ベニスに死す

2012/1/30  21:25 | 投稿者: ますこ

 今日も映画を観た。40年前の作品のニュープリント版。有名な映画のことをあまりよく知らないのだけれど、「耽美的で官能的、唯一無二のヴィスコンティの世界」と評されるような映画だ。マーラーの曲や映像がなんともけだるく美しい。美しいといえば、マーラーをモデルとする主人公が心を奪われてしまう、美少年は本当に美しい。ヴィスコンティ監督がヨーロッパ中を探して歩いた少年だそうだ。まあ、早い話が初老の男性が美少年を愛してしまって(言葉さえ交わさない、観ているだけなんだけれどね)、その心の苦しさをずっとずっと描いている映画なんです。原作はトーマス・マン。
 100年前、ベニスの夏。貴族達がどんなバカンスを過ごしていたかが興味深かった。台詞もとっても少なくて、これっていう筋もない、例えば、ホテルのディナーの場面をずっとずっとカメラが人々を順に撮ってぐるっと一回り、もう一回り・・みたいな時間がゆっくりゆっくり過ぎていって・・・その中で主人公の心を表現していたのかなあ。まさに映画っていうのはこういうのを言うのかなって感じだった。
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