸へ逃がしてくれた兄からだ。それをきっぱりと断って商人として生きようとする清之助。兄は簡単にあきらめそうもない。今後の新しいお話の中でまた災いの種になりそうだ。
 女郎殺しの事件は難解だ。なんの手がかりもないようだが・・・信次郎と伊佐治がそこをほぐし、解決していく掛け合いも楽しい。
 信次郎と関わりのあった女郎の産んだ赤子を清之助は娘として育てることになる。信次郎が「くだらねえ」と何度も言うと清之助も何度も「育ててみます」というこの篇の最後のシーンが印象的だ。この赤子がなんで清之助の所に来たかといえば、信次郎がその女郎に「女郎なんかやめろ、やめて困ったら遠野屋(清之助の店)を頼っていけ」って言ったからなのにね。この二人の関係が本当に面白い。
 第3弾から読んだ私はこの赤ちゃん、??だった。本当の子どもじゃなさそうだけれど、おばあちゃんに当たる人は本当の孫のようにしているしなあ、なにか事件があったんだろうなって思っていたが、こういうことだったのかと納得。
 さて、第4弾は出るのかなあ。楽しみだ。

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