放送大学 一般科目:宇宙を読み解く TVラジオ番組情報

シリーズ:宇宙を読み解く
2011年1月21日(金)〜28日(金) 15回
放送大学(テレビ放送)
講師:海部 宣男氏(放送大学教授)、吉岡 一男氏(放送大学教授)
宇宙とは私たちが住む世界そのものであり、人間存在の根源である。本講義は、理系・文系を問わず、宇宙というものを体系的に理解してみたいという広い要望に応えるため、宇宙の総合的教養・入門講座として企画した。人間と宇宙の旧いかかわりにはじまって、太陽系の新しいイメージ、天体物理学の基礎、現代の宇宙観測とそれが明らかにした多彩な天体の世界、謎のダークマターとダークエネルギー、膨張宇宙の極限まで。人間は奥深い宇宙にどこまで分け入ったのか、また現代科学は宇宙をどう読み解いているかを把握する。
宇宙について現代の市民が教養として持つべき基本的な認識を、歴史的考察をふまえつつ現在の最先端のテーマまで、文系の受講生にも十分わかりやすい形で展開する。個々の天体の具体的解説は専門科目に譲り、切り口を工夫し物語的要素を全体の縦糸として展開することで、宇宙の奥深さ、それを理解する楽しさを伝える。
この講義では、専門的知識は前提としない。科学的探究が宇宙をどこまで追いどう理解してきたか、それは人間が積み上げてきた知の冒険である。受講者もそれをともに体験し、それぞれに「自分の宇宙」を広げていただきたいと思う。だが個別のテーマをより深く理解したい受講者には、評論社で刊行中の『シリーズ・現代の天文学』が参考になるだろう。特に第一巻『人類の住む宇宙』は、宇宙の全体的概念をつかむのに良い。また放送大学の専門科目には、『進化する宇宙』『天体物理学入門』などの講義とテキストがある。
・第1回 1月21日(金) 14:30〜15:15 宇宙の認識と宇宙の広がり
・第2回 1月22日(土) 13:45〜14:30 新しい太陽系への展開
・第3回 1月22日(土) 14:30〜15:15 重力とは何か:ガリレオからアインシュタインへ
・第4回 1月23日(日) 13:45〜14:30 宇宙をつくる物質
・第5回 1月23日(日) 14:30〜15:15 望遠鏡が広げた宇宙
・第6回 1月24日(月) 13:45〜14:30 星はなぜ光る
・第7回 1月24日(月) 14:30〜15:15 宇宙のかたちを読み解く
・第8回 1月25日(火) 13:45〜14:30 宇宙空間から宇宙を観る
・第9回 1月25日(火) 14:30〜15:15 宇宙の惑星と生命
・第10回 1月26日(水) 13:45〜14:30 宇宙の巨大階層・銀河の世界
・第11回 1月26日(水) 14:30〜15:15 銀河の活動・衝突・成長
・第12回 1月27日(木) 13:45〜14:30 超高エネルギーを観測する
・第13回 1月27日(木) 14:30〜15:15 宇宙の膨張と宇宙の果て
・第14回 1月28日(金) 13:45〜14:30 深まる謎:ダークマターとダークエネルギー
・第15回 1月28日(金) 14:30〜15:15 137億年を読み解く
