実は最近、また英語のクラスに通い始めました。週に1回2時間半のクラス。少人数でレベル的にもちょうど良い感じ、先生もプロフェッショナル、とかなり気に入っているのです。前半はひたすらボキャブラリーの増強と発音の練習をします。
例えば、
「"produce"という単語、2つの意味を言いなさい>○○」
(「アクセントが前に来たら名詞でフルーツや野菜などの生鮮食材。アクセントが真ん中の時は『作る』という動詞」というふうに答えるのがパーフェクト・アンサー)
とか
「"mess"の類語を知っているだけ言いなさい>△△」
(この場合は[disorganized]という説明と、前回習ったイディオムの[sixes and sevens]が出てくるかが狙いだった様子)
とか
「”スティール”2通りの綴りと意味を答えなさい>◇◇」
(これは[steal] to take something without permission、
[steel] a kind of metal …というふうに答えられればヨシ)
というようにバンバン指名されるのです。あるいは先生が
「cut, but, match,some,…同じ[ア]の発音を含む単語を続けて」
と全員(と言っても10人未満)順番に答えさせることもあり、
気が抜けません。おまけにすごいスピード感。メモを取るヒマもないくらいです。せっかく聞いても覚えられないかも〜〜〜。ああ、新鮮な脳細胞が欲しい。
そんな前半の授業は飛ぶように過ぎていくのですが、休憩を挟んだ後半がくせ者。私の苦手なストーリーの時間なのです(涙)。
こちらは先生が突然
「There was a man and a woman in the dusk....(夕暮れ時、一人の男性と一人の女性が歩いていました…)」
と話し始め、あっけにとられていると
「ライトをつけている車も、まだつけていない車も走っています。場所は町中。女性は歩道から一歩車道に踏み出しました。その時、後ろから鋭いタイヤのキキーッという音がして、すぐにクラッシュ音。ハイ」
え?
『ハイ』って???
きょとんときょろきょろしていたのは新入りの私だけ、周りのみんなはサッと紙に向かうではないですか。今のは今日のストーリーの導入部分、あとは自由に続きを書きなさい、というわけなのでした。与えられた時間は10分間!ひぃぃぃぃぃ、大変。どうしよう。しかも辞書の使用は禁止だそうです。ぐわーん。いつも辞書に頼りっきりで文章を書いているというのに、どうしましょう。
ともあれ、何とか考えなくちゃ。ええと、轢かれた女は気付いたら真っ白な部屋に寝かされていて、そこは60年後の未来だった、とか…。必死に頭をひねってなんとかかんとか筆を進めること10分、時間切れ。
「ハイ、じゃ、端の人からどうぞ。」
・・・なんと全員がみんなの前で読まされるのです。一人目の人が読み始めました。
「…後ろから来た車はライトをつけていなかったので、彼女には見えませんでした。車の方からも彼女が見えず、車はまっすぐ彼女にぶつかり、降りてきた運転手と一緒に歩いていた男性は一緒に救急車を呼び…」
こんな感じ。次の人も大体そのような流れです。
ハ、ハズしたぁ
読めてなかった私、どうしよう。ああ、自分の番が回ってきちゃった。先生に言いました。
「あの、実は私、よく主旨がわかっていなくて…」一人
SFに走っていました(爆)。先生は優しく
「それでもいいのよ。」とおっしゃって、とにかく読まされたのですが…なにしろ
恥ずかしかったです。そうか、現実的な話を書くのねぇ。でも聞き終わった先生は「とてもよかった、是非続きを読みたいので宿題で。」と。ああ、もうイヤですぅ。だって、その後のことなんて何も考えられなかったし。大体こういうの苦手なんですよ。
そして次の週。今度は
「10代に戻ってバレンタインデーのロマンティックなストーリーを書きなさい。」
これまたどうしてこんなテーマばっかりなのよーっ!と暴れたくなります。まあ、とにかく書かなくちゃ、書かなくちゃ、参ったなあ・・・
(10分経過)
発表の時間になり、一人、また一人、聞いてる方が赤面するようなロマンティックストーリーを発表。そんな中で私の書いたショートストーリーはこんなんでした。
「中学生の私はボーイフレンドにプレゼントするためのチョコレートを作っていました。初めてのことで、本と首っ引き。意外と難しくて、試行錯誤しているうちに汚れは飛び散り、道具や型は散らばり、長い時間キッチンを占領したので、母親に叱られ、家族の機嫌が悪くなり、大げんかになってしまった。翌日、チョコレートを無事に渡した私はBFにキッチンの片づけを手伝ってもらうことにした。」
・・・わっ、私だってこんな物語書きたくて書いたわけじゃないのに。10分間で苦し紛れにひねり出したらこんなになっちゃっただけなのに、先生の非情な一言。
「あまりロマンティックな話じゃなかったわねぇ、全然。(爆笑)」
先生、文章の中に矛盾があります。。。
そんなこんなでとにかく苦労している最近の私なのであります。今週もがっちり宿題が出てまして。
・(例をいくつか出され)同じ発音の音を含む単語をそれぞれ4つ以上集めなさい。辞書はなしよ。(出された例が多すぎてボキャブラリー使い切っちゃってる!)
・雪の州立公園で経験したアドベンチャーというテーマでストーリーを書きなさい。
・新聞か雑誌の記事を読んで自分の言葉で内容を紹介しなさい。
Englishの授業、大っきらい!と言い切るブーの気持ちがわかる。。。
それにしても、日本人って「知識は」あるのに活用できないのかな。だって、ヨーロッパ系の生徒なんか、授業中の質問で「”This”と”These”の違いを教えてください」なんて質問していながら、ストーリーを書き始めるとサラサラと裏表にぎっちり書いちゃうんですよ、10分間で。信じられましぇん(涙)。
*****
さて、今日は画像がないので…使い道に困っていた「横切るモノいろいろ」シリーズその1を公開
横切るモノその1

ご覧の通り
バイクトレールを横切ってます。

いきなり駆け足なんかしちゃってかっこよかったな。

おかげさまでまた素晴らしいポジションをGET!いつもありがとうございます!
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