ハリケーン・カトリーナの被害などのからみもあり、きっと無理だろうと思いつつ、もう一縷の望みも叶わないのでしょうか?
残念なニュースが入ってきました。(;_;)
米上院、北極圏野生生物保護区での石油採掘認める法案可決
米上院は3日、アラスカ州の北極圏野生生物保護区(ANWR)での原油採掘を認める法案の採決を行い、民主党が予算案の観点から抵抗したものの、小差で可決した。(ロイター)
ニュース全文
▼賛成派の言い分
石油開発をすれば、政府は24億ドルのリース収入を得られる。
輸入原油への依存度を軽減でき、数千人の新規雇用が見込める。
今回は上院で可決された訳ですが、石油採掘に関する予算の削減案が出ており、こちらに関してはまだ承認が降りておらず、上下両院での見通しは立っていないとのこと。
アメリカの議会システムが分からないのですが、予算削減案は個別の事項毎ではなく、全体的に話し合われるのでしょうか?
ロイターのニュースの中には『下院では、ANWRでの採掘を認めると同時に、低所得者層向けの食料補助や医療扶助など政治的にセンシティブな問題でも予算削減を求めている』と書いてありました。
『
石油開発か自然保護か 揺れるアラスカ北極自然保護区』
http://sky.ap.teacup.com/lummox/142.html
『
拝啓ブッシュJr.さま』
http://sky.ap.teacup.com/lummox/132.html
『
ANWRが危ない!』
http://sky.ap.teacup.com/lummox/68.html
上記でも色々したためました。
ブッシュJr.がいくら「環境的に責任あるやり方で開発する」と声高に言ったところで、
京都議定書すら批准していない国なのです!!
環境云々を言う資格があるのか?と問いたくもなります。
ワシントンD.C.から見たアラスカは、距離的にも政治的にも遥か彼方で、まさしく温度差があるのだと思います。
余談ながら、実際のところアラスカン達もワシントンD.C.の方は向いていないように思います。(^^;;)
既に自然に根ざして生活しているネイティヴはごく僅かな訳で、多くの人たちは石油開発に伴い、生活が潤うことの方が見込まれるという点から言えば、ワシントンD.C.寄りかも知れませんが、まずはアラスカンであり、次にアメリカンというのがアラスカン・ウェイのようです。
環境破壊になろうが、きっと別世界の出来事としか捕らえられない人たちが、何をしようとしているのか…。
この計画が実際に動き出す前に、今一度見直してもらいたい。
そう願って止みません。

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