「アラスカ 星のような物語〜写真家 星野道夫 はるかなる大地〜」
TV番組情報
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アラスカ 星のような物語
〜写真家 星野道夫 はるかなる大地〜(再)
2月24日(土)15:05〜16:00
NHK総合
1月4日、8日にオンエアされた番組の再放送です。
アラスカの自然を撮り続け、10年前にクマの事故で亡くなった写真家・星野道夫。彼が残した写真と撮影日誌をもとに一年間にわたるアラスカロケを行い、星野の足跡をたどる。
神秘的なオーロラと氷河、そしてクマやクジラ、オオカミなどの野生動物の姿は、星野の残した珠玉の文章と合わさり、私たちの心に深く染み、文明社会で生きる人々に警鐘とも言うべきメッセージを届けてくれる。
朗読:オダギリ・ジョー
音楽:藤原ヒロシ
NHKハイビジョンで昨年7月(10月に再放送)オンエアされて好評だった番組『
アラスカ 星のような物語〜写真家・星野道夫 はるかなる大地との対話〜』に、新たに星野さんの写真や直子さんのインタヴューなどを加えて再編集した作品ということですが、2時間のハイビジョン版は本編前後に都会に暮らす若者のエピソードが芝居として挟み込まれていて、それほど長い時間ではないものの、語り過ぎという感じで不必要に思っていました。
本番組はハイビジョン版の半分の長さですが、エッセンスがギュッ!と濃縮されて、意識を集中して途切れずに視聴するにもほど良くまとまった作品でしょう。
なお、星野氏の日記の公開が、今回初めて許可されたそうです。
先のオンエアや
DVD作品同様、ナレーションはオダギリジョー氏。
以下、1月にオンエアされた時の番組紹介。
お正月特番の番宣ということもあって、かなりのヴォリュームがありましたネ。
アラスカ。手つかずの自然が残る地球上でも数少ない場所。四季折々の表情を持ち、多くの貴重な野生動物や植物が生き続けるこの土地の魅力を私たちに伝えてくれた、ひとりの写真家がいる。星野道夫、享年44。
星野は26歳からの18年間をアラスカで暮らし、暖かな目線で切り取られたかつてないアラスカの姿は、人々を魅了し、専門家からも高い評価を受けた。星野はまた、ひとり自然と向き合い写真を撮りながら、多くの文章を残している。それは自然への畏怖であったり、古き良き時代へのノスタルジックな思いであったり、私たちへのなぐさめや、暗い道を照らす希望の光のような言葉の数々である。
18年間に渡る旅路の中で、星野はいかにして、宝石のような写真と哲学的にまで昇華した言葉を手に入れることができたのだろうか。この番組では10か月に渡って星野が撮影した場所を訪れ、星野の記念碑ともいうべき写真の数々や、そこで記された言葉、そして今回初めて公開が許された日記と共に、星野の18年の足跡を辿っていく。

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